インタビュー
【トランスフォーマー】「マスターピースムービーネクスト MPMN-01 サイドスワイプ」インタビュー
スクリーンで活躍した流線型のビークルモードと濃密ディテールのロボットモードを再現
2026年2月2日 00:00
- 【マスターピースムービーネクスト MPMN-01 サイドスワイプ】
- 【マスターピースムービーネクスト MPMN-02 サイドスワイプ G1レッド】
- 2026年9月下旬 発売予定
- 価格:各14,850円
タカラトミーのハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK(ティースパーク)」は、アクションフィギュア「トランスフォーマー」シリーズより「マスターピースムービーネクスト MPMN-01 サイドスワイプ」を2026年9月下旬に発売する。価格は14,850円。
トランスフォーマーの映画作品における最高峰ブランド「マスターピースムービー(MPM)」が「マスターピースムービーネクスト(MPMN)」として再始動し、その第1弾にオートボットの戦闘員「サイドスワイプ」が登場。
「サイドスワイプ」は実写映画『トランスフォーマー/リベンジ』に登場したオートボットの戦闘員。ロボットモードは白銀のボディでスピーディーかつ軽やかなアクションが印象的で、ビークルモードは「シボレー・コルベットスティングレイ コンセプトカー」となっている。
「マスターピースムービーネクスト MPMN-01 サイドスワイプ」ではロボットモードでの濃密なメカディテールを再現しつつ、各部可動で様々なアクションポーズを取ることが可能。そして、ビークルモードの「シボレー・コルベットスティングレイ コンセプトカー」の正規ライセンスを取得し、劇中の美しいフォルムが再現されている。
劇中でディセプティコンのサイドウェイズを一瞬にして両断したサイバトニウムブレードと、ハンドキャノン二丁が付属する。さらに、アクションを盛り上げるエフェクトパーツもついてくる。
本稿では試作品の写真を交えて、タカラトミー ホビーキャラクター事業室コレクター事業部の企画・マーケティング担当の白井貴彦氏に「マスターピースムービーネクスト MPMN-01 サイドスワイプ」の魅力を聞いてみた。
映画で活躍したサイドスワイプが最高峰ブランドMPMN第1弾で登場
――最初に再始動となった「マスターピースムービーネクスト」の誕生経緯を教えてください。
白井氏:初めに前身となった「マスターピースムービー」についてお話しできればと思います。
2012年頃、海外のリーダークラス(※「トランスフォーマー」玩具のサイズ区分)で実写映画のバンブルビーとスタースクリームの商品がありました。
非常に出来の良い商品だったので、これを単発のリーダークラス商品で内発売するにはもったいないという話がでました。しかしながら、海外と同じ仕様だと色の制限などがあり、塗装を増やしたアイテムにして発売するのも難しかったのです。
そこで自分がプロデュースをすることになり、開発マンと一緒に色数を増やしたり、海外は成型色だった部分を全塗装にしたりなど、よりこだわった仕様のものにしようと提案をしました。
その結果、当時私が「マスターピース MP-10コンボイ」からマスターピースの企画担当にもなったこともあり、ハイスペックなものに仕上げるのであれば、マスターピースの冠をつけようということになり「マスターピースムービー(MPM)」として、パッケージもガラッと変えて、展開することになりました。
白井氏:以降、3体目からはハズブロ社が引き継いでラインナップも進行することになりました。ただ「MPM-15 ブロウル」を出したところで、一旦このMPMは1作目の主要キャラをほぼ出し終えたため、展開終了の話が持ち上がりました。
白井氏:私としてはこのネーミングやプロデュースをしたこともあって、終わってしまうのを残念に思っていました。
まだ、映画第2作目の『トランスフォーマー/リベンジ』やダークサイド・ムーン、ロストエイジ、最後の騎士王といった映画作品のキャラクターもいるので、ハズブロ社とも話し合い、自分たちの方でラインナップを決めて継続していく許諾を得ることができました。
ただ、「マスターピースムービー」からそのまま番号を引き継いで出していくよりも、タカラトミープロデュースで進めるにあたり、シリーズも少し期間が空いたので、“NEXT”という名前もつけて再スタートする形になったのが「マスターピースムービーネクスト」になります。
――「マスターピースムービーネクスト」の第1弾として「サイドスワイプ」が選ばれた理由は何でしょうか? やはりネクストになって、映画2作目となる『トランスフォーマー/リベンジ』のキャラクターを出したかったということでしょうか?
