インタビュー

「無敵の王者 ジャンボマシンダー マジンガーZ」インタビュー

対象年齢 50歳以上の巨大マジンガーZ!? 語られる「ジャンボマシンダー」の未来

【無敵の王者 ジャンボマシンダー マジンガーZ】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

7月発売予定

価格:19,800円

全高:約600mm

素材:PP、PVC、ABS製

セット内容:本体、ロケットパンチ左右、速射6連ミサイル×2、ホバーパイルダー、ミサイル×20

 BANDAI SPIRITSは、『マジンガーZ』の大型フィギュア「無敵の王者 ジャンボマシンダー マジンガーZ」を7月に発売する。価格は19,800円。

 「ジャンボマシンダー」は1970年代から1980年代にかけてポピー(当時のバンダイグループの子会社)から発売された全高約600mm前後の大型玩具で、「マジンガーZ」を筆頭に、当時のロボットアニメや特撮番組のキャラクターを発売していた。同じポピーブランドで人気を二分した「超合金」シリーズよりも1年早い1973年に発売された玩具で、当時の子供達には何よりもその大きさが魅力だった。

「無敵の王者 ジャンボマシンダー マジンガーZ」。7月発売予定。価格は19,800円。1月10日より一般店頭にて予約受付中

 商品展開の時期は「超合金」よりも短く、1980年代初頭にシリーズは終了。その後バンダイからは2012年に「ジャンボマシンダーNEO」のマジンガーZが発売されたが、復刻という形で「ジャンボマシンダー」が発売される機会はなかった。

 そして今年、2022年に放映50周年を迎えた『マジンガーZ』の「ジャンボマシンダー」がついに復刻されることになった。その発表は40歳代~60歳代のこのおもちゃに憧れた世代をときめかせ、予約開始の1月10日当日中に完売した店舗も多かったようだ。

BANDAI SPIRITSの公式サイトより引用。本体の他、ロケットパンチ左右、速射6連ミサイル×2、ホバーパイルダー、ミサイル×20が付属する

 この「ジャンボマシンダー」の復刻企画を⽴ち上げたのは、BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部の岡崎聖氏。1990年代に組み⽴て玩具の「元祖SDガンダム」を世に送り出した後に、北⽶バンダイや円⾕プロダクションへの出向などを経て、2017年に同事業部へと帰任し『マジンガーZ』などのミドル~シニア世代向けの「超合⾦魂」シリーズなどを手がけている。

 50年あまりの時を経て復活を遂げたこの「ジャンボマシンダー」の企画経緯や商品の特徴、そして気になる今後の展開について、岡崎氏に話を聞いた。

BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部の岡崎聖氏

子供の頃の体験をもとに、当時のフォルムに近づけた復刻。機能的アップデートも!?

――今回発売から51年という長い時を経て、今年7月に「ジャンボマシンダー」が復刻されます。まずはこの「ジャンボマシンダー」がどんな商品なのかを教えてください。

岡崎氏:「ジャンボマシンダー」は1973年に発売された、『マジンガーZ』のリアルタイム放送時の最初のヒット商品です。その魅力はなんといってもサイズ感で、60cmという大きさは、当時の子どもからすると本当に大きくて、フォルムも当時としてはTVの中で見たマジンガーZそのもので、実は結構重量感もあって大ヒットアイテムとなりました。

全高約600mmで、可能な限り当時のフォルムを再現。参考までに並べた右の「GX-105 マジンガーZ 革進 -KAKUMEI SHINKA-」が全高約165mmなので、その大きさがわかると思う

――実は私も「ジャンボマシンダー」には憧れた世代でして、当時の『マジンガーZ』のおもちゃとしては、「超合金」と人気を二分していたイメージがあります。

岡崎氏:実は「超合金」は『マジンガーZ』放送後期の1974年に発売されまして、リアルタイムではこの「ジャンボマシンダー」が主力商品と言えるものだったんです。その後「XX計画ひみつ新兵器」という、別売りのオプション武器なども多数発売されて、他のおもちゃとは一線を画すプレイバリューを備えていたんです。

