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池田芳正氏、TCG「ゲートルーラー」への完全復帰を宣言。第5弾発売を表明

【ゲートルーラー】

12月28日発表

 TCGクリエイター池田芳正氏は12月28日、大遊のTCG「ゲートルーラー」プロジェクトへの復帰を宣言。大遊の全株を池田氏自身が購入することで全権を掌握し、「ゲートルーラー」は第5弾ブースター以降も発売していく方針を発表した。

ゲートルーラーを終了させないため、㈱大遊の全株を池っち店長が購入。第5弾以降も発売することを発表!

 ゲートルーラー公式サイトが掲載したリリース「ゲートルーラーを終了させないため、㈱大遊の全株を池っち店長が購入。第5弾以降も発売することを発表!」では、池田氏自身が、池田氏らしい筆致で、自身が再び「ゲートルーラー」開発・運営の主導権を握り、第5弾以降も継続してサービスを続けていくことを明らかにしている。要約すると以下の通りだ。

・旧運営は次に発売される第4弾の発売でサービス終了の決定を下していたが、私(池田氏)が会社を買い取ることで、規模は小さくなるものの第5弾以降もサービスを継続する。

・アンチ対策は必要と判断するが、専門家に任せる。ネット事件に強い専門の法律事務所に調査と対応の業務を依頼しており、悪質で法的にも問題があると考えられるアンチに対しては、法律事務所から警告が送られる。

・英語版の売上げは好調で、日本語版の数倍になっている。2022年には中国版の販売も予定しており、それらの海外売上げだけで継続できる。

 池田氏からの現在の状況に対する決意表明ともいえる文章であり、今後、「ゲートルーラー」はインディーズ的な作品となるが、池田氏の意向が100%反映されるため、「『池っち店長の作風100%の作品』となり、ダメな人はダメだが、ハマる人はハマり、その濃さ、面白さは底抜けの爆弾めいた作品になる」(公式サイトより引用)とのことだ。

 池田氏の宣言通り、今後の「ゲートルーラー」は、より池っち店長テイストの濃い、インディーズ的なTCGになっていくのであろう。広報も再び池っち店長が担当するとのことであり、自らが生み出した「ゲートルーラー」を再び自分の意のままにできるようになった池っち店長が、苦境に立たされている国内市場の状況をどう打破していくのか、今後の展開に期待したい。