インタビュー
「METAL BUILD ミーティア」企画担当者インタビュー
METAL BUILD最大級の全長約700mmが魅せる迫力とアクション性
2026年7月28日 12:30
- 【METAL BUILD ミーティア】
- 7月27日より予約開始(魂ウェブ商店限定)
- 2027年2月 発送予定
- 価格:88,000円(税込/送料・手数料別)
BANDAI SPIRITSは、「METAL BUILD ミーティア」をプレミアムバンダイ内の「魂ウェブ商店」にて7月27日より予約受付を開始した。発送は2027年2月を予定し、価格は88,000円(税込/送料・手数料別)。
また、2027年3月発送分の2次受付を7月29日16時よりプレミアムバンダイ内の「魂ウェブ商店」にて実施する。
本商品はアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにて登場した超高速戦術強襲支援機「ミーティア」をMETAL BUILDシリーズで立体化。別売りの「METAL BUILD フリーダムガンダム」、「METAL BUILD ジャスティスガンダム」などと合わせることで劇中のドッキング状態を再現することが可能。
本体の全長は約700mmでMETAL BUILD史上最大級のサイズとなっており、エンジンユニットやアームユニットなど大迫力の造形と、各部ミサイルハッチの開閉ギミックを備え、圧倒的な存在感を放つ。
本稿では試作品の写真とともに、METAL BUILDで表現された「ミーティア」の造形とプレイバリューなどの魅力を企画担当者の洲崎敦彦氏に聞いてみた。
また、東京・秋葉原の「TAMASHII NATIONS STORE TOKYO(魂ストア)」にて7月28日より試作品が展示されている。お立ち寄りの際はぜひ実物を見てほしい。
【7/27 21:00より魂ウェブ商店で予約開始】
— ガンダムフィギュア/BANDAI SPIRITS TAMASHII NATIONS OFFICIAL (@gundam_tamashii)July 27, 2026
ラクス・クライン役 田中理恵さんナレーションによる
「METAL BUILD ミーティア」プロモーションムービーをチェック!
新たな時代を切り拓け――ミーティア!#g_seed#METALBUILD#ガンダムフィギュア
METAL BUILDの造形表現とダイナミックなアクション性を両立
――「METAL BUILD ミーティア」の商品化・開発の経緯をお願いいたします。
洲崎氏:「METAL BUILDシリーズ」が今年(2026年)に15周年を迎えました。「METAL BUILD ダブルオーガンダム セブンソード」から始まり、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズも「METAL BUILD フリーダムガンダム」が2012年に発売されて以来、「METAL BUILDシリーズ」の初期からラインナップされている人気シリーズとして、数多くのアイテムを展開してきました。
『機動戦士ガンダムSEED』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、そして『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開されたこともあり、「METAL BUILD」としてもインパクトのあるアイテムをお届けしたいという思いから今回「METAL BUILD ミーティア」の商品化が決定しました。
――「METAL BUILDシリーズ」の初期から『機動戦士ガンダムSEED』シリーズが展開されていますが、その中で「ミーティア」はいつか立体化したいという想いはありましたか?
洲崎氏:同じような大型アイテムとして2023年に発売された「METAL BUILD GNアームズ TYPE-E」がありまして、こちらは当時「お客様に今後商品を提案させていただく中で、METAL BUILDの一つの到達点としてどんなものが出せるか?」という議論の中で生まれました。
発売後「METAL BUILD GNアームズ TYPE-E」もご好評いただく中で、では次の展開としてお客様に提案していくものは何にすべきか、との会話があり、その中で「『機動戦士ガンダムSEED』シリーズでも大型アイテムを企画してみてはどうか」となりました。
そして、造形表現はもちろんですが、完成品トイとしてのプレイバリューを突き詰めて、“METAL BUILDシリーズ15周年の集大成”として「METAL BUILD ミーティア」の開発を進めて参りました。
――造形についてですが、まず「METAL BUILD ミーティア」のサイズはどれくらいになりますか?
洲崎氏:サイズは「METAL BUILD ミーティア」本体が全長約700mmで、「METAL BUILD フリーダムガンダム」などを合体した状態で全長約850mmになります。また、アームユニットにビームエフェクトを付けると1mを超えるの全長約1,200mmになります。
――数字だけ見ても規格外の大きさですね。
洲崎氏:このサイズもいたずらに大きくしたわけではなく、試作を重ねていく中で、立体物として扱いやすく、かつ、METAL BUILDとして見映えの良い大きさを意識しました。
最初の試作品は実はもう少し小さいサイズでした。やはり、「METAL BUILD フリーダムガンダム」、「METAL BUILD ジャスティスガンダム」等に合体して並び立つディスプレイができる点を考慮しつつ、ボリュームを整えながらどのサイズ感なら納得いただけるかを検討するため試作を何度か作りました。
その意味で、一番最初の試作品は全体的に小ぶりで扱いやすかったのですが、「METAL BUILD フリーダムガンダム」などと比較した時に小さく感じてしまうところがありました。特に社内の若いスタッフからも大きさに違和感がある、との反応ももらったので、再考する事になりました。2024年にイベントで公開した画稿はこの時のものですね。
次の2番目の試作品は、坂本さん(株式会社ウイング)、Komaさんとも会話しながら、本体に対してのボリューム感を増してみる、との意図で、エンジンユニットのドラム造形を大きくしてサイズを調整しました。
こちらを『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのメカ作画監督の重田智さんに監修いただいたときに、重田さんの考えるミーティアの作画イメージを伺うと、「ミーティアは、大きな物体にモビルスーツが埋もれているのではなく、あくまで主役はモビルスーツで、その機体が使用する巨大な武器」、「全体のフォルムとして、高速で移動する支援機」のイメージというアドバイスをいただきました。
そこで、一旦、全体フォルムの構築に戻り、全体のボリュームを調整しつつ超高速戦術強襲支援機らしいフォルムを、重田さんや坂本さん、Komaさんとやりとりをしながら追求しました。この段階で、最終商品にある様なウェポンアームユニットの伸びやかさや、内側と外側の形状のメリハリ、ボリュームに変わり、先ほどお話ししたエンジンユニットも横に広く取るのではなく、縦にストロークを伸ばす調整を入れました。
そこから左右のビーム砲の軸にある円形部分も楕円形にするなどのブラッシュアップを経て今回のサイズ感になりました。
ミーティア自体が、設定画や、作中の描かれ方、最新作『SEED FREEDOM』でのCGのフォルムなど、様々な正解がある中で、METAL BUILD版として、自信を持ってお見せできるスタイルになっているかと考えています。
――METAL BUILDのアレンジディテールはありますか?
