インタビュー

「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」企画担当者インタビュー

【METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS】
3月26日16時より予約開始
2026年8月 発送予定
価格:39,600円(税込)

 BANDAI SPIRITSは、「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」をプレミアムバンダイ内の魂ウェブ商店にて3月26日16時より予約受付を開始する。発送は8月を予定し、価格は39,600円。

 超合金の技術とデザインアレンジが融合した完成品アクションフィギュアブランド「METAL BUILD(メタルビルド)」シリーズでアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のメインメカニック「ニルヴァーシュ type ZERO」が立体化。2025年11月に開催された「TAMASHII NATION 2025」にて彩色原型がお披露目され、劇中イメージを踏襲しつつ、「METAL BUILD」シリーズのハイディテールとデザインアレンジが加わり、衝撃を与えた。

METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS

 「ニルヴァーシュ type ZERO」は、アニメのヒロイン、エウレカと主人公レントン・サーストンが搭乗するLFO。作中のすべてのLFOの起源となった機体であり、スマートな手足に白を基調に赤のラインが施され、頭部のカメラアイは瞳のようなデザインとなっている。

 劇中では空中をサーフィンのように滑走する「リフボード」を使用し、ブーメラン型ナイフと「カットバックドロップターン」といったトリックを駆使して戦う。

 2025年にシリーズ20周年を迎え、今回「METAL BUILD」シリーズで初の立体化となる。

 本稿では試作品とともに本商品の企画担当者に「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」はどのようなアプローチがされているのかなどの魅力を聞いてみた。

□「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」のページ

ハイディテール&アクションを盛り込んだニルヴァーシュ

――「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」の商品化・開発の経緯をお願いいたします。

企画担当者:アニメ『交響詩篇エウレカセブン』が20周年を迎え、弊社でも過去に「ROBOT魂<SIDE LFO>」などを展開しており、玩具メーカーとしても思い入れがある作品です。

 当時アニメを見ていたチーム内のメンバーたちからもニルヴァーシュはすごく印象に残っている機体、との事で、20周年を記念するこのタイミングで「METAL BUILD」での商品化を決めました。

 また、「METAL BUILD EX PROJECT」を発表した中で、「METAL BUILD」で見せる新たなロボット作品へのアプローチとして、ファンの方々にお届けしたいという想いもありました。

「METAL BUILD」シリーズでLFO「ニルヴァーシュ」が立体化

――今回商品名が「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」とありますが、“RS”にはどういった意味が込められているのでしょうか?

企画担当者:アニメ『交響詩篇エウレカセブン』の監督である京田知己監督から「ニルヴァーシュの新形態ということでRSと書いてリフティング・スペシャルはどうでしょう?」」とご提案をいただきました。

 本商品では新たにゲッコーステイトをイメージしたリフボードが付属したり、そもそもの本体の部分も、カスタマイズを施された様な意匠があるデザインでしたので、そうした現実の車の文化的な要素を取り入れたかった、という面もあるのだと思います。

――造形についてですが、基本デザインは「ニルヴァーシュ type ZERO spec2」が元になっているのでしょうか?

企画担当者:本商品では「ニルヴァーシュ type ZERO spec1」をベースにデザインしたものとなっています。

 デザインに関しても、ニルヴァーシュのメカニックデザインを手がけた河森正治氏、京田監督とお話を重ねていく中で、20周年で誰も見たことがないニルヴァーシュという訳ではなく、当時作品を見ていて好きだった人が一番覚えている「ニルヴァーシュ type ZERO spec1」の姿を今の解像度で仕上げてはどうでしょう、というお話から、現在のエアロのトレンドや、当時できなかったディテールへのアプローチ、また玩具として手に取って頂いた時の密度感などを考慮頂いて、アップデートを行う様な形で、今回の形になっていきました。

――METAL BUILDでニルヴァーシュのスマートな印象などはどのように表現されていますか?

