特別企画
「ポケプラ BIG コイキング」を偏光塗料で色違いの金コイキングに!
見る角度によって色が変わる、おめでたい仕上がり
2022年1月11日 00:00
- 【ポケモンプラモコレクション BIG 01 コイキング】
- 発売元:BANDAI SPIRITS
- 価格:3,520円(税込)
皆さんは偏光塗料というものをご存じでしょうか?偏光塗料とは通常のメタリック系塗料と違い、見る角度によって色が変わる性質を持つ不思議な塗料です。偏光塗料は様々な塗料メーカーから発売されており、これら塗料を塗るだけで簡単に色の変化を楽しむことができます。
今回はガイアノーツから発売中の偏光塗料「プリズムメタリック」の2色を使用して「ポケモンプラモコレクション BIG 01 コイキング」を新年らしく、おめでたい金色に塗装していきます。コイキングは「ポケットモンスター」において色違いポケモンとして希少な金色の個体が存在します。ゲームなどでは黄色のようにも見えますが、偏光塗料を用いてその艶やかな黄金のボディを再現しました。
見る角度によって色が変わる偏光塗料
今回の塗装で使用する偏光塗料について紹介していきましょう。偏光塗料とは見る角度によって色を変える変わった塗料です。今回はガイアノーツより発売された偏光塗料である「プリズムメタリックオレンジライトグリーン」と「プリズムメタリックレッドパープル×レッドゴールド」を仕上げ色に使用していきます。
また、偏光塗料を扱う注意点として、その特性から塗膜を平たんにすることが求められるため、塗装にはエアブラシが必須となります。
「ポケモンプラモコレクション BIG 01 コイキング」を偏光塗料で塗装する
それではコイキングを制作していきましょう。まずは全体の様子見るために素組を行なっていきます。組み立てについては掲載中のレビュー記事をご覧ください。
素組が完了したら一度分解し、塗装がしやすいように加工をしていきます。今回は目のパーツを塗装後にはめ込めるよう後ハメ加工を施しました。
パーツ加工が完了したら各パーツのパーティングラインを処理していきます。パーティングラインはゴッドハンドの「神ヤス」400番で処理していきます。
パーティングラインの処理が完了したら合わせ目消しを行なっていきます。今回は溶剤系接着剤を使用し、合わせ目消しを行なっていきます。
全パーツの加工が完了したら洗浄し、塗装に入っていきます。今回はサーフェイサーにクレオスの「Mr.サーフェイサー 1000(グレータイプ)」を使用しました。
サーフェイサーの塗装が完了したら下地を塗装していきます。下地色はクレオスの缶スプレー塗料「Mr.カラースプレー ブラック」を使用していきます。
下地色の塗装が完了したらついに偏光塗料の塗装です。メインのカラーはガイアノーツの「プリズムメタリックオレンジライトグリーン」で塗装していきます。
ここで、すべてを同じカラーで仕上げてしまうと面白くないので胸びれと尾ひれは違う偏光塗料で塗装してみたいと思います。この部分は、本来はホワイトですが、今回はガイアノーツの「プリズムメタリックレッドパープル×レッドゴールド」を使用します。偏光色が補色となるため、メインのゴールドを引き立ててくれることでしょう。
仕上げ色の塗装が完了したらトップコートを行っていきます。トップコートにはクレオスの「Mr. スーパークリアUVカット 光沢」を使用しました。
トップコートまでの作業が完了したら、より光沢を出すために磨いていきましょう。今回はハセガワの「コーティングポリマー」を使います。ポリマーが表面に薄いコーティング層を作るので、ツヤ出しと塗装面の保護も兼ねています。
コーティングポリマーによる磨き工程が完了したら組み立てて完成です。早速完成したコイキングを見てみましょう。
いかがでしょうか。なかなかに面白い仕上がりになったと思います。今回使用したガイアノーツの偏光塗料は流通限定商品のため、なかなか入手することができませんが、見かけた際はぜひチャレンジしてみてください。
工程 | 使用塗料 |
下地色 | GSIクレオス Mr.サーフェイサー 1000(グレータイプ) |
下塗り | GSIクレオス Mr.カラースプレー ブラック |
上塗り | ガイアノーツ プリズムメタリックオレンジライトグリーン |
上塗り | ガイアノーツ プリズムメタリックレッドパープル×レッドゴールド |
トップコート | GSIクレオス Mr. スーパークリアUVカット 光沢 |
磨き | ハセガワ コーティングポリマー |
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