インタビュー
「超合金 TIME TRAIN」企画担当者インタビュー
公式のアイテムとして初めて本格的に立体化される、ギミック満載の蒸気機関車型タイムマシンの魅力とは
2025年7月14日 00:00
- 【超合金 TIME TRAIN】
- 12月 一般店頭販売予定
- 価格:59,400円
- ジャンル:完成品トイ
- サイズ:本体+台座全長 約560mm、本体全長 約480mm
- ※対象年齢15歳以上
BANDAI SPIRITSは、劇場用映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART 3』に登場する「TIME TRAIN(タイムトレイン)」を立体化した、「超合金 TIME TRAIN」を2025年12月に一般店頭にて発売する。現在、予約受付中である。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART 3(BTTF 3)』のラストシーンで、主人公マーティ・マクフライの前に現れた、“ドク”ことエメット・ブラウン博士が組み立てた新しいタイムマシンがこのタイムトレインだ。シーンにしてわずか数分の登場だったが、作品を観た人の心に深く刻まれた存在である。
今年2025年は『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)』の公開40周年となる記念すべき年となるわけだが、そこにあえてこのタイムトレインを発売する理由についてBANDAI SPIRITSコレクターズ事業部の企画担当者に話を聞いた。
『BTTF 3』で強烈な印象を与えた蒸気機関車型のタイムマシンがギミック満載の大人向けおもちゃとして商品化
このタイムトレインは、劇中では正式な名称は呼称されておらず『BTTF 3』のラストシーンにドクが作った新しいタイムマシンとして登場している。作中のクライマックスで1985年に戻ったマーティの目の前に現れ、ドクやその家族と再会したときに彼らが乗っていたのがこの機関車型のタイムマシンだ。
「未来にはもう行ってきた」というドクのセリフから読み解くに、マーティを未来に帰した出来事を参考に、1885年の技術で新たにタイムマシンを作ったドクがタイムスリップした未来で完成させたものと推測される。登場したときは線路上を走っていたが、去るときは飛行形態へと変形し、空を飛ぶことでタイムスリップをしている。
ラストシーンで登場したのはわずか2分半程度。にもかかわらず、『BTTF』シリーズファンの間には強い印象を残している。撮影に使用された機関車部分は現在もユニバーサル・スタジオ・フロリダに展示されているという。
同じタイムマシンのデロリアンは数え切れないほど立体化されているが、このタイムトレインは立体化の例がほとんどなく、この「超合金 TIME TRAIN」は昨年11月の「TAMASHII NATION 2024」発表でファンに大きな衝撃を与えた。機関車とテンダー(炭水車)の部分を含めて全長約480mmというビッグサイズで、スケールは約1/43で鉄道模型ではOゲージのスケールに相当する。
映画の登場シーンや資料となる書籍を参考に、一番格好良く見える形状で造形し、次元転移装置やライト、各所の電飾部分は56灯ものLEDによる点灯・点滅ギミックが備わっている。
本体上面の装飾は可動し、さらに飛行形態に変形させることで動輪が回転するギミックもある。電力は本体をUSB-Cケーブルを差し込んだ台座に乗せることで給電され、台座にあるスイッチを押すことでギミックの作動とともにサウンドが再生される仕組みだ。商品には登場人物のフィギュアも付属し、ディスプレイすることを意識した内容となっている。
「超合金」50周年と『BTTF』40周年が合致。インパクトのある蒸気機関車型タイムマシンを企画
――この「超合金 TIME TRAIN」を企画することになった経緯からお聞かせください。
寺野氏:私が所属するコレクターズ事業部では、昨年「超合金」シリーズが50周年を迎えたことを機に、世の中が「超合金」シリーズに目を向けてくれるようなインパクトのある商品を企画する意向がありまして、普段はあまりお付き合いのない版元様が何かしらのアプローチをしているところに、面白そうだと思ったら積極的にお声がけして商品化を進めてきました。最近では「超合金 ルービックキューブ」や「超合金 あずきバーロボ」などがまさにその一環ですね。
そのタイミングで、私がユニバーサル・エンターテインメントさんとの打合せに参加する機会がありまして、その時に「ちょっと先になるんですが、2年後に『BTTF』の放映40周年がありまして……」という先方からの提案いただきまして、『BTTF』ならきっと面白いものができるだろうと考えて企画を立ち上げたことが商品化の経緯です。
――そのときからこのタイムトレインを作ることは考えていたんでしょうか。
寺野氏:『BTTF』40周年に「超合金」での商品化となれば、当然デロリアンのタイムマシンを考えると思うんですが、デロリアンはこれまでも各社さんから大小星の数ほど商品化されていて、中には空中浮遊するものや、ロボットに変形するものまで出てきて、ギミックさえもやり尽くされていて、これ以上は何をやってもインパクトに欠けるなと思ったんです。
そこで作品の一ファンとして考えたのが、『BTTF 3』のラストシーンに登場した蒸気機関車型のタイムマシン、通称「タイムトレイン」なんです。私自身、これまで『BTTF』の商品は色々見てきましたが、一度も立体化された例がなく、調べてみると映画公開当時にマクドナルドのハッピーミールでデフォルメされたものが出ていたぐらいでした。公式のマスプロダクト商品としては一度も発売されてない状況でしたね。
――ユニバーサルさん自身も作っていなかったんですか?
