特別企画
ガンプラ「HGUC 1/144 ガンタンク」を缶スプレーでサンドカラーに全塗装
専門設備がなくても大丈夫!屋外作業で準備も片付けも楽チン
2021年12月27日 00:00
- 【HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク】
- 発売日:2000年1月
- 価格:880円(税込)
皆さんはプラモデルを全塗装するエアブラシやそれに付随した専用ツール・設備が必要だと思っていませんか?確かに雑誌作例等で全塗装されているプラモデルの多くはエアブラシ等を使用して塗装されています。しかし、プラモデルを全塗装するためにそういったツールが必須というわけではありません。
今回はお手軽な塗装手段として缶スプレーを用いた方法をご紹介します。キットとスプレー塗料を用意すれば、屋外で新聞紙を敷くだけで実施できるので、準備も片付けも手間は最小限です。2000年発売のガンプラ「HGUC 1/144 ガンタンク」をエアブラシなしで簡単に全塗装していきます。
今回使用する塗装ツール
今回の塗装で使用するツールを紹介していきましょう。今回は缶スプレーを使用してガンタンクをサンドカラーに塗装していきます。以前の作例で「HGUC 1/144 ガンキャノン」のサンドカラーをご紹介しました。同じくV作戦に属するガンタンクもそろいのカラーとし、地球に降下したホワイトベース隊も余裕があればこのようなカラーリングに変更していたかも、というIFのストーリーを再現してみましょう。
「HGUC 1/144 ガンタンク」を缶スプレーで全塗装
今回はこれまでのガンプラ作成とは違った順番で制作をしていきます。これまでは組み立て後に塗装を行なってきましたが、今回はランナーからパーツを切り出す前にまとめてスプレーで塗装、その後パーツを切り出して組み立てという手順です。この手法はマスキングなどの手間がかからないためお手軽で、塗装初心者の方にもオススメです。
まずは塗装準備として各ランナーを洗浄していきましょう。今回はパーツ単位の洗浄ではないため超音波洗浄機は使用せずに洗浄を行ないます。水を張ったバケツに中性洗剤を入れ、歯ブラシで洗浄を行なっていきます。
洗浄が完了したら塗装色単位でランナーを分割しておきます。今回制作するガンタンクはA1ランナーが多色成型となっているため、塗装色ごとに分割しておきます。
これにて塗装前準備は完了です。それでは塗装に入りましょう。今回は手軽さを重視して、いつも使用している塗装ブースではなく屋外での塗装を実践します。屋外で塗装を行なう際は、塗料が飛び散っても良いように新聞紙等で周辺をマスキングすれば準備は完了です。換気に気を遣わなくてもいいので、ベランダや庭など私有スペースさえあれば気軽に挑戦できるのが魅力です。
缶スプレーで塗装を行なうときは20~30cmほど離れた場所から一箇所に吹き付けすぎないように塗装していきます。この時、一度で仕上げようとはせず、薄く何層も重ねるように塗装していくとムラなく仕上がります。
これにて塗装はほぼ完了です。それでは塗装が完了したランナーを見てみましょう。
それでは組み立てを開始していきましょう。今回は説明書の順番に沿って組み立てを行ないます。まずは車輪部から組み立てを行なっていきます。
しかし、このままではゲートカット跡に塗装できていない面が残ってしまいます。そのため、ゲートカット跡のタッチアップ塗装を行なっていきます。まずは紙コップの中に缶スプレーを噴射し、中の塗料を取り出していきます。
紙コップの中に塗料を取り出すことができたら爪楊枝を使いゲートカット跡に塗料を塗っていきます。
タッチアップが完了したら組み立てを行ないます。今回は先行して塗装を行なっているため、合わせ目消しは行なわず組み立てていきます。
ここまでで、パーツの組み立てはすべて完了です。パーツをすべて組み合わせて完成させていきます。
缶スプレー塗装で手軽に完成!ガンタンク サンドカラー
これにてガンタンクの完成になります。早速完成した姿を見てみましょう。
いかがでしたでしょうか。缶スプレーだけでここまで綺麗に仕上げることができました。缶スプレーは一缶でガンプラ2体分くらいは塗装可能なので複数を全塗装して小隊を組んでみて遊ぶのも楽しいと思います。この記事をきっかけに全塗装にチャレンジしてみてください。
工程 | 使用塗料 |
上塗り | GSIクレオス Mr.カラースプレー ブラック |
GSIクレオス Mr.カラースプレー レッドブラウン | |
GSIクレオス Mr.カラースプレー ウッドブラウン | |
GSIクレオス Mr.カラースプレー タン | |
トップコート | GSIクレオス Mr. スーパークリアUVカット つや消し |
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