特別企画
キャラクターの魅力を引き出す「PLAMATEA レーシングミク 2023Ver.」塗装企画
2025年2月27日 00:00
塗装でより立体感のある造形に変化
ここから各パーツの塗装工程を紹介していく。塗装ではラッカー塗料を基本にエアブラシで塗っていく。細かい部分は筆塗りで色分けをしている。エアブラシ塗装の際は接続部分をマスキングテープで保護し、接続のしやすさを確保する。
また、本キットではABS製のパーツもあるので、そのままエアブラシ塗装をすると溶剤が浸透し、パーツの破損の恐れがあるので、プライマーを使用する。
下地には肌色にピンク、ゴールドやベルト箇所などはブラック、衣装、髪、ソックスにはホワイトのサーフェイサーを使用する。
ABSパーツはプライマーからホワイトサーフェイサーをエアブラシで塗装。色味の変化は殆どないが、合わせ目消しの確認や細かいモールド、ボタンなどの造形がくっきりとして、確認できる。
また、髪や黒のソックス部分はホワイトで大きく色の変化がうかがえる。
ブラックのサーフェイサーはツインテールのアクセサリ部分やベルト、ブーツの底などに使用。隠ぺい力が高いので、薄く吹きかけても色の変化がわかる。
ピンクサーフェイサーは肌色パーツに使用。のちに塗装する肌色がより血の通ったような温かみのある色表現をしやすくなる。
次は各色に塗装していく。
髪パーツは「レーシングミク」を象徴するグリーンで塗装する。イラストでは明るい色彩だが、今回は少しキラっとするパール塗料で立体感ある色に調整する。
パール塗料は塗装する前に光沢クリアーで一度コーティングしてから行なう。乾燥後はメラミンスポンジで軽くなでて、髪の陰影をつける。
ブラックの部分はブラックにクリアーパープルを混ぜたものを使用する。黒下地はより深い色合いとなり、白下地では薄く2、3回に分けて塗装することで少しグラデーションがかかった表現が可能となる。
またブーツのハート型のデザインはマスキングテープで仕切ってエアブラシ塗装を実施。
衣装の基本色である白にはガイアノーツのアルティメットホワイトでより明るい色合いに調整する。
肌色はMr.COLORのラスキウスよりホワイトピーチで塗装。ピンク下地で温かみのある色彩となる。またハンドパーツも指ぬきグローブデザインなので、指先を筆塗りで色分け
細かいパーツの塗装ではマスキングテープでの色分けや筆塗で塗装を実施。
ベルトはバックルをマスキングテープで仕切りってゴールドにエアブラシ塗装。また、右側には白のラインは付属のシールを貼り、ライン部分をデザインナイフで切ってから、エアブラシ塗装を実施。
全体の塗装ができたところで、モールド部分をスミ入れ。ホワイトのパーツにはグレー、ベルトのモールドにはブラックを使用。
次は水転写デカールを貼っていく。貼るパーツにはあらかじめ光沢クリアーでコーティングを施してから貼っていく。
曲線部分でのデカール貼る場合はマークセッターを使いつつ、外側に向かって水分をふき取りパーツになじませていく。また、デカールを柔らかくするマークソフターがあると便利だ。
また、付属のデカール用フェイスパーツ「通常顔」、「笑顔」に瞳デカールを貼る。瞳デカールはメガネ型の左右の瞳が繋がったもので、瞳の位置が決めやすいものとなっている。
そして、デカールを貼り終えたら、もう一度光沢クリアーでパーツになじませる。
そして、フェイスパーツにはチークと頬線を入れていく。チークにはタミヤの「ウェザリングマスター《Hセット》フィギュア用II」を使用し、頬線は筆塗り表現していく。これによって、表情もより鮮明になっていく。
最後にトップコートとしてつや消しのクリアーをエアブラシで塗装し、各パーツを組み合わせて完成する。