特別企画
トミカ新車 10月は「トヨタ ランドクルーザー 250」「ロータス エスプリ」が登場!
2025年10月25日 09:00
ジウジアーロがデザインしたスーパーカーの雛形!「45 ロータス エスプリ」
【トミカプレミアム 45 ロータス エスプリ】
- 価格:990円
- スケール:1/61(全長:約70mm)
- アクション:サスペンション/リトラクタブルライト可動
イギリスのロータス・カーズから1976年に登場したのがエスプリです。自動車産業に強い影響を与えたイギリス人デザイナーであるコーリン・チャップマンとイタリアの工業デザイナーでありイタルデザインの創設者であるジョルジェット・ジウジアーロのタッグによって生み出された流麗なスタイリングのクルマは瞬く間に人気を獲得し、モデルチェンジを繰り返しながら2004年までの長い間“スーパーカーの雛形”とし存在し続けました。
トミカプレミアムのモデルになったのは初代であり、その次のS2(シリーズ2)というモデルから逆にS1(シリーズ1)と呼ばれることとなったモデルです。また、映画「007/私を愛したスパイ」(1977年)にてジェームズ・ボンドの愛車(ボンドカー)としても採用されてこちらはなんと潜水艦モードに変形してしまいます。セメントを散布したり、ミサイルや魚雷を装備するなど特殊な劇用車としてエスプリがその後もクローズアップされることとなりました。
ざっくり言えば薄く、ひらべったいボディスタイルはジウジアーロデザインによって紡がれたもので、後のスーパーカーデザインの雛形とも称されています。低く抑えられたフロントセクションはとても薄く、流行にもなったリトラクタブルライトを備えてもなお薄いフロントセクションを形成しています。寝かされたフロントウインドウから繋がるルーフもそれに合わせて高さが低く抑えられていて、トミカプレミアムを手に取ってみてもその薄さに驚くことと思います。
それではトミカプレミアムになった「ロータス エスプリ」を見ていきましょう。前述の通りモデルになったのは初代“S1”です。薄いフロントからリアへつながる面は終始フラットで薄く、平べったいエスプリのボディを手に取った時から感じられると思います。どちらかというと指でつまめるといった方が正しい印象でしょうか。特にフロントに薄さをもたらせる事に成功しているのはミッドシップレイアウトでエンジンはドライバーの後ろにあるためです。そのためリアは厚めですがそれでも全体の薄さは驚異的に感じられます。
ルーフ側、車体の上面から見ると四角錐台(しかくすいだい)のようにルーフを頂点にボディの周囲がはっきり見えてきます。幅広のボディで高さが抑えられていて、キャビンをなるべく小さくすることで空力的にもデザイン的にも効果を最大限に発揮することを物語る形状を感じさせてくれます。後のスーパーカーのデザインに影響を与えたのもうなずけます。
それでは全体を見ていきましょう。現在の基準ではなかなか実現の難しい、とても薄いフロントセクションを再現しながらもリトラクタブルライトの可動アクションを搭載しています。可動させるとヘッドライトがポップアップ。中のライトのディテールを塗装でしっかりと再現しています。フロントのボンネット後端のダクト部分の凹みと6つのダクト穴、その後ろの跳ね上げ部分も精密に再現しているのがとても印象がいい部分です。
当時の実車の製造時にはFRP製のボディを上下分割して設計、接着するという製法であったとのことで車体にはその分割線がありますが、トミカプレミアムでもその特徴を際立たせるように分割線をペイントで再現してあります。左右ドアにあるウインドウ開閉時の分割線もペイントで再現されていて細かな描写が楽しい部分です。
タイヤハウスの特にリアフェンダーの張り出しとちょっと奥まって見えるタイヤの位置関係がなかなかに絶妙で実車のイメージに近い印象です。これはボディ下面がすぼまるようなデザインあっての効果ですが、リアから見たリアタイヤがチラ見えするところを観察してみるとスーパーカーのカッコよさが際立つと思います。左右ドアから下面に指をなぞらせるとそのカーブを感じられます。
次に各部をアップで見ていきましょう。トミカプレミアムシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが毎回注目ポイントとなっています。今回の「ロータス エスプリ」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています。実車のホイールは前後で違い、ホイール中央のハブ接続部が出っ張っているのが前輪用、引っ込んでいるのが後輪用となっています。トミカプレミアム化されたS1でもここをもちろん再現、デザインの要素は同じながらもこのこだわりの造形に注目してみてください!
ボディ各部の灯火類の塗装表現、フロントや後部ピラーにある“esprit”のロゴやモールドなども精密に再現しています。アクションはリトラクタブルライトの可動とサスペンションがありますが、この薄いフロントにリトラクタブルライトを盛り込み、サスペンション機構をも盛り込んであることに驚きます!リトラクタブルライト内のライトの塗装が単なる塗装ではなく丸みを帯びたレンズ形状への塗装となっているところにこだわりを感じ、角度を変えるとハイライトが移動して楽しい部分です!
今回紹介したトミカは2025年10月18日(土)発売!
トミカ「No.17 トヨタ ランドクルーザー 250」、トミカプレミアム「45 ロータス エスプリ」はトミカの日にあたる第3土曜日の10月18日に発売となっています。
なお、今回定番トミカの「No.17 いすゞ エルフ 軌陸車」と「No.117 日産 エクストレイル」と入れ替えとなります。
軌陸車は軌道(線路)と道路の両方を走ることのできるクルマのことで、通常は道路を走り、線路等のメンテナンスをするときに軌道内に入り込んで線路用の車輪を展開して作業を行えます。トミカになったのはいすゞのエルフに車輪を追加した車両がモデルになっていて面白い構造を見ることができます。
エクストレイルは日産から2022年に登場した4代目がモデルです。日本国内ではガソリンモデルは廃止され、ハイブリッドモデルのみの登場となった4代目エクストレイルは電動化を進める同社の第2世代の「e-Power」を採用。ミドルサイズのクロスオーバータイプのSUVスタイルは日本の街中でも使いやすく人気の高いクルマです。
来月の注目トミカはこちら!
次回2025年11月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.8 フェラーリ プロサングエ」、トミカプレミアム「46 トヨタ スポーツ800」です。
フェラーリのプロサングエはSUVタイプのボディを採用したクルマですが、フェラーリとしてはSUVではなく「4ドア スポーツカー」と位置づけています。同社が手掛けるだけあってボディラインは雄たけびを上げる跳ね馬のごとくダイナミックでありながら流麗さを失わないスタイルを実現しています。実車の日本での価格は4,760万円~!プレミアムなフェラーリをトミカで納車してみたい!
トヨタのスポーツ800は今から遡ること60年前の1965年に初登場した小型のスポーツカーです。この年代に日本の自動車メーカーによって繰り広げられていた小型スポーツカーの中でも秀作として知られています。愛称は「ヨタハチ」。とってもちっちゃくてかわいさも感じるヨタハチがハイディテールでおなじみのトミカプレミアムになってついに登場します。
(C) TOMY


























































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