寺野氏:立体物はないですね。オフィシャルの商品として出ていないものなので、やってみる価値はあると思ったのと、可動部分や発光部分が満載で、玩具に落とし込むのにも向いていることが大きな魅力でしたね。
――その企画をユニバーサルさんに打診されたときの反応はいかがでした?
寺野氏:さすがに驚かれていましたね。「本当にやるんですか!?」って言われた記憶があります(笑)。
――企画の段階で、商品として成立する手応えはありましたか?
寺野氏:商品として確かな手応えを感じられたのは、可動させるための内部機構の試作ができてからですね。企画当初からこの商品の最大のキモとなるのは、車体全体に見られる装飾の駆動だと考えていて、その動きは絶対に再現したかったんです。こうした可動の設計が得意な発注先に相談をして、試作が上がってきたときに「あっ、いけるかも」っていう手応えを感じられたんです。それが2023年の夏頃でした。
――可動や発光は玩具ならではの魅力がありますね。
寺野氏:ギミックのない精密なディスプレイモデルにはしたくないという思いは強かったです。弊社はおもちゃ会社ですから、精密さを極めるのではなく、どこかしらにおもちゃの要素を入れることが大前提でした。それが可動と発光、サウンドのギミックなんです。
全体の大きさについても、内部にモーターやギアなどの機構を入れることを考慮したサイジングで、試作の段階からこの大きさになると見越していたんですよ。それがOゲージの約1/43スケールに近かったので、そこに設定したんです。
――さらに小さくするのは難しかったんですか?
寺野氏:これより小さくすると、色々と諦めなければならない部分が出てきてしまうんです。例えば可動はできるけど発光は無理とか。自分がやりたいことを最低限詰め込んだ結果としての大きさですね。
――劇中での登場時間が短く、他に立体化の例がない環境で、外観の設計は何を参考にされたんでしょうか。
寺野氏:参考にしたものは映画の登場シーンとは別に大きく分けて3つあって、まず1つめが「バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン・タイムマシン オーナーズ・マニュアル」という書籍です。これはデロリアンをメインに据えた海外の設定書で日本語訳もされている書籍で、これに数ページですがタイムトレインの資料が載っているんです。劇中では見えなかった運転室の中の図柄などもあって、これをユニバーサルさんに教えていただいて、参考にしました。
――資料となる書籍があるのはかなり大きいですね。
寺野氏:ところがですね、CGによるイラスト設定とともに当時の青焼きの設計図なんかが載っているんですが、比べてみると両者で形が違っていたり、ほとんど見えなかったりする部分があるんですよ。あくまで書籍として見せるための資料なので、劇中の撮影で作られた正確な形とも恐らく違っているんです。
そこで2つめの資料としたのが、現在もフロリダのユニバーサル・スタジオに展示されている、実際に撮影に使われた1/1サイズのタイムトレインです。実はこれも展示物は機関車部分だけで、後ろのテンダーがないうえ、撮影から40年近くが経過して経年劣化による修復の跡がけっこうあって、映画の姿とはどう見ても違っていたりするんです(笑)。
どれが正解でどれが不正解かは、現在の状況では正確には分からないので、まずは映画で確認できるところを最優先しつつ、書籍の資料と展示物の写真を見比べて、3つめの資料として用意した「LOCOMOTIVE DICTIONARY」という実物のSLの設計図が載っている洋書を参考に、劇中の1880年前後の機関車の形状とすり合わせた解釈で整合性を取るという形でまとめました。
――ということは、どうやっても見えない部分はオリジナルの解釈が入っているんですね?