企画担当者:ニルヴァーシュへの玩具面でのアプローチとしては、機体の関節部に合金を使用することで、成型色の装甲とのコントラストも含め、納得感のある質感を盛り込めるだろう、という思いはありました。勿論ビークルモードに変形しますので、その意味でもビークルモードでの情報量と存在感をMETAL BUILDシリーズならではのアプローチで追加できるのではないかと思いました。

 反面、本編中トラパーの波に乗って、自由にリフボードで滑走、トリックを行なうアクティブなイメージがあると思いますので、可動の構造面ではそういったアクション性を念頭に置きながら開発を進めていきました。

サーフィンをするようなスタイリッシュな動きを意識しつつ、メカの情報量が詰め込まれている

――背面の裏の部分にかなり作り込まれていますね。

企画担当者:この辺りは今回、河森さんと一緒にお仕事させていただいている中で、すごく細やかなところまでディテールを頂戴していまして、ここはアニメイメージではなく、現在の解像度で表現する意味でのメカディテールを落とし込んで頂いていると感じています。

背面のコックピットブロックの裏面も濃密なディテール

――コックピットブロックのキャノピーは開くようになっているのでしょうか?

企画担当者:本商品のキャノピーは差し替えによって、赤いキャノピーが閉じている状態、開いている状態、コックピット内が見えるクリア状態で閉まっている状態の3種類にすることができます。

 実は京田監督がミーティングの中で「当時、アニメでも本当はコックピット内が見えるクリアにしたかったんだよね」ともおっしゃっていまして。本来は透明なキャノピーのイメージだったけれども、アニメでは作画工程の関係で赤く塗りつぶした、との意図があったとのことです。

 なので、「本来はこうだったかもしれないニルヴァーシュ」のifを感じて頂く意味でも、アニメをイメージした、キャノピーが真っ赤に保護されている形態と、クリアのキャノピーとしてコックピット内が透けて見える状態をお客様が選んで遊んで頂ければと思います。

赤いカバーが入ったキャノピーデザイン
スケルトンのキャノピー
オープン状態のキャノピー

――ニルヴァーシュと言えば顔が印象的で、意志を感じる目のデザインがありますがこちらはどのようになっているのでしょうか?

企画担当者:今回もカラーコーディネートに広瀬裕之(デコマスラボ)さんに参加頂いていますが、目のところはクリアパーツにパールを吹く形で仕上げて頂いています。こちらも色々と試行錯誤がありましたが、本来のデザイン通り球体の中に目のモールドを入れてしまうと、目の位置が奥まってしまいちゃんと見えなくなってしまう。

 また、瞳の大きさもニルヴァーシュの瞳がしっかり大きいというイメージがありますので、外側に瞳を造形しつつパールを吹いてメカ的な、淡白で不透明な感じではない瞳になるように、色合いを表現頂けているのではないかと思います。

瞳のモールドが入っている

――今回エウレカとレントンのパイロットフィギュアは付属するのでしょうか?

企画担当者:そうですね。今回色分けはしていない、半透明乳白色のものになりますが、座っている状態の2人のフィギュアとアニメ第26話「モーニング・グローリー」のシーンを演出できる2人のフィギュアが付いています。

「モーニング・グローリー」の手を伸ばすレントンとその手を掴むエウレカを再現したパイロットフィギュアが付属

企画担当者:METAL BUILDでパイロットフィギュアが付くのは珍しいパターンで、過去に『フルメタル・パニック!』シリーズで組み立て式のフィギュアを同梱したことはありますが、今回の「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」に関しては『交響詩篇エウレカセブン』20周年でのメモリアル商品でもありますので、キャラクターと一緒に楽しめる商品にできればと考えました。

「モーニング・グローリー」のあのシーンをお客さんの手元で再現しよう、というアイデアは、企画がスタートした初期の頃から盛り込まれていて、METAL BUILDでは珍しい「名シーンを再現できるパイロットフィギュアを入れよう」となりました。

――作品の印象的なシーンを盛り込むといったコンセプトもあるのですね。

企画担当者:作品のお話になりますが、ファンの方にとってもニルヴァーシュは単なるメカニックという存在ではなく、やはりレントンとエウレカをずっと見守っている、もう一人のキーになる存在だったと感じています。

 “単なるロボットです。兵器です。”となるのではなく、ニルヴァーシュというキャラクターとしてちゃんと表現したいと思った時に、エウレカとレントンとニルヴァーシュで、皆さんの机の上に『交響詩篇エウレカセブン』を再現していただきたいと考えました。

――彩色についてもMETAL BUILDならではの表現などはありますか?

