特別企画

ガンプラ「HGUC キュベレイ」をグラデーション塗装!

ツヤ出しで女性らしい曲線美をさらに魅力的に

【HGUC 1/144 キュベレイ】

発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2015年12月19日

価格:1,980円(税込)

 ガンプラ「RG 1/144 Hi-νガンダム」の発売が9月の大きなトピックとなっています。「Hi-νガンダム」といえばフィン・ファンネルとシールド部分にグラデーション塗装を施したデザインが特徴の一つです。RGではパーツ分割による色分けのため、残念ながらグラデーションは廃止されてしまいました。RGにおいても再現が困難だったように、このグラデーションという表現方法は素組のキットではできない、塗装ならではの特別な表現方法ではないかと思います。

 そこで本記事では、ガンプラ「HGUC 1/144 キュベレイ」にグラデーション塗装を行い、その魅力を引き出していこうと思います。

「HGUC 1/144 キュベレイ」をグラデーション塗装していく

 今回は「HGUC 1/144 キュベレイ」にグリーンを基調としたグラデーションにて塗装していきたいと思います。本来キュベレイというモビルスーツはホワイトとピンクを基調としたカラーリングです。しかし、同系統のサイコミュ搭載機である「エルメス」や「クィン・マンサ」といった機体は、グリーンを基調としたカラーリングを採用しています。そこに連なるキュベレイにもグリーン系の塗装を施してみても面白いのではないか、というわけで今回はピンク系のカラーをグリーンへと変更しつつグラデーション塗装を施していきます。

 まずはキットをこれまで通り仮組しました。大型の肩部アーマーが目を引く曲線の美しいフォルムとなっています。

素組でも完璧な色分けとなっており白色パーツは表面が艶出し加工となっています。

塗装スタート。下地からの塗り重ねで美しい仕上がりを目指す

 仮組後は各部ゲート処理、合わせ目消し、エッジのシャープ化、サフによる傷チェックを行なっていきます。ここまでの作業が完了すればメインの塗装作業です。まずは外装のメインとなるホワイトのパーツ以外から塗装していきます。

今回使用する塗料です。白色パーツは白下地にパールコートを行い、クリアグリーンでグラデーションを入れました。その他のパーツついては黒下地からシルバーで塗装し、関節色はそのままで、その他は各色でキャンディ塗装としています。
白パーツ以外は下地に BORN PAINT(ボーンペイント)の「アンダーブラック」で塗装していきます。
「アンダーブラック」塗装後はガイアカラーの「スターブライトシルバー」で塗装します。下地色の「アンダーブラック」は平坦度が高いので「スターブライトシルバー」の輝きを十分に発揮することができます。関節色はこのままで塗装完了とし、その他のパーツはキャンディ塗装にしていきます。
ピンク色の成型色となっていたパーツはクレオスの「GXクリアグリーン」にてキャンディ塗装を行ないました。鮮やかなグリーンがとてもきれいに仕上がりました。
パープルの成型色となっていたパーツはクレオスの「GXクリアグリーン」と「GXクリアブラック」を2:8の割合で調色し、緑がかった黒色に仕上げました。
ブルーの成型色となっていたパーツはガイアカラーの「クリアーイエロー」にてキャンディ塗装を行ないました。黄色みの強いゴールドに仕上がっています。
クリアカラーを塗装したパーツはトップコートとしてガイアカラーの「EXクリアー」を塗装しています。これにより、塗膜の保護とより表面を滑らかにしています。

 ここからは白色パーツの塗装をしていきましょう。白色パーツは白下地にパールコートを行い、クリアグリーンでグラデーションを入れていきます。

最初に BORN PAINTの「ビギニングホワイト」にて下地塗装をしていきます。「アンダーブラック」と同様に高い平坦度があります。
次にクレオスの「Mr.クリスタルカラー ターコイズグリーン」にてパールコートしていきます。見る角度によって色味の違う輝きになりました。

 いよいよ本命のグラデーション塗装に取りかかります。グラデーションとは、はっきりした色分けではなく、徐々に色味を変更していく塗装方法になります。グラデーション塗装を行なうには、エアブラシが必須です。塗料をグラデーションさせる箇所に薄く吹き付けて徐々に変化が見られるようにします。今回は、外装部となる白色パーツの端部に、クレオスの「GXクリアグリーン」を用いて緑色のグラデーションを入れていくことにしました。

ここからはメインとなるグラデーションを入れていきます。クレオスの「GXクリアグリーン」を遠い距離から少しずつグラデーションをかけていきます。この時は一度に色を乗せようとせず、繰り返し塗装していきます。
グラデーションを吹き終わりました。淡いグリーンがいい感じに仕上がりました。
グラデーション色が塗装できたら、キャンディ塗装と同様にトップコートとしてガイアカラーの「EXクリアー」を塗装しています。

 通常の光沢仕上げであればここまでで完了してしまって問題ありませんが、今回のキュベレイはグラデーション塗装を行なったパーツをより強調したく思います。そこで、コンパウンドを使用し、より光沢感を増していきましょう。

左側がコンパウンドによる研磨前、右側がコンパウンドによる研磨後のパーツです。コンパウンドにより研磨した方が照明をよりはっきりと照明を反射していることが分かると思います。