特別企画
「ガンダム スペリオルディファイン」より「ウイングガンダムゼロ EW」をシタデルカラーで塗ってみた
2025年9月27日 00:00
- 【ガンダム スペリオルディファイン No.01】
- 8月25日 発売
- 価格:1個550円
8月25日にバンダイから食玩「ガンダム スペリオルディファイン No.01」が発売された。価格は1個550円。全高38mmでSDスタイルのモビルスーツを立体化しており、成形色がパテを思わせるペールオレンジなので塗って楽しみたくなる。
今回は手描きのアクリルガッシュで塗ったような質感を目指し、ゲームズワークショップが販売するシタデルカラーを使い、本製品のうち「ウイングガンダムゼロ EW」を塗装する。シタデルカラーはカバー力が高く塗りやすいベースカラー、カバー力は低いが鮮やかな色を塗れるレイヤーカラー、ウォッシングやスミ入れに使えるシェイドカラーを使用する。これらを使うことで、細やかな色彩を表現する。
単色成形のプラモデルを作り、塗る楽しみ
「ガンダム スペリオルディファイン No.01」はABS製のプラモデルだ。組み立てにはニッパーの他、剛性を補強するためにABS接着剤か瞬間接着剤を使う。筆者はセメダイン製「3000ゼリー状 速硬化」を使用した。
組み立て自体は軸が細いものの簡単で、1時間もせずに組み上がった。翼があるバックパックは取り外せるようにしたが、手足は胴体に固定している。
今回はこれにサーフェイサーを吹く。筆者はシタデルカラーを使用する場合は全ての塗料をシタデルカラーで統一しているため、シタデルスプレー「ケイオスブラック」で足付けを行う。成形色そのままを飾って楽しむのももちろんいいが、自分の手で彩色すれば唯一無二の作品が出来上がる。
大まかな塗りから順に仕上げる
本製品のようなミニチュアを塗装する場合、大きな面や段差の内で最も低い場所から、大きな筆を使って塗っていく。「ウイングガンダムゼロ EW」でいえば青が最も大きい面といえる。濃く暗い色から鮮やかな色に塗っていくため、今回はまず「カントール・ブルー」、「コラックス・ホワイト」、「コーン・レッド」から塗る。
黄色いアンテナ部はあらかじめ白で塗ったため、カバー力が低く明るい色のレイヤーカラーを塗ってもきれいに発色する。「ユリエル・イエロー」で鮮やかな色を塗り、頭部に視線が集まるようにする。
黒はチャコールブラックやダークグレーに近い色を塗る。「コルヴス・ブラック」は少し青みを帯びた黒で、後でレイヤーカラーを塗ったときにツヤを感じさせる黒になる。
アンテナと胸のセンサーは青緑やターコイズブルーに近い色で塗る。「ソテク・グリーン」を塗り「バハロス・ブルー」をハイライトにして向かって右上に点を描くことで、小さな部分だがキラリと光って見える。
ここでいったん目を塗る。「ワープストーン・グロウ」を下地にして、「キャリバン・グリーン」で大きく黒目を描き、「ホワイトスカー」で目の中心、「ムート・グリーン」で黒目のハイライトを塗れば往年のSDガンダム風味に見える。
白を塗り、レイヤリングする
劇中では純白だった翼だが、実際に塗装する場合、ただ白いだけだと画面が寂しく見えるし、撮影すると白飛びしやすい。そのため、光が当たっている場所は「ホワイトスカー」の純白できれいにする一方、羽根の根元やモールドになっている部分などはある程度濃い色を塗って陰影を付ける。
今回、白を濃くするために使用した色は空色だ。「フェンリシアン・グレイ」、「ホエス・ブルー」の順に塗ることで、ほんのりと青を反射する色味にしつつ、シェイドカラー「ドラケンホフ・ナイトシェイド」をスミ入れしてさらに濃くする。
「ドラケンホフ・ナイトシェイド」は流動性の高い塗料で、本来モデル全体に大きく掛けるように塗ることでモデルの色味を変えるものだ。これを細い筆などで場所を決めて塗ることでスミ入れ塗料として使えるため、いくつか使えるカラーがあるとよい。
ここからはこれまでに塗った色を明るくしていく。本体の「コラックス・ホワイト」部分に「ホワイトスカー」を塗り、黄色には「ドルン・イエロー」を塗る。青は「テクリス・ブルー」、「ロザーン・ブルー」を塗って明るさを足す。
赤は「イーヴィルサンズ・スカーレット」、「ワイルドライダー・レッド」を塗り、黒は「ダーク・リーパー」、「ラス・グレイ」、「ブルーホラー」を塗る。これで完成だ。
全体として、ディテールが細かいため色を置く場所の選定がしやすく、かなり塗りやすかった。四肢やバックパックなど、パーツごとに接着して塗装が難しい部分をはめ込むだけにすればいい。「ウイングガンダムゼロ EW」の場合は頭部と体、バックパックに分けて接着したが、製品ラインナップには「ハイゴッグ」など、もっと塗りやすいアイテムも存在する。
筆塗りは楽しい。大中小の平筆と中小の丸筆を揃えておけば、100mmサイズのミニチュアでも問題なく塗れる。筆の動かし方を変えるだけでもミニチュアに与える表情を変えられ、細い筆のコントロールを覚えれば小さな面も難なく塗れる。
色選びに困るようなら、今回使ったシタデルカラーやファレホ、アーミーペインターといった色数の多い塗料を使おう。それぞれに得意な色使いや色合いがあるが、ラインナップが多い点は同じだ。塗料1本の値段はそれなりに高いが、1本買えばかなり長い期間使えるのもうれしい。みなさんも一度、筆塗りでミニチュアを塗ってみるのはいかがだろう。
(C)創通・サンライズ
































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