特別企画

「ナーフ史上最長の飛距離 36m」を実現した新シリーズ「ULTRA」全部見せます!

スライドアクションのハンドガン「ナーフ ウルトラ 5」

実売価格:2,299円(税込)
装弾数:4発
使用電池:なし
パッケージサイズ:35.6x24.8x6.7cm
重さ:300g

 ナーフのコッキング方式としてスタンダードな手動スライドアクションを採用したハンドガンがウルトラ 5だ。オートマチック拳銃のように片手で銃の上部にあるスライドを引いてから戻して撃つので、リアルなギミックを楽しめる。装弾数は4発のインナークリップ式となっている。スライドアクションなら、ナーフ ウルトラ 3のように、コッキングに時間がかからないので連射も思うがままだ。素早いスライド操作をすれば、一瞬のうちに4発をマトに叩き込むこともできるぞ!

 デザイン的には全体的にはまとまりもあり、グリップ部分にメリケンサックって感じのハンドガードもあって、なかなか面白いと思う。こういったトガったデザインがあるのも、いかにもナーフらしい。どうせなら、スイッチをおすとナイフみたいのが飛び出て、ガンソードみたいに使えたら面白いのに……。ただ、グリップはハンドガードのせいでちょっと握りにくくなるので、手の大きい人は注意が必要だ。不要なら、ハンドガードを削除すれば、ものすごく使いやすいハンドガンとして生まれ変わるだろう。

なんとなくバレルの下から剣が飛び出てもおかしくないようフォルム「ナーフ ウルトラ 5」、実売価格:2,299円(税込)
ウルトラ5の特徴ともいえるハンドガードだが、わざわざ指を入れるのはちょっと面倒

 そしてナーフ ウルトラ 5一番の売りは初速! 実際に測ってみたら、何と33MPSを叩きだしてくれたので、ちょっとわが目を疑った。パワーなら確実にトップクラスといえる。コイツを持ってジュドー・アーシタと戦えば、きっと「まずい! パワーがダンチだ!」とか言わせてやることができるだろう(希望的観測)。

【【NERFレビュー】ウルトラ5(ULTRA5)】

本格的なボルトアクションが楽しめるスナイパーライフル「ナーフ ウルトラ ファラオ」

実売価格:6,073円(税込)
装弾数:10発
使用電池:なし
パッケージサイズ:91.44x29.84x7.94cm
重さ:1.26 Kg

 ULTRAシリーズのライフル型ブラスターが、このウルトラ ファラオだ。「ナンバリングはどうしたんや!」とツッコミたい人もいるかもしれないが、ナーフは最初に決めたお約束に突然飽きるという法則があるので、気にしてはいけない。

 さてまずはデザイン部分に注目してほしいのだが、基本スナイパーライフルでありながらもマズル部分にマズルブレーキらしき意匠もあるので、対物ライフル的な立ち位置もあるだろう。また、付属のULTRAダーツが、特別な金色のモデルとなっているので、特殊なライフル弾を撃っている気分になれるのもいい!

まさに対物ライフル的なフォルムの「ナーフ ウルトラ ファラオ」、実売価格6,073円(税込)
大型のマズルブレーキがファラオのパワーを象徴しているかのようだ

 ファラオで一番嬉しいのは、ボルトアクションギミックだ。通常のナーフは横に引くだけのブラスターが多いが、このファラオは、ちゃんとボルトを一度上げてから引いて、また戻して下げるというリアルなアクションを楽しめる。また、取り外しはできないがスコープもきちんとついているのも嬉しい。さらにバレルの先端にはマズルブレーキもあるので、スナイパーライフルどころか、対物ライフルくらいのパワーを感じるだろう。コイツを手にすれば、「ソード・アート・オンライン」でシノンがバレットを手にいれた時のような興奮がわかるかもしれない。それほど、完全にスナイパー気分を味わえるブラスターということなのだ。

 また、普通に銃としての性能も高く、ULTRA初のマガジン式で10発装弾できる。ライフル系は、6発とか少なめの装弾数であることが多いので、かなり嬉しい。さらに、ストック部分にマガジンキャッチがあるので、別売されている10連マガジンを買えば、さらにパワーアップだ!……ただし、日本ではまだ発売されてないので、ハズプロジャパンさんお願いします!!