――そんな「ジャンボマシンダー」がついに復刻発売されることとなりましたが、その企画経緯を聞かせていただけますか。

岡崎氏:『マジンガーZ』の50周年メモリアルの一環というのが企画の最大の経緯なんですが、僕自身がこの「ジャンボマシンダー」のリアルタイムユーザーだったことの思い入れもかなり入っています(笑)。

 放映当時の『マジンガーZ』は本当ににエポックメイキングな作品で、僕も大好きになって、そのおもちゃであった「ジャンボマシンダー」も比較的早い段階で買ってもらいました。うちが3人兄弟だったので、それぞれ「XX計画ひみつ新兵器」や敵キャラクターなんかも買ってもらって、戦わせたりしていたんです。

――夢のような生活ですね!(笑)

岡崎氏:3人で誕生日やクリスマスはもちろん、祖母が家に来たときなんかにもねだっていましたからね(笑)。特別な思い入れもあったので、この記念すべきタイミングで商品化を企画したんです。

――「超合金」は現在もブランドとして健在ですが、「ジャンボマシンダー」が復刻される機会ってこれまでなかったですよね。それはなぜなんでしょう。

岡崎氏:かつて1990年代にユニファイブさんが「ジャンボマシーン」という名前で復刻されたこともありましたが、商標はバンダイ本社が持っていて大切な資産でもあるということで「ジャンボマシンダー」という商標の使用は許諾していませんでした。その弊社も2010年に「ジャンボマシンダーNEO」という名前でマジンガーZを発売したこともありましたが、そのときは素材がABSになって造形も新規で、オリジナルの復刻ではなく1アイテムのみの発売に留まりましたからね。

 当時のポピーの商品展開が「ジャンボマシンダー」から「超合金」へとシフトしていった経緯などもあって、ブランドとして復活する機会がなかったことは確かです。

――岡崎さんがコレクターズ事業部に戻られたからこそ実現されたというわけですね。

岡崎氏:作品50周年のタイミングでたまたま「ジャンボマシンダー」に思い入れを持った企画者がいたということでは結果的にそういうことになるかもしれませんね。「ジャンボマシンダー NEO」もそうでしたが、弊社コレクターズ事業部の商品は可能な限り劇中の姿に近づけた、リアルでシャープな造形を追求していますが、今回はフォルムや素材などは極⼒1973年当時のままで復刻するコンセプトを推したんです。コレクターズ事業部の商品としてはここまでプリミティブなアイテムってほとんどないんですよね。

――近年は“昭和レトロ”的なムーブメントも強まっていますし、当時と同じフォルムのソフビフィギュアなども販売されていますから、当時のスタイルを再現した需要はあると思いました。

岡崎氏:そうなんですよね。僕自身も昔のままのソフビフィギュアのようなアイテムは好きですし、同じような好みを持ったユーザーも少なからずいるという手応えがあったことも企画意図に含まれていたことは間違いありません。

――19,800円という価格設定はどのように決められたんですか? 「ジャンボマシンダーNEO」が26,250円だったこともあって、結構安いように感じたんですが……。

岡崎氏:「ジャンボマシンダーNEO」は素材が違うこともあるので単純に比較はできないんですが、オリジナルと同等の商品は50年前から復刻されていないこともあって、適正価格がわからないんですよ。ですのでこれも私の感覚を基準として、税込で2万円を切る価格を目指して作りました。

――本体だけでなく、ミサイルを発射できる「ひみつ新兵器」と同等の「速射6連ミサイルランチャー」も付属していますよね。

岡崎氏:当時のままのスタイルで作るとなれば、この肩や脚に付属のミサイルを装着できる仕様は外せないポイントなんですけど、本体だけだとこのミサイルで遊ぶギミックがないんです。当時は別売りの装備ありきで成立するミサイルでしたから、ただ付けるだけでは遊びようがなく、存在を無駄にしないためにも、それを発射できるオプションを付属することにしたんです。こうした「ひみつ新兵器」で遊ぶ「XX計画」というのも当時の外せない要素でもありましたし。