企画担当者:彩色に関しては今回、玩具としてフレーム部の合金感を高めたい、と考えて、装甲部には意図的に成型色を使用しています。ベースの黒い部分、白い部分などに取り入れています。

 特に最近、しっかりと工場スタッフとやり取りをして吟味することで、成型色でも透明度を抑えたり、ソリッドな感じの質感を再現できるようになった事、また本商品では変形やリフボードの着脱や、リフによるダイナミックなアクションもありますので、遊びやすさも意識して、白や黒を意図的に成型色とした形になっています。

 今回撮影いただいている試作品も成型色を使用したものになっています。成型色の部分が違和感にならないように、チームで議論しながら色をチョイスしておりますのでご覧いただけますと幸いです。

 METAL BUILD的な表現としては、やはり合金を使用したモデルになりますので、ニルヴァーシュ本体の金属質なフレームや関節の部分の輝きは際立つのではないかと思います。

白や黒の部分は成型色が使用されつつも、光沢感を抑えた質感となっている
ゴールドの塗装も重厚感ある印象

企画担当者:また、胸の部分のライト部もクリアパーツの中をシルバーに塗ったり、肩のところにある緑色のクリアパーツなどは内部にモールドを入れたりと「ニルヴァーシュが現実にあったら、こんなにも多彩な情報量で構成されているんだ」と感じて頂ける、立体物ならではの表現ができたかと思います。

胸部のライト部分もクリアーのカバーの奥にシルバー塗装とモールドが入っている

企画担当者:金属ならではの迫力がありますので、例えば膝のところにも、バンパーの様な形状のパーツがありますが、これもダイキャストで構成しています。

 その他、腕や足の赤とガンメタの2本のラインに関しても、アニメイメージだと色が入ると黒で塗りつぶされていて赤の1本線になってしまう部分なのですが、線画では2本線となっていたので、本来は2ラインのデザインなのだろうと解釈して、本商品では赤のラインに加えて、ダイキャストのガンメタリックのラインを入れるようにしています。

赤いラインの横にダイキャストのガンメタラインが入っている
膝パーツの一部にもダイキャストパーツが使用されている

京田知己監督と河森正治氏が描いた「ニルヴァーシュ」像を徹底造形

――ここまでお話を聞いていて、改めて京田知己監督、河森正治氏から「こうして欲しい」などのデザインの提案はありましたか?

企画担当者:ミーティングをしている中で、京田監督と河森さんはクルマにお詳しく、例えばビークルモードで京田監督が「エアロパーツはこういう雰囲気で」と提案した時にも「こういうことですね」と河森さんがサラサラと手を動かして描く、のやり取りがあり、お二人の中で「ニルヴァーシュ」に対するイメージや、現在のデザインのトレンドへの捉え方にもブレがないとすごく感じる場面がありました。

 個人的に印象に残っているエピソードとしては、タイヤのデザインですね。最初はアニメイメージのつるっとしたスリックタイヤのデザインにしていました。

 それに対して河森さんから「トレッドパターン(タイヤの溝)があった方がいいか、監督に確認お願いできますか?」といただき、京田監督に確認すると「この本体のデザインに、トレッドパターンがないのはありえないですね」となり、「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」のタイヤにはトレッドパターンがしっかりと入っています。

 そういったやり取りを見ていて、この商品を作り上げる中で、お二人でキャッチボールをして形にしていただけたのはすごく光栄でした。

タイヤパーツにはしっかりとトレッドパターンが造形されている

――オプションパーツとして武器のブーメランは今回6枚ついているのでしょうか?

企画担当者:ブーメランは画稿に6枚描かれていて、6枚とも肩アーマーにマウントでき、それぞれ個別に着脱できるようになっています。

 これもビークルモードになった時に、エアロパーツ的な空気を整流するようなイメージと伺っていて、そういった面でも単に形状だけでなく、機能を考慮した、河森さんらしいアイデアなのだな、と感じています。

「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」ではブーメランが各3枚ずつ肩アーマーにマウント
ビークルモードではエアロパーツのように配置されている

――続いて可動についてですが、トラパーの波に乗るサーフィンスタイルの独特の動きを表現するために、こだわった関節機構などを教えてください。

企画担当者:アクションを表現する上で、こだわった部分は大きく2つあります。

 一つはスタンドパーツをリフボード側ではなくて本体を支える形をとりました。やはり、リフボードを使用したトリックを決めるポーズを取るときに、リフボードはむしろ上であったり、横であったり、なるべく自由な姿で飾れる方がよいとなりました。