寺野氏:そこは何とか形にしましたね。テンダーなどは劇中でも一部分しか見えていませんし、運転室の一部も資料にはないので、可能な限り違和感のない解釈で設計しています。
劇中と同じ可動や発光を再現するための1/43のOゲージスケール設計
――具体的なギミックや仕様などについて教えていただけますか。
寺野氏:まずは弊社の商品仕様としては初の試みとなる、USB給電による電源供給仕様としました。充電のためのUSBは採用していますが、電源とするのは初めてのことですね。台座にUSB-Cのケーブルを接続して、台座の接続端子に本体を載せて接続することで給電するようにしています。
――走行形態と飛行形態の2種類で飾れるんでしょうか。
寺野氏:はい、両方で飾れます。飛行形態で飾るときは支柱を取り付けて宙に浮いた状態になります。
――主な可動は機関車の各部メカと動輪の回転ですか?
寺野氏:各部のメカは基本的に全て動きますが、動輪の駆動は飛行形態のみとなります。変形させると動輪の中心軸が外れてしまうので、機構的に両方の形態で動輪を動かすことは困難というのが最大の理由でして、劇中でも動輪を動かして線路上を走行したのは登場時の一瞬だけだったので、いろいろなことを加味した結果として走行形態時は動かさず、飛行形態時にのみ動かすようにしました。
構造としては前から2番目の動輪を歯車にして回転させて、ロッドで前後の動輪を動かす仕組みで、これが再現できたのもこのサイズだからこそのものですね。
細かな可動部分も実物を見ていただきたいところはたくさんあって、例えば運転室の前方上のクルクルと回転する部分は、上と下で回転する向きが逆なんです。ここは劇中でも判別できるので、ちゃんと個別に回転方向を設定しています。あとはボイラー横のシリンダーですかね。左右で6個ずつあるんですが、さすがに全てを個別に動かすのは大変なので、2軸ずつを同時に動かすようにしました。こうした可動は、劇中で確認できたものは可能な限り忠実に動かしています。
――ユーザーはギミックをどのようにして作動させるんでしょう?
寺野氏:台座にあるタイプライター型のボタンが作動スイッチです。実はこれ、先ほどの「オーナーズ・マニュアル」にあった、タイムトレインの運転台に設置されているタイプライター型のボタンをイメージしたものなんです。1885年当時の技術で作ったタイムマシンでドクが未来に行って、飛行できる形に仕上げたという想像のもと、ちょっとアナログでスチームパンクなデザインを踏襲したものです。
――なるほど、一見しては分からないけど、実は意味のある素敵なデザインですね。
寺野氏:ありがとうございます。ボタンの内容については現在調整中ですが、走行時と飛行時の作動とサウンドモードの切り替えボタン、汽笛を鳴らすボタン、あとは発光の明るさ変更+サウンドのオンオフをするボタンの3つになる予定です。
――LEDは全部で56灯もあるそうですが、色数はいくつぐらいあるんでしょう。
寺野氏:色数はそんなに多くないです、白と青とオレンジの3色です。青は劇中でスパークが出ていた運転室の前方下で、オレンジは次元転移装置と本体下部の飛行形態時に点灯するノズル、テンダー後ろの排気口です。前照灯や車体横でリレー発光するラインは白ですね。
――変形は手動で、一部パーツ差し替えだそうですね。
寺野氏:はい、手動変形となります。動輪を水平にして、その上にあるランボードを引き出してそこに翼を差し込みます。あとは運転台屋根の翼も差し込み式です。劇中の通り引き出し式にしたい気持ちもあったんですが、どう考えてもあれはファンタジーの嘘で、あの大きさの翼はサイズ的に収納できなくて、さらに商品の設計上内部には電子基板や駆動メカが入っているので、ここに限っては差し替え式とさせていただきました。一応テンダーの尾翼については収納スペースを確保できたので、そこだけは差し替えなしで変形します。
――商品としてどこまでを再現するかの判断は難しいですよね……。
寺野氏:そうなんですよ。今回は「超合金」としての発売なので、あくまでおもちゃとしてのバランスで仕様を決めたんですが、ギミックのトレードオフはかなり悩みましたね。形状や機構はもちろんのこと、安全性も確保しなければならなりませんから。大人向けとはいえ、お客様が万が一こんなことをしたら、壊れたり怪我をしたりするんじゃないかという懸念はメーカーとして徹底して配慮しなければならないですし、電気を使うおもちゃなどは、そこがさらにセンシティブになりますからね。
――企画開発で一番苦労されたのは、やはりそのあたりですか?