両腕に取り付ける「速射6連ミサイル」。付属のミサイルを発射できる

――そうなるとますます値段設定が大変そうですね。

岡崎氏:価格に関してはこのご時世、どうしても高くなってしまうんですが、50年ぶりの復刻アイテムでいきなり別売りのオプションを出すのも違うだろうということで、生産メーカーにも努力していただいて目標の価格に設定することができました。

――素材などは当時のものと同じですか?

岡崎氏:はい、基本的には当時と同じPP(ポリプロピレン)をブロー成形したものです。

――ソフトビニールとは違うんですね。

岡崎氏:はい、ソフトビニールはPVC(ポリ塩化ビニル)が素材で、そもそも生産の工程が違います。ソフビの場合は金型に素材を流し込んで作りますが、PPのブロー成形は金型に素材を入れてそこへ空気を一気に送り込んで膨らませて作るんです。生産過程の都合上必ず中空の構造で、シャンプーや洗剤などのボトルに使われているものです。

 PVCは柔らかいので、造形を大きくすると自重でへたってしまうことがあるんですが、PPは軽くて丈夫なので、この「ジャンボマシンダー」のように大きな造形に向いているんです。ただしPVCと違って塗装ができないので、このようにパーツごとに色分けをしているんです。

――ということは、塗装されている頭はPPではないんですね。

岡崎氏:頭部は当時のものもソフビのPVCですね。全体のスタイリングは比較的綺麗な当時品を入手して、それを3Dスキャンしてそのデータを元に新規で金型を作りました。ですので形状はできる限り忠実に当時のものを再現しています。

本体はPPの成形色を生かし、頭部はPVCで塗装が施されている

――頭部のホバーパイルダーがマグネットで固定されるなど、一部アップデートされている部分もあります。

岡崎氏:当時品のホバーパイルダーは、頭に固定するために、マジンガーの頭頂部に大きなダボがあって、ホバーパイルダー側の穴にそれを差し込む仕組みだったんです。ホバーパイルダーを外すとダボが結構目立ってしまっていたので、今ならではの仕様として鉄板とマグネットでパイルダーオンできるようにしました。ドッキングしている状態なら、当時品の見た目と変わりませんからね。

着脱可能なホバーパイルダー。「パイルダー号」の表記も当時のままだ
ホバーパイルダーは底面にマグネットを仕込むためにブロー成型品からソフビ製に変更となった

 そしてもう一つのアップデート点はロケットパンチです。これも当時は「ひみつ新兵器」を取り付けることで発射できたんですが、発射装置を間に取り付ける関係で、腕がかなり⻑くなってしまっていたんです。僕自身それがあまり気に入っていなくて、今の技術なら当時の形状のまま腕の中に発射装置を仕込めると考え、「超合金」のマジンガーZのようにオプションなしで発射できるようにしました。パンチ側にトリガーフックを設けて、それをジェット噴射のイメージでオレンジで成形したんです。

ロケットパンチのフックはジェット噴射をイメージしたオレンジで成形
ロケットパンチを発射するボタンが上腕の裏に備えられた

――この大きさでパンチが飛ぶのはかなり迫力がありますね! ちなみに仕様として当時とまったく同じものにしようという考えはなかったんですか?

