特別企画
ガンプラ「HGUC 1/144 ズゴックE」を夏色塗装!メルト柄マスキングシールでキュートに仕上げる
2022年7月14日 00:00
- 【HGUC 1/144 ズゴックE】
- 発売日:2003年8月下旬
- 価格:1,320円(税込)
今回は「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」より、ズゴックEの作例を紹介します。使用するキットはBANDAI SPIRITSから発売中のプラモデル「HGUC 1/144 ズゴックE」です。7月に入り夏本番ということで、今回はこのジオンの水陸両用モビルスーツをアイスクリームのイメージで涼感あふれるカラーリングに仕上げます。
劇中序盤に登場したジオン水泳部のMS
今回制作する「HGUC 1/144 ズゴックE」は1989年に発売されたOVA作品「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場する試験用MSです。ジオン公国での統合整備計画の一環で開発された機体でズゴックの地上運用後に発覚した問題点を克服するために開発されました。一年戦争の末期に少数の機体が量産配備されています。
「HGUC 1/144 ズゴックE」を夏色に全塗装
今回の作例ではズゴックEを夏をテーマにしたカラーリングへと全塗装していきます。お題はアイスクリーム。下半身をコーンに見立てて、上半身を青と黄色のクリーム風に。青と黄色の境界はメルト柄でクリーム同士が溶け合ったように仕上げます。まずは仮組でキットを組み立ててみました。
合わせ目消し&肉抜き穴埋めの加工で完成度アップ
本キットは2003年に発売されたこともあり合わせ目が数多くみられます。そのため、今回は合わせ目消しを重点的に加工していきます。合わせ目消しを行なうにあたり、一部のパーツは塗装後に取り付けができるよう後ハメ加工も行ないました。
後ハメ加工が完了したら合わせ目消しを行なっていきます。今回は流し込み接着剤であるクレオスの「Mr.セメントSPB(ブラック)」を使用して合わせ目を消しました。
合わせ目消しが完了したら、次に爪パーツの肉抜き穴を加工します。今回はウェーブのポリパテ「パテ革命 モリモリ」を使用して肉抜き穴を埋めました。
ここまででキットの加工は完了です。塗装に入る前に一度パーツを洗浄し、塗装用の持ち手にクランプしていきます。
「メルト柄マスキングシール」で独特なカラーリングを実現
それでは塗装を行なっていきましょう。今回は夏色塗装ということでアイスクリームをイメージした塗装を行なっていきます。まずはABSが使用されているパーツに「フィニッシャーズ マルチプライマー」を塗布しておきます。これにより溶剤の浸食が原因となる割れを防止していきます。下地を塗布したら全体に下地色として「ガイアノーツ サーフェイサーエヴォ」を使用して塗装していきます。下地色が塗装完了したら、仕上げ色を重ねていきます。まずはアイスクリームの一段目としてイエローを塗装していきます。イエローには「GSIクレオス Mr.カラー イエロー」を使用していきます。
今回の作例ではメルト柄塗装を行なうための専用アイテムであるハイキューパーツの「メルト柄マスキングシール」を使用して塗装を行なっていきます。
マスキングが完了したらアイスクリームの2段目としてブルーを塗装していきます。ブルーには「ガイアノーツ サイバーフォーミュラカラー コバルト(2)」を使用して塗装していきます。
ここまで塗装が完了したら、後は下半身パーツをアイスクリームのコーンをイメージして「GSIクレオス Mr.カラー タン」で塗装し、爪パーツ等の内部機構には「ガイアノーツ ニュートラルグレーIV」を塗装します。最後の仕上げとしてつや消しトップコートを塗布すれば完成です。
夏をイメージしたカラーでズゴックEを爽やかな佇まいに
それでは完成したズゴックEを見てみましょう。
メルト柄により、カッコイイMSではなく可愛いMSに仕上がりました。
いかがでしょうか。設定どおりにかっこよく作るのもいいですが、こういった可愛い塗装をしてみるのも楽しいのではないでしょうか。ガンプラは自由に楽しめるものだと思いますのでオリジナル塗装にチャレンジしてみてください。
工程 | 使用塗料 |
下塗り | フィニッシャーズ マルチプライマー |
下地色 | ガイアノーツ サーフェイサーエヴォ |
上塗り | GSIクレオス Mr.カラー イエロー |
上塗り | ガイアノーツ サイバーフォーミュラカラー コバルトブルー(2) |
上塗り | GSIクレオス Mr.カラー タン |
上塗り | ガイアノーツ ニュートラルグレーIV |
トップコート | GSIクレオス Mr.カラーGX スーパークリアーUVカット<つや消し> |
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