特別企画

タミヤのRCカーに挑戦! コースで練習を重ね自分の走りの改善点を見つける

ハンドリングを改善! 他の人達と混じって走ってみる!!

 この日は晴れてはいるものの、強風という生憎のコンディション。午前中に到着すると、既に4名ほど走っている人がいた。前回雨天での単独走行と違って、見るからに慣れたドライバーの人達と一緒に走る事になる。

 人見知りな筆者はそれでも何とか積極的に挨拶して一緒に走らせてもらった。ドライバーの方達は「気にしないで走ってください」と言ってくれた。

【初心者向けへの配慮】
コースにも初心者向け、マナーへの注意書きがある

 新しいセッティングでのマシン。しかしいきなりの第1コーナーで転倒してしまった。これは、パーツを変えてコーナーリングにキレが出た結果、逆に今度は車幅を拡げた効果が打ち消された為ではないかと思われる。

 どこかを良くすると、それによってこれまでのバランスが崩れる事がある。実車の世界でも良く言われる事だが、チューンナップはトータルバランスという事を実感した。そこで、前回はアクセル全開で進入していたカーブの緩いコーナーも、レースの基本「スローインファーストアウト(ゆっくり減速してコーナへ侵入し、立ち上がりで加速)」を守って、メリハリを付けて走る様に意識する。すると、直線であまり蛇行せず、順調に周回出来る。

 ステアリングのキレが良くなった点はハンドリング感覚の上で新しい感覚になれる必要があるが、直線の安定性はこれまで以上に走ることの楽しさを増してくれた。セッティングがちゃんと走りの感触として実感できるところは、RCカーならではだ。手を掛けるほど性能が上がっていくという実感は面白い。

 一方で、他の人達と一緒に走る、という課題の方は難しい。やはり、後ろから近付いてくる影を見ると「上手く抜かれなくては!」という意識が強く働いて、挙動不審になってしまう事が多かった。かえって抜きづらくなってしまったかもしれない。こればかりは場数を踏まないといけなそうだ。他の人達と走るのは緊張する。そのため自分の走りやマシンの挙動に思ったよりチェックが甘くなってしまった。

【タミヤのRCカーに挑戦! 他のドライバーとの走行】
どうしても他の人の車が近づくと、相手の邪魔にならないように気にしすぎて、自分の走りが乱れてしまう。それは逆に抜きにくくなってしまうため、克服課題だ

 しかし夕方近くなって、10分ちょっと単独で走る事になったのだが、自分でもかなりスムースに走れる様になった実感があった。これは、自分のマシーンの前後も気にしながら走った事が、結果として操縦技術を向上させてくれた結果ではないかと思う。新しいマシンのセッティングにもだいぶ慣れたという実感が得られた。

【タミヤのRCカーに挑戦! セッティングにも慣れてきた!】

手応えを掴んで振り返る。初心者がサーキットへ行くにあたっての心構えとは

 何回かサーキットでの練習を終えて、壁にぶつからずに周回を重ねられるようになってきた。

 今振り返ると、「いきなりサーキットで練習」はちょっと無謀であったかな、とも思う。やはり初心者がサーキットへデビューする前に、多少操作に慣れた方が良かったとおもう。具体的には、家の中で車輪を浮かせてステアリングを操作してみたり、廊下など広い場所で、真っ直ぐ走ったり止まったりする練習はやっておくことでマシンの挙動や、まっすぐ走らせるためのコツがつかめる。こういう練習はを積んでおくことで、サーキットでの限られた時間を有効に使えると感じた。

 また、やっぱりうまい人と走るとどうしても緊張してしまう。「初心者優先」、「誰でも最初はヘタ」と自分に言い聞かせても、「迷惑を掛けたくない」と思ってしまう。走る前の挨拶やぶつかったときは声を掛けて謝るなど、そういう気遣いは必要だと言うことはよくわかった。

 筆者自身はやはり初心者向けの環境として、「タミヤRC LIVE」で紹介された「タミヤRCサーキットチャレンジ」のような初心者向けイベントを筆者の近くでも開催して欲しいと思った。タミヤRCサーキットチャレンジ」は初心者を集めてのイベントであり、番組を見ていて、参加しやすいと感じた。現在は新型コロナの自粛もありこういったイベントが少なくなっているが、今後自粛が解除される中で開催されるであろうイベントが都内でも開催されるならば、参加してみたいと思う。そして練習を積んだ上で公式レースにもエントリーしていきたい。

【タミヤRCサーキットチャレンジのご紹介とタミヤRCハイテク講座】

 今回感じたことはサーキットで走るのはやはり楽しいし、そのためにもドライバー達の輪に入るという一歩を踏み出すことで、得るものは大きいと言うことだ。今後さらに練習をして、運転技術を向上していきたい。また、アプローチも増やしていきたいと考えている。こういったアイディアも今後お伝えできればと思う。

コミカル アバンテでどう楽しむか、色々なアプローチもしていきたい