岡崎氏:そこは本当に難しいところでして、当時のファンの中には完全に同じものを復刻してほしいという方も少なからず存在していることは意識しました。でも令和に発売する商品として作るのなら、当時のユーザーとして気になった部分は何とかしたいという、ある意味企画者のエゴのようなもので、⾒た⽬は⼤きく変えず機能的なところをアップデートすることで、当時のユーザーが理想とするだろうという仕様とさせていただきました。

――ミサイルが20本も付属するのは驚きました。

岡崎氏:これは予備というのもあるんですが、肩と脚に装着して、なおかつ「速射6連ミサイル」に装填した状態でフル装備させると20本になるんです。全装備させると、本当に要塞ロボットのように格好良くなるんですよ。テレビには出てこないスタイルですけど、これもやはり「ジャンボマシンダー」ならではの魅力ですね。

付属のミサイル20本を全て取り付けた状態

脚の中にに謎の砂袋!? 重量感と安定性を増すための仕様も再現

――その他にこだわりポイントはありますか?

岡崎氏:実は当時の商品には、重量感や安定性を確保するために、脚の中に重りとして砂が入った袋が詰められていたんです。僕も当時さんざん遊び倒したあげく、本当はやってはいけないんですが、マジンガーZを分解してしまったことがありまして、そこに砂袋が入っていて驚いたんです。本体が中空のブロー成形なので、そのままだと軽くて、重量感がないうえに全体の大きさから倒れやすくなってしまうので、脚に重りを入れていたんですね。

 今回の復刻のために、当時のサンプルみたいなものを手配したんですが、それにはなぜか重りが入っていなくて、それを参考にして作った試作品も凄く軽くて、僕自身が当時味わった重量感とは明らかに違っていたんです。これはおかしいということで、別途当時品を借りてみると、重りを追加してほぼ同じ重さにしました。

――今回も同じように砂袋が入るんですか?

岡崎氏:そこはさすがに砂袋では⼼許ないので、代わりに同じ重量の成形物を芯として両脚に⼊れています。それにより重量感を出すことができました。この重さはブロー成形の本体だけでは絶対出ないものなんですよね。

足の裏には転がして遊ぶのためのコロを装備。内部には重りが入り、重量感と安定性を確保している

――そのあたりはやはり当時触った経験があることによるこだわりですね。

岡崎氏:今回はたまたま僕にリアルタイムの体験があったことが、開発にストレートに繋げられる要因になりましたね。弊社は扱っている作品やキャラクターが多岐にわたるので、いろんな企画マンが必ずしもリアルタイムで体験していないものを勉強して手がけることもありますし、各自が商品開発に対するこだわりをもって解決しています。

 それぞれの企画は識者やブレーンの方に協力いただいてますし、この「ジャンボマシンダー」も然りで、僕の知識や記憶だけでは成立しなかったと思いますよ。

――パッケージは現在開発中とのことですが、こちらもやはり当時のデザインを踏襲されるのでしょうか。

岡崎氏:パッケージも極力近いものにしようと考えています。ただ、箱も当時のままの仕様ですと、厚紙1枚だけで脆弱だったので、箱も蓋も⼆重構造のパッケージにしてしっかり丈夫で質感を増すようにしています。

――復刻の企画を進めるにあたり、苦労されたところはありますか?

岡崎氏:ブロー成形のおもちゃを作ることを、少なくとも弊社コレクターズ事業部が始まってからはやったことがなかったので、それができる工場を探すことが最初の関門でした。工場はなんとか見つけることができたんですが、次の関門は色の調整ですよね。実物が50年前のものしかなくて、当然経年劣化もあるので、極⼒当時のカラーイメージを再現するための調整にはかなり時間をかけました。あと細かいところでは、生産時にお腹のシールをシワが出ないよう綺麗に貼るためにどう分割するかとか、そのあたりでしょうか。

お腹にシールによるロゴが入ったデザインは当時ならではの味がある

――1月の予約開始時からSNSなどで反響があって、比較的早い段階で予約完売した店舗もあったようですが、その反応を見ていかがでしたか?

岡崎氏:初動の予約状況が好調だったことは純粋に嬉しかったですが、実際にはまだ発売していませんから、7月に店頭に出て皆さんが手にされたときに本当に満足していただけるかが重要ですよね。

 我々としても商売になることを見越して企画を提案していますが、予約をしていただいた皆さんのおかげで確かな手応えを感じることができましたので、構想レベルではありますが今後の展開についても考えていきたいです。

――『マジンガーZ』の周年企画に合わせた復刻という印象もありましたが、シリーズ展開などの可能性はあると?

