特別企画

トミカ新車インプレッション 8月は「ホンダ ヴェゼル」「トヨタ アルファード」が登場!

その一歩先をゆく。「43 トヨタ アルファード」

【トミカプレミアム 43 トヨタ アルファード(通常仕様・発売記念仕様)】

  • 価格:各990円(税込)
  • スケール:1/55(全長:約71mm)
  • アクション:左右ドア開閉

 アルファードは日本のトヨタから2002年に初代が登場した大型LLサイズのミニバンです。大型とはいえ“ミニ”バンと呼ばれるのはアメリカでの一般的なフルサイズバンからすると小さいからです。日本の道路規格ではミニバンといえどそのサイズは堂々たる大きさで、運転中に遭遇するとその存在感に圧倒されます。

 トミカプレミアムのモデルになったのは2023年からの4代目で、そのサイズは全長4,995mm・全幅1,850mm・全高1,945mmとなっています。幅は一般的な感じですが全長と全高が道路・駐車場事情を最大限に考慮したサイズ感になっています。家族や大人数での移動ももちろんですがエグゼクティブを後席にゆったり座らせるショーファーカーとして使われる豪華な装備も満載しています。

【43 トヨタ アルファード】
【【ALPHARD】Feature Movie「デザイン」】

 4代目アルファードはトヨタ車として初めて運転席側(右側)にもスライドドアが採用されています。今回のトミカプレミアム化でもその特徴を再現!両側のスライドドアが開閉できるアクションを搭載しています。両方を開くとクルマの通り抜けもでき、どちら側からも乗り降りがしやすくなるなど使い勝手も上がる機構を採用しています。

【43 トヨタ アルファード:パッケージング】
通常仕様:ブラック
発売記念仕様:ホワイト

 それではトミカプレミアムになった「トヨタ アルファード」を見ていきましょう。前述の通りモデルになったのは4代目です。威風堂々たるスタイルをハイディテールのトミカプレミアムで表現しています。手に取った時に手の中全体にまっさきに感じる大きさや四角い箱感、ずっしり感はアルファードの車格を感じられます。

 4代目アルファードの特徴である3代目から引き継いだフロントの大きい面積を誇る逆スラント型のフロントグリルはさらに高級感と共に迫力を増し、並ぶ四角形のブロック状ディテールは幾何学的な模様と配列で見る者をくぎ付けにします。トミカプレミアムではそのディテールをシャープに再現、各ブロックにも細かなプリントがすごい精度で施されています。

 トミカプレミアム化されたアルファードのカラーは通常仕様がブラック、発売記念仕様がホワイト。実車ではブラックが「ブラック」、ホワイトが「プラチナホワイトパールマイカ」という名前のカラーがあります。発売記念仕様のホワイトは実車でも追加価格が設定される特別色で、トミカプレミアムでもメタリックフレークがキラキラです!実車ではさらに「プレシャスレオブロンド」という特別カラーがありますので、トミカプレミアムでいつか限定カラー版の登場を期待したいところです。

【43 トヨタ アルファード:全周とアクション】
フロント:ぐっと押し出し感を増したフロントマスク!
サイド:スライドドアを両側に装備しています
リア:スクエアな形状で使い勝手のよさそうなリアセクション
シャシー:重厚感あふれるメカとハイブリッドを感じさせるフラットな底面です
アクション:左右ドア開閉

 それでは全体を見ていきましょう。前述の通り幾何学的なディテールを逆スラント型に配置した迫力のフロントマスク、その左右には薄めのヘッドライトを表現しています。ヘッドライト下部にあるインテイクのメッキ加飾をシルバーの塗装で表現しています。サイドに目を移すとウインドウ枠を囲うようなメッキモールを塗装で再現、スライドドアにも一部がかかっているこのモールも再現しています。前後左右のウインドウは全てクリアーパーツとなりますが、ルーフのサンルーフはブラックの塗装となっています。

 左右スライドドアを開けると高級感漂うに2列目シートを眺めることができます。開けた状態で車内天井を見るとスライドドア開閉の仕組みがわかりますので色々と観察してみてください。ストンと断ち切られたように垂直基調のリア周りは箱館やカタマリ感も感じられるシャープな造形となっています。左右をつなぐシルバーのライン、コンビランプ、ロゴ類の塗装・プリントも見事な精度!

