特別企画
「AMAKUNI機神 グレートマイトガイン」開発者に話を聞いた。“スタイリング重視だからこそできたフォルムを見て欲しい!”【ワンフェス】
2023年2月12日 16:38
- 【ワンダーフェスティバル2023[冬]】
- 開催期間:2月12日10時~17時
- 開催場所:幕張メッセ国際展示場1~8ホール
ワンフェス会場で大きな存在感を放っていた商品の1つが、ホビージャパンのフィギュアブランド「AMAKUNI」の新商品「AMAKUNI機神 グレートマイトガイン」である。発売日、価格は未定。全高240mmを超える大きなサイズにびっしりと描き込まれたディテールは見る者を圧倒させる。
グレートマイトガインは、アニメ「勇者特急マイトガイン」の主人公メカ・マイトガインの最終強化形態だ。300系新幹線のぞみから変形するガインが、機関車型サポートメカ・ロコモライザーと、400系新幹線つばさから変形する戦闘機マイトウィングと合体し「マイトガイン」となり、ドリル特急が合体する「マイトカイザー」とさらに合体することでグレートマイトガインとなる。「AMAKUNI機神 グレートマイトガイン」は、このグレートマイトガインをモチーフにしている。会場では開発者の話が聞けた。
「AMAKUNI機神 グレートマイトガイン」はシリーズ第一弾である「AMAKUNI機神 ジェネシックガオガイガー」のノウハウが非常に活かされているとのこと。これらのロボットは本来"合体・変形"が大きなウリであるが、「AMAKUNI機神」はあえてこの合体機構の再現をオミット、立たせて眺め、動かして楽しいフィギュアを目指した。ジェネシックガオガイガーは発表前は不安もあったが、開発者の想いをユーザーが理解し、かなりのヒット商品となったという。そのヒットが、シリーズを大きく活気づかせた。
グレートマイトガインはジェネシックガオガイガーのコンセプトを受け継いでいる。第2弾であるキングジェイダーは、スケールや変形機構などでコンセプトが変わっているものの、「AMAKUNI機神 グレートマイトガイン」は合体変形をさせずにスタイリングと可動を重視している。ジェネシックガオガイガーと並べられるスケール感を意識している。
グレート合体は、マイトガインをコアに、体の各部にマイトカイザーが分離し強化パーツとして装着されるため、その機構を再現しようとすると、胸部分がさらに分厚くなったり、足の下に大きなパーツがつく独特なスタイルとなる。「AMAKUNI機神 グレートマイトガイン」は、デザインバランスそのものを見直して設計しているので、力強さを感じさせながらも、ロボットとしてすっきりしたスタイルとなっている。特に「胸の薄さ」は本商品のセールスポイント。胸に大きくMGと書かれた巨大なエンブレムが輝くこのスタイルが実現できたことに満足感があると開発者は語った。
手足の情報量が詰まりながらもロボットとしてのバランスの良さ。そして可動に力を入れているという。腿部分は付け根が前走行より下に移動できるようになっているようで可動範囲の広さを感じさせる。肩や腰部分の関節処理なども含め、この巨大さを感じさせるデザインで、様々なポーズがとれそうである。可動に関してもこれまでの経験を活かし、より力を入れたものにしていくとのこと。
そして全身の非常に細かいディテール表現だ。マイトガインからグレートマイトガインへの"グレート合体"をしたことでの幾つものメカが合体して到達する姿。各メカの存在感が伝わる情報量。グレート合体ならではの大迫力は、緻密なメカディテールでその魅力を倍増している。
この情報量の多さもこれまでの経験が生きている。全高240mmクラスのフィギュアで、どこまで情報を描き込めるか、どういう処理が良いのか、ノウハウを蓄積したからこそ、思い切った描き込みを実現しているという。全身をチェックし、そのデザインやアレンジを楽しみたいフィギュアだ。
(C)サンライズ