インタビュー

「METAL BUILD GNアームズ TYPE-D オプションセット」企画者インタビュー

ガンダムデュナメスやGNアームズとの合体、METAL BUILDならではの遊びごたえも満載

【METAL BUILD GNアームズ TYPE-D オプションセット】

11月17日12時 魂ウェブ商店にて予約開始

2024年4月 発送予定

価格:24,200円

 BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部のフィギュアブランド「METAL BUILD」シリーズよりオプションパーツ「METAL BUILD GNアームズ TYPE-D オプションセット」が立体化決定。11月17日より東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて開催される「TAMASHII NATION 2023」で彩色見本が展示される。

 そして、本日11月16日19時より通販サイト「プレミアムバンダイ」の「魂ウェブ商店」にて開始される。

 「METAL BUILD」は「超合金(ダイキャスト)の質感」と「作品に応じたデザインアレンジ」が融合した究極を追求する完成品トイブランド。本ブランドでは「METAL BUILD」と「機動戦士ガンダム00」によるオリジナルストーリー「機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle(リビルドクロニクル)」が展開され、アニメに登場した「ガンダムエクシア」や「ガンダムデュナメス」が新たな力「ダブルドライヴ」を備えた姿となって登場。さらに、その試験機なった「ガンダムアストレアII」やオプション装備「プロトザンユニット」と新たな「機動戦士ガンダム00」の世界が構築されている。

 そして、今回劇中にて「ソレスタルビーング」が運用するガンダムとドッキングする大型支援機「GNアームズ」に装着可能な「ツインライフルユニット」や「ミサイルコンテナ」などの武装が「METAL BUILD」シリーズに登場。アニメ「機動戦士ガンダム00」ファーストシーズンにて登場した、ロックオン・ストラトスが駆るガンダムデュナメスとGNアームズが合体した「GNアームズ TYPE-D」を再現することができる。

 ブランドの中でも大型の武装が立体化され、圧倒的スケールとボリューム、そして遊びごたえが備わっている。

 今回、コレクターズ事業部で「METAL BUILD」シリーズの企画を担当する洲崎敦彦氏にインタビューを行なった。洲崎氏の語る「METAL BUILD GNアームズ TYPE-D オプションセット」の魅力や開発の経緯、商品ギミックなど、オススメポイントを聞いてみた。また、「TAMASHII NATION 2023」で展示される彩色見本の写真と合わせて紹介していく。

圧倒的存在感と「METAL BUILD」ならではの“遊び”を詰め込んで立体化

――「METAL BUILD GNアームズ TYPE-D オプションセット」立体化の経緯をお聞かせください

洲崎氏:「METAL BUILD GNアームズ TYPE-E」を商品化する時点で、劇中でも印象深い「TYPE-D」の商品化も実現したい、という思いが強く、「TYPE-E」を購入下さる方の多くは「TYPE-D」も再現したいとお考えだろう、と考えて、当初より、オプションセットでの販売を想定していました。

ミサイルコンテナユニット
ツインライフルユニット
センサーユニット

――モビルスーツとは別にオプション装備「METAL BUILD GNアームズ TYPE-E」との強化武装プランは「METAL BUILD」シリーズでも異色かと思います。こちらのコンセプトをどのように決まりましたか?

洲崎氏:厳密に言えば、強化支援メカにおけるオプション装備、ともなるのですが、「GNアームズ」はMETAL BUILDシリーズの中でも最大級の大型モデル、と位置付けていまして、“オプション装備というよりは主軸となる機体”と捉えて、その価格に見合ったバリューや拡張性が必要、との議論が部内でも強くありました。なので、前述の様に企画当初から、オプションセットでの展開は社内ではスムーズに決まりました。

――「METAL BUILD GNアームズ TYPE-D オプションセット」のギミックや可動の見どころをお聞かせください。ツインライフルユニット、ミサイルコンテナユニットなど組み替えによって様々な運用方法が見え、遊びごたえやその幅広さが伺えます。