そして気になる初速だが、何と33MPS前後出せる。パワーだけならナーフ ウルトラ 5と同じだが、バレル内の干渉抵抗で減速しての数字なのが心強い。命中精度でいえば、バレルがあるぶん確実にナーフ ウルトラより上だろう。もちろん、コッキング面では、リアルなボルトアクションであるぶん素早く行うには相当慣れが必要だ。だが、お座敷シューティングで、並べたマトをひとつずつ確実に当てていくのは、とっても楽しくて、なんだかオリンピックの選手にでもなったような気分が味わえるだろう。

【【NERFレビュー】ウルトラファラオ(ULTRAPharaoh)】

マガジン式の電動サブマシンガン「ナーフ ウルトラ AMP」

実売価格:4,936円(税込)
装弾数:6発
使用電池:単3電池x6
パッケージサイズ:44.45x27.3x6.67cm
重さ:1.06 Kg

 ナーフで人気のある電動サブマシンガン「ストライフ」のULTRAバージョンともいえるのがウルトラ AMPだ。デザイン的に完全にサブマシンガンタイプなのでカッコイイし、フォアグリップもついているからMP5などのように撃てるのが楽しい。単三電池6本が必要なので重さこそ感じるが、二丁サブマシンガンみたいな使い方をしても気分よく撃ちまくれるだろう。初速も29MPS前後出せるので、なかなか優秀だ。

 また、ULTRAシリーズにしてはカスタム製に優れており、上部にナーフと共有のタクティカルレールがあるだけでなく、ナーフ共有のストックアダプターもついている。白いストックを持っていれば、ぜひ付けてほしい。

両肩に吊りたくなるような、お手頃サイズのサブマシンガン「ナーフ ウルトラ AMP」、実売価格4,936円(税込)
ウルトラマガジンは共用なので、たくさん持ってマグチェンジしたいところ

 ただ残念なのが、ウルトラ AMPの装弾数の少なさだ。基本的にマガジン式なのはメリットなのだが、装弾数がたったの6発なのは厳しい。だからナーフ ウルトラ ファラオの10連マガジンを流用するか、アメリカから予備マガジンを入手したいとろである。なので、クドいようですが、ぜひとも別売りマガジンを、日本でも早く売りに出してほしい!! じゃないとULTRAシリーズ流行らないかもよ!

【【NERFレビュー】ウルトラAMP(ULTRA AMP)】

電動アサルトライフル「ナーフ ウルトラ ドラード」

実売価格:6,999円(税込)
装弾数:12発
使用電池:単3電池x6
パッケージサイズ:63.5x高さ26.7x 奥行き76cm

 ULTRAダーツを発射する電動アサルトライフルとして開発されたのがこの「ウルトラ ドラード」だ。見た目だけでいえば、キャリングハンドルやストック、フォアエンドなどのデザインが凄くまとまっていて、かなりカッコイイブラスターかもしれない。なんというか、未来の海兵隊が使うアサルトライフルといったイメージ。以前紹介した「エイリアン2」の「M41パルスライフル」に通じるワクワクを感じる。なお、商品はトイザらス限定となる。

 なお、ビジュアルがアサルトライフルだが、装弾方式はマガジン式ではなく、ウルトラ 2と同じ後込め式のシリンダーとなる。装弾数は6発で、バレル上部にダーツホルダーの6発と合わせると合計12発を持ち歩ける。ウルトラ 2と聞くと、また音がうるさいのかと思いきや、同じ単三電池6本を使っているのに音は格段に静かになっているのが嬉しい! ただし、静かになったぶんパワーが低めなのか、初速としては26MPS前後に落ちている。とはいえ、26MPSあれば、十分すぎるパワーだ。

近未来的なアサルトライフルを想起させる「ナーフ ウルトラ ドラード」実売価格6,999円(税込)
バレル下部のフォアエンドを持つと射撃が少し安定するかも

 ただ、命中率という意味では、少し弾が暴れ気味だった。構え方などの問題かもしれないので、熟練の海兵隊気分で、ガッツリとブラスターをホールドして撃てば、ちゃんと当たるかもしれない。とはいえ、アサルトライフルは弾をばらまくのが楽しい部分もあるので、気にせず「ヒャッハー」と叫びながら、トリガハッピーになでもなって楽しもう!

 なお、アメリカではウルトラ ドラードは発売されておらず、色違いの「Nerf Ultra Scream Machine」というバージョンが出ている。ちょっと変ったULTRAシリーズが欲しい人は、個人輸入してもいいかもね!

【【NERFレビュー】ULTRAドラード(DORADO)】

 ナーフファンが増えない理由のひとつに、「ブラスターの性能に満足できないこと」があると思う。そりゃ、せっかくトイガン買ったのに、的に当てられないなんてツマラナイに決まっている。また、電動ブラスターを買ってうるさく感じる人もいるだろう。だから、ちゃんといいナーフを買わないと、1丁で止めてしまのではなかろうか。

 だから、そんなナーフの面白さを味わったことのない人たちには、ぜひULTRAシリーズをオススメしたい。どのブラスターにも、メリットやデメリットはあるが、どのブラスターも、極端にハズレはない。 だから、もし今回の記事を読んで興味を持ったら、なんでもいいからぜひ1丁買って、「ナーフって当るし意外と強力なんだ」というのを体感してほしい。そううれば、スポンジ系トイガンの面白さを判って貰えるはずだ。ただし、通常のナーフより強力なので、もし対人戦をするならちゃんとアイウエアを使ってほしいので、そこんとこヨロシク!(昭和かよ!)