特別企画
トミカ新車インプレッション 10月はトミカ新車「アクア」&「セリカXX」が登場!
2022年10月15日 09:00
1981年、2代目セリカXXはスポーティーカーへと路線変更、世界へ打って出る!
トミカプレミアム【14 トヨタ セリカXX】
- 価格:935円(税込)
- スケール:1/62
- ギミック:リトラクタブルライト展開・収納/左右ドア開閉
日本がいわゆるバブル景気に入ろうとしていた1981年に登場した2代目セリカXXは初代がもっていたスペシャルティカーのキャラクターを同時期に発売された“ソアラ”へと譲り、自身はよりスポーティーカー路線へと舵を切ることになりました。
トヨタ2000GTのラインの面影を残していた初代からさらにシャープさを増したエクステリアはリトラクタブルライトの採用で前面投影面積を小さくすることに成功。それによって空力効率をアップし時速200km/hを突破する性能を獲得し当時のトヨタを象徴するクルマとなりました。足回りのセッティングはロータスが担当したこともトピックの一つです。
2代目セリカXXは1981年登場時にソアラと共通の2.0LSOHCと2.8LDOHCの直列6気筒エンジンを搭載。ボディ形状としてフロントノーズが長いのは直6エンジンを搭載するためです。1982年には2.0LSOHCにターボを搭載したものと2.0LDOHC24バルブの2種が登場しました。1983年に後期型になり、1986年で販売終了。輸出時に付けられた“セリカ・スープラ”の名前はその後は“セリカ”と“スープラ”それぞれ別の車種として道を歩むことになりました。
それではトミカになった「トヨタ セリカXX」を見ていきましょう。パッケージアートから判断するとフェンダーミラーがあるところやホイールの形状からモデルになったのは“前期型”でターボモデルではなさそうです。カラーは通常版がホワイト+ブラック(実車ではシティホワイト+ブラックと思われます)、発売記念仕様がガンメタリック+ブラック(実車ではガンメタリック+ブラック:シルエット・トーニングと思われます)、
ホワイト・ブラックのカラーリングは実車ではあまり見かけないパターンだと思います。引き合いに出すとすれば漫画“よろしくメカドック”に登場するXXでしょうか。あちらはドアミラーだったりという違いはありますがイメージとしては一番ピッタリだと思われます。対してガンメタ+ブラックは当時あこがれた方も多かったでしょう、“シルエット・トーニング”を彷彿とさせます。こちらは昭和の有名な刑事ドラマ“太陽にほえろ!”に登場したXXのイメージが強いのではないでしょうか。
トミカプレミアムシリーズではそのクルマのホイールまでも再現されます。XXの特徴的な4つの四角い穴の開いたディッシュ型のシルバーのホイールが見事に再現され「あ、これこれ!」となること請け合いです。ボンネット中央のバルジや周辺のキャラクターラインを精密に再現、前後輪のタイヤフェンダーのフレアもぬかりなく表現しています。贅沢を言えばサンルーフモデルがあっても面白かったかもしれませんね。
今回の「14 トヨタ セリカXX」ではリトラクタブルライトは塗装で再現、リアランプはクリアーパーツで再現されています。リトラクタブルライトの開閉、左右ドアの開閉をアクションとして搭載しているのがうれしい仕様です。ドアが開くことでXXならではの車内の派手な内装の様子もよく確認できます。残念ながらサスペンションアクションはありませんがそれでも十分楽しい!
さてと、手塩にかけて整備している直6エンジンのいい音を聞きながらそのへん転がしてみるか!お、めずらしいこともあるもんだ……同じXX、しかも前期型とすれ違ったぞ!手を挙げて挨拶もしてくれたしなんだかうれしいよね。あのXXはどういう経歴を持っているんだろう?ぜひ話をしてみたいもんだ。
今回の2車種は2022年10月15日(土)発売予定!
10月のトミカ新車「No.34 トヨタ アクア」と「14 トヨタ セリカXX」はトミカの日にあたる第3土曜日の10月15日に発売予定となっています。
ここで今回のトミカと別売のトミカタウン他の商品を使って日常を表現してみたいと思います。昔セリカXXに乗っていたお父さんはショー会場で「今昔乗り比べ試乗会」というイベントを見つけます。昔を懐かしみ早速申し込みました。一緒に来ていた息子さんは成人し、運転免許を取得したばかり。男の子だから当然XXに興味津々だろうと思いきや今時の若者は堅実にアクアがご希望の様子。でも乗り比べしてみると印象が変わったようで……。
なお、今回の車両の入れ替えによって「トミカ No.34 ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ」「トミカ NO.77 日野プロフィア」が廃番となります。納車もれがあれば今のうちに見つけておくことをお勧めします!