特別企画
3COINS、新発売の“マジックグッズ”全12種を試してみた
触っても練習しても楽しい幅広いラインナップに
2024年2月27日 00:00
- 【Kids Magicシリーズ】
- 2月26日 発売
- 価格:各330円
パルのブランド「3COINS」は、マジックグッズ「Kids Magic」シリーズを2月26日より発売した。価格は各330円。
「Kids Magic」シリーズは、子どもが簡単に手品を披露できるマジックグッズのシリーズ。今回はぜんぶで12種類がラインナップされている。今回、実際に手にとって遊び方などを確かめることができた。
ラインナップは「開かない箱」や「不思議な引き出し」など、品名だけでは想像がつかないものが多い。ただし実際に触れてみると、それぞれ非常に特徴的だ。
ポイントは、ほぼグッズの仕掛けてマジックらしいことができるものもあれば、使用者の技術が問われるようなものもあるなど、バラエティに富んでいる。手元の技術だけでなく、話術なども組み合わせることでグッズのポテンシャルを引き出せるだろう。さっそくご紹介したい。
商品の特性上、タネの重要な部分には触れないが、どういうことが起こるかの内容については記載するので、そこからぜひ使い方などをご想像いただきたい。
開かない箱
「開かない箱」は、その名の通り6面が完全に塞がれた箱となっている。底面を見ると穴が空いているように見えるが、その上から全体を巻くようにシールが貼られており、やはり塞がれている。
こちらは別途、大きめの布と箱に入るサイズの小物を使うというマジックで、布で箱を覆い、その下で箱と小物に触れていると、いつの間にか小物が箱の中に入っている、というものになる。
ポイントは、布の下でのマジシャンの操作。複雑ではないが、ある程度テクニックが必要なので、自然に見せるにはある程度練習が必要かと思う。スムーズに行けば行くほど不思議度が上がるようなマジックだ。
カップ&ボール
「カップ&ボール」は、カップ3つとボール3つを使うマジック。内容はカップの中にボールを出し入れすることで、ボールが消えたように見えたり、逆にボールが急に現れたりするようなマジックができる。
立派な「Kids Magic」シリーズのひとつだが、実のところこちらには仕掛けらしい仕掛けはない。とにかくマジシャンの手元のテクニックで、カップとボールを巧みに操っていく魅せるタイプのマジックになる。
同封の説明書もあり、手本となる手順も記載してあるが、シリーズのなかでは上級に位置するマジックだと思う。カップとボールをどう操作するか、どう見せていくかを練習しながら組み立てていくイメージだ。
マジックトランプ
見たところ、何の変哲もない52枚1組のトランプである。ただし、マジシャンの手にかかると、観客の選んだ1枚がどのカードか、たちどころにわかってしまう……というのが「マジックトランプ」だ。
詳しくは伏せるが、とにかくそういうことができるトランプとなっている。こちらもどちらかというとテクニックや話術が決め手となるタイプだが、タネ自体がかなり巧妙なので、しっかり決まればかなり不思議がられるだろう。個人的にはかなりオススメだ。
不思議なランプ
「不思議なランプ」は、ランプ型の小物と、コインを5枚使うマジック。ランプのなかにコイン5枚を入れ、蓋をして握った拳の上に乗せる。そして拳を開くと、次の瞬間には手のひらから5枚のコインがバラっと出てくる、というもの。
ポイントになるのは、ランプとコインの操作。カップ&ボールとはモノが異なるので、こちらはこちらでそれなりに練習が必要となるだろう。うまく決まれば、ランプ内のコインが手のひらに瞬間移動したように見え、さらにバラッと落ちるコインも見た目のインパクトが強い。おーっと歓声が上がることだろう。
マジックダイス
「マジックダイス」は、ケースのなかに入ったサイコロが変化するというマジック。どう変化するかというと、ケースをサッと振ることで、サイコロが爆発して細かく分裂してしまう。
こちらは上記で紹介してきたマジックと打って変わって、テクニックはほとんど必要ない。ケースを振るだけで、サイコロが見事に爆発してくれる。比較的簡単に驚きを感じられるので、マジックに興味を持つ最初の一歩など、幅広くオススメできるグッズだ。
サイコロ透視
