特別企画
手触りや可動、金属パーツによって輝く「ロボ道 ラビドリードッグ」の魅力!
この機体は始まり! ここから広がる「ロボ道 ボトムズ」の世界
2023年2月16日 00:00
- 【ロボ道 ラビドリードッグ】
- 9月 発売予定
- 価格:24,200円
threezeroはアクションフィギュア「ロボ道 ラビドリードッグ」を9月に発売する。価格は24,200円。受注は一端締め切られていたが、好評につき現在受注が再開している。受注期間は3月15日まで。今回、本商品の試作品がワンフェスで出展されており、担当者に話を聞くことができた。
ラビドリードッグは、アニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場するAT(アーマードトルーパー)。主人公キリコが搭乗するH(ヘビー)級ATであり、左腕のアイアンクローに11mm機関銃を内蔵、アームパンチ機構を搭載しているほか、ハンディソリッドシューター、機雷散布用バックパックが装備されている。
キリコはこれまで最も普及しているATであるスコープドッグに搭乗することが多かったが、番組終盤にこの"専用機"に搭乗する。ラビドリードッグはライバルであったイプシロンの「ストライクドッグ」の強化発展型にあたるというところも機体に特別感を与えている。ラビドリードッグは後に量産型がギルガメス軍に制式採用されている。
「ロボ道 ラビドリードッグ」のthreezeroはロボ道ブランドでの「ボトムズ」モチーフ第1弾となる。最初にいきなりアニメの最終盤で登場するこの機体を立体化することについては、「主人公キリコの搭乗する専用機で、まずこれを出したいと思いました」とのこと。
実はthreezeroは1/12スケール、全高約330mmという超巨大サイズでの「スコープドッグ」を商品化している。「ロボ道 ラビドリードッグ」はこのノウハウを活かしつつ、サイズを全高約159mmに凝縮し、再びATというモチーフに挑む。また、今回の商品はシリーズ化を念頭に置いており、第2弾として「スコープドッグ」を企画中とのことだ。
試作品を見ながら「ロボ道 ラビドリードッグ」の魅力に迫っていきたい。本商品の大きな魅力は「金属パーツの使用」。主に関節などの可動部に金属パーツを使用することで、構造の強化と、アクションフィギュアとしての動かす楽しさを狙っている。外観的には肩のアーマーが金属となっており、手に取ったときには実際この感触を楽しんで欲しいとのこと。
ATは特に足が大きく、ラビドリードッグは左手にアイアンクローもあるのでパーツは重めだ、関節に金属パーツを使うことでしっかりとその重さを支え、関節の保持、動かすときの感触も楽しめる。さらに足の内部機構をせり出すことで、直立した状態からコクピットを地面に近い位置に下ろすことができる「降着ポーズ」も金属パーツの活用で安定した作動ができるように設計されているという。
付属品で注目の1つが、「アームパンチ用の排莢エフェクトパーツ」だろう。ATは前腕内部に火薬の詰まったカートリッジが入っており、これを爆発させることで前腕部がスライド、その勢いで敵に拳をたたき込む「アームパンチ機構」を搭載している。排莢エフェクトはこのアームパンチが作動した際に排莢される空薬莢と煙のパーツで、「ロボ道 ラビドリードッグ」の前腕部の穴に差し込むことでアームパンチ作動時の雰囲気が再現できるわけだ。
そして、開発がこだわっている点のとしては"H級ATとしての大きさ"があるという。ラビドリードッグはH級のため、M級のスコープドッグに較べると1回り大きい。本商品はノンスケールではあるが、今後の商品と並べた際、ちゃんと大きさの違いが正しい比率になっているとのこと。つまり企画中のスコープドッグはちゃんとラビドリードッグより小さくなっているのだ。
そう、「ロボ道 ラビドリードッグ」は今後のATの商品化計画の第1歩なのである。もちろんバリエーション展開も視野に入れての開発とのこと。ラビドリードッグのバリエーションと言えば……。とても夢が広がる。今後の情報にも注目したい。
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