【43 トヨタ アルファード:ディテール(全体)】
堂々たるスタイルのアルファードがトミカプレミアムに!
トミカプレミアムのハイディテールで各部が緻密に再現されています
大型LLサイズミニバンのかっちりしたスクエアなボディをトミカプレミアムで表現しています
ブラックとホワイトはアルファードの人気カラー!
フロントマスクのグリルのディテールが迫力満点
複雑なキャラクターラインを描くサイドシルエット
7人乗りで家族や大人数での移動に大活躍!
アルファードはエグゼクティブを後席に乗せるサルーンとしても重宝されています
街中でもよくすれ違うクルマですね
前後をくっつけて置いてみるとどこかの駐車場の風景に見えてきます

 次に各部をアップで見ていきましょう。トミカプレミアムシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが毎回注目ポイントとなっています。今回の「アルファード」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています。実車では精緻な多軸スポークで表現される端正なシルバーメタリックの塗装がされるホイール形状をシャープに再現しています。

【43 トヨタ アルファード:ディテール(アップ)】
アップにするとフロントの押し出し感がさらに強調されます!
カッチリ感のあるスクエアなリアセクションもシャープに再現!
実車の純正ホイールを精密に再現しています
リアのコンビランプの細かな塗装、ロゴ類は細かなプリントで表現されています
アルファードのショートなボンネットとフロントウインドウとの角度差のなさに注目
ルーフ上面の窓はブラックの塗装で表現されています
フロントグリルは細かな塗装でディテーリングされています
角度を変えてみるとその立体感に圧倒されます
サイドウインドウを囲うメッキモールはシルバーの塗装でリアまで延びています
スライドドアは左右両側が開きます!これは楽しい
2列目の高級なシートが再現されています
フロントのハイバックシートも見えます
ラグジュアリーな2列目シートもディテール豊かに再現!

今回の2車種4モデルは2025年8月16日(土)発売!

 今回ご紹介させていただいた8月のトミカ新車「No.109 ホンダ ヴェゼル」、トミカプレミアム新車「43 トヨタ アルファード」はトミカの日にあたる第3土曜日の8月16日に発売予定となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.87 トヨタ GR スープラ 富士スピードウェイ セーフティーカー」、「No.109 しまじろう シーパーク シャトルバス」と入れ替えとなります。GRスープラのセーフティーカーは富士スピードで運用されているクルマです。レース中何かの問題があった場合にはレースカーの先頭を走って隊列を整えます。

 しまじろう シーパーク シャトルバスは愛知県にあるラグーナテンボスにあるしまじろう シーパークとJR蒲郡駅を結ぶ無料のシャトルバスです。どちらも特殊な用途に使われるクルマですので今のうちに納車しておきたいトミカたちです!

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.87 トヨタ GR スープラ 富士スピードウェイ セーフティーカー
No.109 しまじろう シーパーク シャトルバス

来月の注目トミカはこちら!

 次回2025年8月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.10 ホンダ プレリュード」、トミカプレミアム「44 ホンダ シビック タイプR(FK2)」です。

 プレリュードは日本のホンダから2025年9月に登場するクーペスタイルのクルマです。今回のトミカでは試作車に施されるカモフラージュ柄のカラーリングが初回特別仕様にラインナップ!初代プレリュードは1973年に登場、2001年に生産終了となった5代目を最後にしばらくの休眠期間を経て2025年に大復活する6代目プレリュードは世界中の話題となっています。

【2025年9月登場予定の定番トミカ】
No.10 ホンダ プレリュード

 シビック タイプR(FK2)は日本のホンダが走りに磨きをかけて送り出したスポーツカーです。初代は1997年に登場、ファンからはEK9(イーケーナイン)と型式で呼ばれるなどホンダのスピリットを感じられるクルマとして有名です。今回トミカプレミアム化されるのは2015年に登場した4代目のFK2型となり、歴代で初めてのターボチャージャー付きエンジンを搭載したモデルです。

【2025年9月登場予定のトミカプレミアム】
44 ホンダ シビック タイプR(FK2)
【また来月!楽しみに待っていてね!】