「サイコロ透視」は、大小ある2つのケースとサイコロを使う。小さい方にサイコロを入れて、逆さまにしてケースごと大きい方にしまう。そして、中が見えないはずのケースの底をマジシャンが覗くと、サイコロの目が当たる、というもの。
こちらは道具にも巧妙な仕掛けがあるが、いかにして手元を怪しく見せないかが重要なポイントとなる。ケースとサイコロを操作する際の仕草や、話術、もしかしたら観客の視線誘導まで考えるとうまくいきそうだ。
貫通するガラス
「貫通するガラス」は、ガラスが入ったケースにトランプを挟み込み、実際にペンなどで穴を空ける、というマジック。ガラスごと穴を空けたはずなのに、ケースからトランプを外してみると、ガラスには穴が空いていない、というものになる。
内容はとてもシンプルなので、うまく決まれば、何が起こったかとても不思議がられるだろう。ケースを観客に渡してもタネがわからないようになっているので、思い切って渡してしまっても面白い。こちらのセットには穴を空ける用のトランプが3枚付属している。ペンは付属していないので、自分で用意する必要がある。
フラッシュダイス
「フラッシュダイス」は、ケースとサイコロ6個がセットになったマジック。バラバラになったサイコロをケースにしまい、蓋をして、カチャッとひとふりすると、サイコロの数字が揃う、というもの。
操作自体はシンプルで、慣れてしまえば手軽にできる。どちらかというとセッティングが大事で、マジックの入門編として適しているだろう。
不思議な箱
箱の中に、ボールが入ったケースが仕舞われている。これを取り出し、再度箱の中に仕舞う。そしてもう一度ケースを取り出すと、中に入っているボールの色が変化する。これが「不思議な箱」だ。
ケースを箱に入れて出すという2アクションでボールの色が変化するので、操作さえ自然にできれば簡単に人を驚かせられるだろう。操作自体も特に難しくないので、あとはどう見せるかだけ。シンプルだがかなり楽しめるマジックだ。
不思議な引き出し
「不思議な引き出し」は、とてもシンプルな引き出し式の箱。しかし、中に小物を入れて、再び引き出してみると、中身が消えてしまう。
慣れれば操作も一瞬でできるので、中に入れた小物を消したり出したりできるようになるだろう。上の「不思議な箱」と合わせて、仕掛けが面白いマジックとなっているので、手に持って触っているだけでも楽しいアイテムだ。
切れない棒
「切れない棒」は、白い棒とそれを入れるケースがセットになったマジック。白い棒をセッティング後、ケースの中央を上げるようにカチャッと操作すると、棒がケースの中で切れる。
切れた棒は実際に取り出すこともできるが、再度セッティングし、カチャッとケースをもとに戻すと、白い棒はつながった状態に戻っている。道具の仕掛けが大きなミソとなるマジックで、技術はそこまで必要ないが、しっかり見せたいならある程度の練習は必要かと思う。こちらもマジックの初めの一歩にオススメである。
消えるボール
「消えるボール」は、台の上に乗った緑のボールを消したり出したりするマジック。付属する台の蓋をかぶせたり外したりすることで、ボールの出現と消失を操作する。また、ボールが消えたと思ったら、まったく違うところからボールを取り出したりもできる。
こちらは道具の仕掛けを活かして、ボールと蓋をある程度きっちり操作することになるため、それなりに技術が必要となる。とはいえそこまで複雑なものでもないので、「不思議な引き出し」や「消えない棒」などのマジックで慣れてきたら、次のステップとして試してみるといいだろう。
KIDSなりきりマジシャンコス
最後はマジックグッズではないが、マジシャンになりきれるコスチュームも販売されているのでこちらもご紹介したい。
商品名は「KIDSなりきりマジシャンコス」で、黒いマントと黒いハット、そして白い手袋とステッキという、その名の通り、ワンセットあればすっかりマジシャンになりきれるセットとなっている。
マジシャンに必要な要素がすべて揃った5点フルセットでありつつ、価格は880円とかなりリーズナブル。上記で紹介してきたマジックグッズと合わせれば、気分も含めてマジックの世界にすっかり浸れるだろう。
マジックグッズについては初心者向けから上級者向けまで、幅広いラインナップになっている。まずは試しで買ってみるか、それともあえて上のレベルにチャレンジしてみるか。多くの選択肢があるところも魅力のひとつなので、ぜひ3COINSの店頭などをチェックしていただきたい。