寺野氏:苦労したというと、やっぱりギミックの再現でしょうか。弊社はギアレーションを使ったおもちゃの設計をあまり得意としていなくて、過去に発売した「超絶自動変形 大鉄人17」などでも諸先輩方がずいぶん苦労されたという話はよく耳にしました。大変だからあまり商品化の例がなく、続かないのでノウハウが溜まらないんです。
今回も設計の発注先に何度も調整もらって、設定通り動くようになるまでは相当な時間がかかりましたからね。
あとは先ほどお話しした、造形における劇中設定の再現ですよね。例えば運転室の座席などは、劇中ではまったく映っておらず、先ほどの「オーナーズ・マニュアル」にもその部分は描かれていないんです。でも劇中ではドクと家族が揃って乗っていたので、座るところは必ずあるだろうと。そこでネットで徹底的に探してみたところ、メイキングシーンのワンカットにクララが2人掛けのソファっぽい座席に座っている写真が見つかったんですよ!(笑) それを参考に造形をしましたので、運転室の扉を開けた中はぜひ見ていただきたいです。
寺野氏:精密な再現モデルではないとはいえ、『BTTF』シリーズ40周年を記念する商品ですから、造形は可能な限り再現したいというこだわりは詰め込みたくて、そういう細かいところを調査するのに毎回時間がかかったというのが苦労した点ではありますね。
――そういう意味ではこの商品が、タイムトレインの造形におけるスタンダードになりうるのではないでしょうか。
寺野氏:そうなれば嬉しいですね。
企画を立てた本人が何度眺めても飽きのこないデザインが大きな魅力
――劇中の再会のシーンのフィギュアが付属するのも、ファンにとっては嬉しいポイントでした。
寺野氏:あのシーンはやっぱり、マーティ&ジェニファーとドク家族の会話は外せないですから。“再開と旅立ち”の両方が描かれる名シーンなので、キャラクターが向かい合っている画作りは絶対にほしいと思っていて、運転室のドアを開けられるようにしたのも、あのシーンを再現したかったのが1つの理由ですしね。
細かい話ですけど、ドクが家族を紹介するシーンではマーティとジェニファーは肩を組んでいませんし、写真はその後にもらうのでポーズの時系列は違うんですが、そこはやはりファンのイメージとして、あのシーンを濃縮したようなポーズで商品設計したんです。
――フィギュアがいると、走行形態でのイメージが一気に膨らみますね。ギミックが動いていても動輪は動かない仕様に対する説得力も強まりますし。
寺野氏:あと人がいるとSLとしての魅力が引き立つんですよね。私はこの作品のこのシーンだけなく、SL自体も大好きなので、作ってきて何度も見ていますが、この形は本当にシビれます。時代に合わせたスチームパンク風の意匠とか、「海底二万里」のノーチラス号を思わせるようなカウキャッチャー(車両先端にあるバンパー)とか、魅力的な部分を挙げたらきりがないです。次元転移装置が煙突の前に付いていたとか、設計していて気付いたところでしたからね(笑)。もしバードストライクしたらどうするんだろう?みたいな(笑)。
――私も煙突が2本あることはこれを見て初めて気付きました(笑)。ちなみにSLの汽笛や蒸気などのサウンドはどのようにして収録されたんでしょう。劇中の音を使っていたりするんですか?
寺野氏:いえ、劇中の効果音は特定の素材が存在しないので、私の知り合いの鉄道模型に詳しい方に相談して、鉄道模型に仕込んで音を鳴らすDCCという機構の音源を作っている人を紹介していただいて、その方が持っている音源をお借りして、劇中で鳴っていた音に近いものを加工して使っています。
この時代のSLって結構小さくて、本来はもっと軽い音が鳴るんですが、劇中ではかなり低い音で鳴っているので、それに近い音をお借りして、台座に内蔵するスピーカーで再生して劇中に近い雰囲気で聞こえるように調整しています。
――実物を手に取ってみることで感じられる魅力はたくさんありそうですね。
寺野氏:PVでも動いているところはご覧いただいていますが、実際に動いているのを見ると印象は大きく変わると思います。サウンドや発光は現在調整中ですが、製品版と同等の動きや音を体験いただく機会はあると思いますので、もう少しお待ちください。
――最後に本商品を期待している方へのメッセージをお願いします。
寺野氏:デロリアンのタイムマシンは世にたくさんのファンがいて、その商品を持っている方も日本には星の数ほどいると思うんです。その中の10%でも1%でもいいので、興味を持っていただいた方にこの「超合金 TIME TRAIN」を買っていただけたら、企画は成功と言えると思っています。
『BTTF』の40周年を記念する商品で、構造上生産するのも大変ですので、限定アイテムではありませんが、再生産する機会も少ないと思いますので、後から悔やまないよう興味を持たれたのであればぜひ買っていただきたいです。そうすることで、次の機会にも繋がりますので、ぜひよろしくお願いします。
――ありがとうございました。
(C) Universal City Studios LLC and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
※画像は試作品を使用しています。実際の製品とは異なる場合がございます。ご了承ください。





























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