岡崎氏:やるからには単発の復刻ではなく、次の展開なども含めて考えています。それでもやっぱり、発売後にどう転ぶかによりますけどね。「マジンガーZ」だから欲しいのか、それとも「ジャンボマシンダー」というブランドに魅力を感じていただけるのかもわかりませんし、当時も「超合金」に主役の座を譲っていったブランドですので、ターゲットユーザーもそこまで広くないことも理解していて、果たしてどこまで追いかけられるのか懸念はあります。

 ただやはりリアルタイムで触ってきたユーザーとしては、このマジンガーZ以降にも優れたアイテムはたくさんあるんです。シリーズを重ねるごとに造形が良くなっていって、より劇中の見た目にも近づいてもいくので、このまま歴史に埋もれてしまうのは惜しいという思いもあります。BANDAI SPIRITSは「超合金」などで、ある意味ポピーのレガシーを受け継いでいるメーカーですので、この「ジャンボマシンダー」も復活するからにはブランドとして継続していきたいですからね。

――ちなみにプレミアムバンダイでの受注ではなく、一般販売にした理由はあるんですか?

岡崎氏:僕としてやっぱり一般店頭で売りたいという気持ちが強かったんですよね。店頭にあの箱があることに夢を感じると思うんです。「対象年齢 50歳以上」みたいな商品なので、「この日時にネット予約してください︕」というよりは「店頭で手に取ってみてください」みたいな感覚ですね。

――確かに今の店頭にあの箱が並ぶ様子は、ちょっとワクワクします(笑)。

岡崎氏:そうなんですよ。当時のジャンボマシンダーのTVCMでは、愛川欽也さんが「赤ちょうちん1回我慢すりゃ、キン坊ニコニコ俺が行く」というセリフを言っていました。私は子供の頃はよく意味がわからなかったんですけど、これはつまり「飲みに行くのを1回我慢して子どもに『ジャンボマシンダー』を買って帰ろう」という、微笑ましい時代を表すCMだったことがわかるようになりましたね(笑)。(編集部注:当時のジャンボマシンダーの値段は2,650円。サラリーマンが1回飲みに行くのを我慢するくらいの値段です、ということ)

――例えばですけど、現代のキャラクターをこのフォーマットで出すような構想はあるんですか?

岡崎氏:企画プレゼン会議ではそういった意⾒も出ていましたが、まずは当時あったものからどのぐらいラインナップできるかを優先しました。このフォルムって、当時のデザインがあったからこそ成⽴するもので、例えば最新のガンダムとかをこのスタイルフォーマットで作るってどうなの? って思っちゃうんですよ(笑)。先ほども話しましたけど、このマジンガーZを筆頭に魅⼒的なフォルムのアイテムはたくさんありますし、周年を迎えるタイトルのキャラクターなどもいますから、優先度はそちらのほうが高いですね。

――夢が広がりますね。では最後に、今後の展望なども含め、「ジャンボマシンダー」の発売を楽しみにしている方々にメッセージをいただけますか。

岡崎氏:商品を予約していただいた方や、欲しいと思っていただいた方は恐らく僕に近い世代がほとんどだと思います。懐古趣味と言われてしまうかもしれませんが、日曜日の夜7時に『マジンガーZ』を見てワクワクして、おもちゃが家に来たときの喜びとか、それを使って家族や友達と遊んだ思い出を尊く感じる世代になっちゃいました。そんな思いを共感していただけるようなものを目指して企画しましたので、ぜひ手に取っていただきたいです。僕としてはこの「マジンガーZ」だけで商品を終わらせてしまうつもりはなく、スタート地点とも思っていますので、今後の動きにも注目していてください。

――ありがとうございました。