洲崎氏:ありがとうございます。一番皆で試行錯誤したのは、価格に見合ったバリューの構築と、「GNアームズ」を購入頂いていないお客様にも楽しんで頂ける工夫を盛り込む事でした。後者については特に、柳瀬敬之さん、海老川兼武さんからもご提案頂きまして、デュナメスの超高高度射撃装備の機能を盛り込む事に致しました。こちらも劇中でのシーンが非常に印象的な装備でしたので、この様な形ででも皆様にお届けできて嬉しいです。

洲崎氏:また、MS用の追加装備としても2門の砲身を左右に構えてみたり、巨大なミサイルコンテナを腕に装備できたりと「Revealed Chronicle(リビルドクロニクル)」で描いている「ダブルドライヴ」の高出力を活かす、という意味合いでも非常に個性的な装備になったのではないかと感じています。

――「METAL BUILD GNアームズ TYPE-D オプションセット」の開発で苦労された点はありますか?

洲崎氏:前述致しましたが、「GNアームズ」を購入頂いていないお客様にも楽しんで頂ける工夫は、特にスタッフで何度も会話を重ねた部分でした。トイバリューとしての工夫では、本編では腕で支えていた超高高度射撃銃に、ユニットを変形させた支持パーツを用意してディスプレイしやすい工夫等も盛り込んでおります。本来の「TYPE-D」の機能、シルエットを損なわない様に、デュナメスだけでなく、エクシアやアストレアIIの拡張性も表現できる今回のギミックで、是非、試験装備の運用的な拡張遊びを楽しんで頂ければと思います。

洲崎氏:勿論、質感にもこだわっておりまして、今回ライフルユニットの根元にあるパーツは、本物の金属棒を使用しています。ここは設計の山本のこだわりもあり、完成品トイならではの豪華な本物感を是非ご覧頂きたいですね。

――「機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle」から新たな「ガンダムOO」の世界が広がり、2ndシーズンに向かっていく試行錯誤的な技術が伺えます。「METAL BUILD GNアームズ TYPE-D オプションセット」ではストーリー的な位置づけや「こうなっていくのではないか?」という意匠をお聞かせください

洲崎氏:ご指摘の様に「Revealed Chronicle(リビルドクロニクル)」で描かれた「ガンダムアストレアII」は、“ダブルドライヴの試験機”でした。ですので、その上がった出力での強大な装備の運用、をイメージして本商品は構成されております。超高高度射撃形態については、本編1stシーズンで描かれた装備も、2ndシーズンに向けて試行錯誤や機能の更新が図られていたのではないか、との想定で取り入れてみました。今後の展開の中でも、METAL BUILDシリーズならではの解釈と拡張性を盛り込みながら、お客様に驚いて楽しんで頂ける工夫を盛り込んでいきたいと考えております。

――「METAL BUILD」シリーズならではの表現や可動、ギミックをお聞かせください。別売りの「METAL BUILD プロトザンユニット」との併用などで広がる玩具ならではのカスタム遊びが期待されます

洲崎氏:拡張性の部分では、MS本体との連動に加え「GNアームズ」との多彩な連携も盛り込んでおります。「GNアームズ」自体が分解、組み合わせ、装備と高いプレイバリューを盛り込んだ商品でしたが、そのプレイバリューを更に加速させて、数えきれないほどの武装形態を構築できる商品になりました。是非「GNアームズ」をお持ちのお客様には、色んな組み合わせを試して頂いて、新しい発見を楽しんで頂ければと思います。

――最後にユーザーへのメッセージをお願いいたします

洲崎氏:「ダブルオーガンダムセブンソード」より始まった、METAL BUILDでの「機動戦士ガンダム00」シリーズも、「Revealed Chronicle(リビルドクロニクル)」を経て、誰も見た事のない、新しい局面に入りました。新しいエピソードに絡む新機体や、皆さまにお待ち頂いている待望の人気機体、驚きの機体なども商品化企画に上がっておりますので、是非物語と合わせて楽しんで頂ければと思います。海老川さん、柳瀬さん、千葉智宏さん達のオフィシャルクリエイターの皆さまにお力添え頂きながら、スタッフ一同頑張って参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

秋葉原UDX「TAMASHII NATION 2023」のROBOT WORLDフロアでは「METAL BUILD ガンダムデュナメス リペア」の参考展示も実施中

――ありがとうございました。