白井氏:そうですね。一作目の『トランスフォーマー』でもまだ商品化されていないキャラクターもありますが、「マスターピースムービー」シリーズから間が空いてしまっていることなどもあり、ここは『トランスフォーマー/リベンジ』のキャラがいいだろうとなりました。
「その中で誰にするか?」となった時、企画を担当する私の方からは、やはり冒頭に出てくるかっこいいキャラであり、 ライセンスカーであるのがいいと思い、「サイドスワイプ」を推しました。
そうして企画を進めていく中で、開発チームでも意見が一致し、「サイドスワイプ」で商品化することになりました。
映画でも冒頭で颯爽と登場して、ディセプティコンのサイドウェイズをサイバトニウムブレードで両断するアクションなど、クールなイメージが新しい幕開けにぴったりだなと思っています。
――さらに、今回のサイドスワイプはG1カラーの展開もありますが、こちらはサイドスワイプが日本ではランボルという名前で活躍していたので、アニメ『戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー』をイメージしたカラーリングなのでしょうか?
白井氏:サイドスワイプはバリエーションでいうと『トランスフォーマー/リベンジ』でのコンセプトカーと、その後の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』のオープンカーのタイプがあります。
そういったタイプを順番に出すということも考えましたが、その前に「ランボル=赤いキャラクター」というイメージもあって、開発担当チームから提案がありました。
せっかくだから、赤いコルベットも同時発売で、「マスターピースムービーネクスト」の新しい幕開けを2色のキャラクターで出すのがいいと思い、G1カラーの企画も一緒に進める形になりました。
――これは実写映画やアニメファンも嬉しい展開ですね。
白井氏:私もランボルにすごい思い入れがありまして、当時マスターピースの企画プロデュースの担当を始めた時は「マスターピース MP-10コンボイ」からではありましたが、途中から引き継いだ形でした。
実際にイチから企画したのは「MP-12 ランボル」で、私自身がライセンス交渉もしましたし、価格を抑えたマスターピースを出したいとメンバーを説得し、より小さなサイズで、直感的に変形でき、ランボルギーニ社のライセンスも取り、手に取りやすい価格で発売して大ヒットとなりました。
白井氏:ですので、私としても最高峰ブランドの中でランボルは、非常に大きな記念碑的な商品だったので、その赤のバージョンも出したいというのはすぐ賛成して、2台同時展開を企画していきました。
――造形についてになりますが、ロボットモードのプロポーションや色分け、実写映画の特徴的なディテールで注力したポイントを教えてください。
白井氏:そうですね。開発担当からは「ロボットモードで全身に配置されているコルベットのパーツは、ビークルでも使う本物のパーツを可能な限り配置するようにしている。ちょっとダミーになるようなパーツを極力排除して、本当にクルマが変形していることを遊んで体感できるように気を使っている」と聞いています。
また、ビークルモードに関しても、様々な資料をもとに「シボレー・コルベットスティングレイ コンセプトカー」を再現しています。シボレー社に監修をいただいたので、実車に近い造形になっているかと思います。
――また、エフェクトパーツが付属するのも新しいポイントになるかと思いますが、いかがでしょうか?
白井氏:エフェクト自体は、ミサイル発射や炎などを表現するようなエフェクトは、「マスターピースムービー」の後半商品の何体かにはついていました。
そこも継続したいと思い、今回もエフェクトパーツが付属しています。
サイドスワイプはブレード、銃を使用しますが、そこに小さなエフェクトがつくよりも、「ブレードをつけて疾走する劇中のシーン」を再現できる動きを表現するようなエフェクトとなっております。
これまでのシリーズにはなかった表現になっていますので、「マスターピースムービーネクスト」で新しくスタートするに際して、これまでとは違うアプローチのエフェクトが新鮮だと思い採用しています。
――次に可動についての質問です。まず、ロボットモードでの手足の可動でこだわったポイントはどこにありますか?