 そのため、ボードを固定してそこに乗せるではなく、本体を固定して、足裏にリフボードを接続してディスプレイできるようにしました。

スタンドパーツは背面ユニットの下側で支える形を取り、トリックなどのアクションが取りやすいようになっている

企画担当者:もう一つは、スタンドのカラーリングをトラパーをイメージしたグリーンにした点です。これによって、支えられているというよりも本編のように自由にトラパーの波に乗っているイメージを再現できるようになったと感じています。

支柱もトラパーをイメージしたカラーリングで、角度によっては軌跡のようにも見える

――腰回りの可動もかなり充実している印象を受けます。

企画担当者:やはり、サーフィン的な動きをやろうとしたときに、腰を捻って手でバランスを取る様なポージングがメインになるので、なるべくそれを自然に見える様にしたかった、のはあります。

 ニルヴァーシュのデザインが腕部、脚部が長いのも、それを踏まえた意図的なデザイン、との事でしたので、実際にポージングをする際に破綻しない様に、関節の位置や構造を設計のスタッフの方に考慮頂いて、トリッキーで躍動的なポージングも可能になっています。

新たなリフボードと新形態のビークルモード

――LFOと言えばリフボードも特徴ですが、こちらのデザインはどのようになっていますでしょうか?

企画担当者:本商品では2枚のリフボードが付いているのが、まず大きな特徴になります。

 これは河森さんから「新しいビークルモード」を提案頂いたのですが、一つのリフボードにそのすべてのギミックを負わせるのが物理的に難しく。

 そこで、アニメで見慣れているリフボードに加え、新しくゲッコーステイトのロゴを模したリフボードを使用することで、新形態を表現することにしました。

アニメイメージの赤いリフボード
新たに設定されたライムグリーンのリフボード

企画担当者:ニルヴァーシュにおけるリフボードは特徴的なアイテムだと感じていますし、せっかくの新しいリフボードなので、従来のものとイメージの違うものにしたい、と会話する中で、デコマスラボの広瀬さんからゲッコーステイトマークをイメージした配色を提案いただいて、それを京田監督と河森さんにご覧いただく形で進行しました。

 河森さんの新しいビークルモードから、新しいボードが生まれ、そこに配色での面白さが加わっていく。いろんな方のクリエイティブなアイデアが結実した形のリフボードがもう1枚生まれたのは嬉しかったですね。

――リフボードの接続に関しては、「ROBOT魂<SIDE LFO>」同様に本体の足裏から接続ジョイントを起こす形でしょうか?

企画担当者:そうですね。本体の足裏からピンを起こして、リフボードのジョイント穴に差し込むようになっています。

――「ROBOT魂<SIDE LFO>」はリフボード側に多めにジョイント穴がありましたが、METAL BUILDではいくつ設定されていますか?

企画担当者:リフボード側のジョイント穴はノーマルボードで前部と後部でそれぞれ3カ所あり、もう一つのリフボードはそれぞれ4カ所あります。これによって足の位置を調整できるように作っています。

――ジョイント穴が目立たない配置的になっているのも、ビジュアル的にも見栄えがいいですね。

企画担当者:やはり河森さんが描いてくださったデザインの時点で、こういった接続であったりの機能的なところが盛り込まれたデザインでしたので、それをなるべく再現できるようにしています。

通常のリフボードのジョイント穴は合計6カ所
ジョイント穴も足裏で隠せるくらいの配置となっている

――リフボードに関してですが、こちらは変形するのでしょうか?

企画担当者:そうですね。リフボード自体の変形は差し替えなしでできます。

 変形でいうと本体に関しては、ビークルモード時の後部バンパーになるマニピュレーターが、どうしても変形ではできないので、そこだけ専用の手首に差し替えていただく形になっています。その他は設定に準拠した変形ができるようになっています。

――続いてビークルモードについて教えてください。

企画担当者:変形に関しては先ほどありましたが、手首を差し替えてあとは設定通りとなっています。

 差し替えの部分も専用の手首パーツになりますので、この部分がビークルモードのリアバンパーになるので、テールライトが展開しているようなクリア成型を使ったデザインになっています。通常の手首パーツは手の甲は赤く塗装されていますが、ビークルモードではクリアパーツをイメージしたシルバーになっているので、そこも楽しんで頂ければと思います。