白井氏:まず、サイドスワイプは結構低い姿勢で走り抜けるシーンがあるので、低姿勢のポーズを取ることができるようにこだわりました。
さすがに、バランスが悪いポーズだと自立できない場合もあるので、スタンドを使用していただく場合もありますが、劇中をイメージしたポーズが取れるように気を配って設計をしております。
それを補完するために、最近はおなじみになったロボットモードの腰のところに、ジョイント穴を付けています。これによってスタンドを取り付けてポージングをするといったことも可能になっています。
また、サイドスワイプは他のオートボットと異なり、膝が逆関節デザインになっています。そのため、膝を大きく可動できるように設計上工夫をしております。
――やはり映画序盤の低姿勢でのコーナリングをイメージしたポーズもできるのですね。
白井氏:劇中での「サイドスワイプだ! 道をあけろ!」と割り込んで入ってくるようなポーズも比較的できるイメージで設計しております。
――今回付属品としてサイバトニウムブレードとハンドキャノンが付いてきますが、こちらはどのようなギミックがありますか?
白井氏:サイバトニウムブレードとハンドキャノンがそれぞれ2つずつ付属しており、今回アレンジとしてビークルモードでも取り付けられるようになっています。
今までの商品にはなかった設定ですが、ビークルモードのルーフ部分に付けられるようになっています。武器がビークルモードになった時に余剰パーツにならないよう配慮し、新しいギミックとして付けられるようになっています。
――変形(トランスフォーム)の難易度はどのくらいでしょうか?
白井氏:今回のサイドスワイプに関しては、今までのMPMシリーズを購入したことがない方にも、遊んでいただきたいという思いもあり、変形は可能な限りシンプルなものを目指しています。
歴代の映画と連動して発売された商品や「スタジオシリーズ」などの様々なサイドスワイプ商品の変形ギミックを検証した上で、デザインと遊びのバランスを取っている商品になっているかと思います。
歴代のMPM商品と比較しても、変形のステップ、手順は少なめになっています。
MPMNとして新しくスタートする中で、またこのシリーズからトランスフォーマーを手に取っていただくお客様のことも考え、難易度はシンプルかつ変形を体感しやすい設計にしております。
――続いて、本商品のこだわりポイントと苦労されたポイントをお願いいたします。
白井氏:そうですね。先ほどと少し重複するかもしれませんが、変形させやすい難易度や、可能な限り手に取りやすい価格にすることが大変でした。
より細かい変形を足すこともできますが、構造が複雑になるほど価格に跳ね返ってきてしまうので「どこまで凝るか?」を相談しながら、開発担当は特に悩みながら準備をしておりました。
白井氏:また、MPMNらしく、ビークルモード、ロボットモードの質感にはかなりこだわっています。
目立つ箇所、例えばビークルモードでの外装部分などは、塗装でしっかり再現できるように設計時点から意識しています。全身のシルバーはほとんど塗装で再現されており、高級感のある仕上がりとなっています。
サイドスワイプは「トランスフォーマー・ヒューマンアライアンス」での初期のキャラでもあり、その後、スタジオシリーズでも評判の良い仕上がりとなっており、商品自体も非常に恵まれたキャラクターでした。
それらをさらに超えるため、「マスターピースムービーネクスト」らしく最高峰を目指して開発をしております。
――最後にユーザーへのメッセージをお願いいたします
白井氏:今回、新たにタカラトミーの手でラインナップや仕様などを進行する「マスターピースムービーネクスト」がスタートいたします。
ラインナップに関しても『トランスフォーマー/リベンジ』以降だけでなく、もしかしたら1作目の『トランスフォーマー』で商品化されていないキャラクターなどもあるかもしれません。
最大のポイントとしてライセンスを取ったビークルを商品化していく最高峰ブランドではあるので、今後また様々なピックアップしながらラインナップを進めていきたいと思っております。
同時に、もしかしたら既存商品のリペイントやリデコのバージョンが登場するかもしれません。より楽しいラインナップをタカラトミーでプロデュースしていきたいと思いますので、ご期待いただければと思います。
――ありがとうございました。
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※画像は試作品を使用しています。実際の製品とは異なる場合がございます。ご了承ください。
































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