ビークルモード
リアバンパー部分はテールライトが展開しているようなシルバーとなっている
通常の手首パーツでは赤の塗装が入っている

――ビークルモードはさらに新規のリフボードを使用した新形態があるのですね。

企画担当者:ビークルモードの新形態が入った経緯としましては、はじめ私たちはスタイリッシュなレーシングカーみたいなイメージだったのですが、京田監督から「レーシングカーではなく、もっと大きい装甲車みたいなボリュームです」と頂いて…。大変失礼しました、と感じた次第で…。

 それから、河森さんから「装甲車みたい車高を上げたオフロードみたいなモードや、エアロモードとしてスピードが出せるモード」を提案頂いて。その結果、もう1枚のリフボードを作り、オフロードモードとエアロモードの2形態が生まれました。

オフロードモード
エアロモード

企画担当者:今回はクリエイターの方々とお話をする中で、「こうしたら面白いかも」という様々な視点をいただいて、それを商品として、どううまく落とし込んでいくか、をチームで会話しながら進めていきました。

――「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」を開発していく中でこだわったポイント、苦労したポイントはありますか?

企画担当者:苦労したポイントは、ニルヴァーシュらしいフォルムを残しながら、いかにディテールアップしていくかといったところですかね。

 河森さんに画稿を描いていただき、京田監督とともにミーティングを重ねながら、そこに、ユーザーさんの考える、手足が長くて掌の大きいニルヴァーシュのアニメでのスタイルとの整合性を、立体として図っていく、に気を付けながら進めていきました。特に設計スタッフの方々には、ニルヴァーシュを知っているユーザーの皆様に違和感なく受け入れていただける面構成やディテール感を盛り込むことに知恵を絞って頂きました。

企画担当者:こだわりとしてご覧頂きたいポイントですと、台座デザインがあります。

 こちらは『交響詩篇エウレカセブン』の本編やDVD、ブルーレイなど数々のデザインワークを担当されてきたデザイナーの草野剛氏に、台座のデザインをしていただきました。また、本商品用のスリーブのデザインをお願いし、パッケージ面でもこれまでのMETAL BUILDパッケージとは違った雰囲気になるかと思います。

――台座も通常のものにパーツを足すようなデザインになっているのですね。

企画担当者:そうですね。人型形態では通常の台座を使用していますが、ビークルモードではクルマらしい縦長のフォルムになるので通常の台座に別のパーツを追加して縦長の台座になるようにしています。

 この追加パーツと合わせてツートンのカラーリングになる事も草野さんに提案頂きました。

――パット見た時の「ニルヴァーシュだ」とわかるシルエットとMETAL BUILDのハイディテールが見事にマッチしていると感じました。また、一つ一つのパーツが変形しても意味があるようになっているのも印象的でした。

企画担当者:河森さんのデザインを改めて見ると、例えばビークルになったときに、手の甲がテールライトになる、足先の造形もフロントライトになるなど、元々のテレビ版の原案設定にも書き込まれている部分で「どの機能があって、こういうデザインをしている」という明確な機能美やイメージがすごく盛り込まれていると感じました。

脚の甲にもライトの造形が入っている

――最後にユーザーへのメッセージをお願いいたします。

企画担当者:今回、『交響詩篇エウレカセブン』20周年で「METAL BUILD ニルヴァーシュ type ZERO RS」を出させていただくことができてとても光栄です。いつものMETAL BUILD を応援してくださっているファンの方、ロボット作品ファンはもちろん、『交響詩篇エウレカセブン』を愛してくださっている沢山の方に、手に取って楽しんでいただけるよう、鋭意開発しておりますので、ぜひご注文頂ければと思います。

 3月27日より東京・秋葉原の「TAMASHII NATIONS STORE TOKYO」にて開催される「METAL BUILD EXPO」にて展示も予定しております。

 さらに、FLOWさんの『DAYS』の楽曲に乗せて、京田監督と河森さんの対談に、レントンとエウレカの音声も新規で収録頂いた、豪華仕様の特別映像も公開中です。こちらもぜひお楽しみにしていただけますと幸いです。

【【交響詩篇エウレカセブン】METAL BUILDニルヴァーシュ type ZERO RS 紹介映像】

――ありがとうございました。