洲崎氏:ディテールに関しましては、ギミックも含めてWINGの坂本洋一さん、メカニックイラストレーターのKomaさんと一緒に進めていき、「METAL BUILD ガンダムSEED」シリーズに馴染むようなデザインを仕上げていただいたと感じています。
特に皆で気を遣ったところでいうと「ミーティア」本体が巨大なので、びっしりとモールドを入れてしまうと大きさを感じられなくなってしまうので、ここに関しましては坂本さん、Komaさん、デコマスラボの広瀬裕之さんも含めて話を重ねてモールドの配置を決めていきました。この部分は普段のMSとは勝手が違うこともあり特に配慮しました。
後は、METAL BUILDならではのアレンジとして、例えば、ノズル付近のリング状のパーツは設定だと白に近いグレーの本体色の部分ですが、可動・強度を含めた構造理由のためダイキャストを使用しています。広瀬さんのご提案もあり、ここはあえてダイキャストの色をむき出しにすることでMETAL BUILDらしい金属感を演出していただきました。
洲崎氏:また、「ミーティア」の番号も変更できる様にしています。ウェポンアームユニットの外側に何号機かわかるように番号がありまして、本商品では映像作品に出ている01と02、それから07、08のプレートパーツを用意し、差し替えることができます。
さらに、番号を印字していないプレートパーツも付属し、こちらは後ほどご説明するのですが「METAL BUILD ガンダムSEED ASTRAY」シリーズや「METAL BUILD ストライクガンダム」などの、設定にない機体と合体させても違和感のないようになっています。
洲崎氏:ビームエフェクトの形状も重田さんと検討し、先端形状が小刀風のデザインになっています。劇中では大出力でもっと長い刀身ではあるのですが、立体化するにあたって長すぎても遊びにくいと判断し、「ビームがさらに続いている」と感じられるように今回のデザインをご提案頂きました。
また、パール粒子入りのクリアパーツにグラデーション塗装を施し、高級感のある仕上がりになっています。
――次に彩色はどのように決めていきましたか?
洲崎氏:彩色に関しましてはパール塗装による表現などもありますが、今回特に力を入れているところは、ベースの色を成型色+マーキング仕上げにしたことです。
「METAL BUILD ミーティア」は前述の通り全長約700mmと巨大で、我々スタッフが触れていても可動させたり、ギミックを展開させる時に擦れてしまう部分が多かったため、これは全塗装の仕様ではあまりにも遊びにくい、との声が社内でも多かった事が主な理由です。また、MSと合体させることを前提にしてウェポンアームユニットも動かしますが、ある意味人の手に余る大きさなので、そういった取り回しやすさ、扱いやすさを重視してベースは成型色+マーキング仕上げにしました。勿論、この方法でコストを抑える事にも寄与できるので、その意味でも、この方向で行こう、というのは早い段階で指針に据えていました。
一方で、勿論、成型色の質感が従来の商品と馴染まないのでは本末転倒ですので、ここは特に各所と調整しながら、工場サンプルなども確認して、プラスチック特有の光沢感を抑えつつ、上質な製品感を生み出せる様に、腐心したところです。
今回皆さんにお披露目している、展示試作、撮影試作、画像などは全て、本商品と同様の、成型色+マーキング仕上げに各所の塗装やダイキャストを配置した、製品版と同様の構成をしている試作でご用意していますので、是非実物をご覧になって頂きたいです。
――ダイキャストを使用した部分はどこになりますか?
洲崎氏:ダイキャストは先ほどお話ししたエンジンユニット後部のほか、アームユニットの連結アームなどに使用しています。
エンジンユニットは回転ギミックを入れており、両端のミサイル発射ポッドの回転を支える、本体自体の強度も含めてダイキャストが必要でした。
ウェポンアームユニットはなるべく軽くするために、こちらには使用していませんが、付け根の連結アームをダイキャストにすることで保持力を確保しています。長期のディスプレイの際は付属の支柱でアームユニットを支えていただければと思います。こちらの支柱も金属製になっていますので、しっかりと支えることができます。
その他、本体の見えない部分にダイキャストを使用しております。
洲崎氏:「METAL BUILD ミーティア」本体を支えるうえで、台座や支柱はかなり検証を重ねました。スタンドの基部も実は金型を一度作り直していまして、お客様に安心して扱って頂ける様に、ここは社内の開発スタッフ、設計スタッフや工場のスタッフが、特に入念に検証を重ねてくれました。
台座の根元部分を、横からも板を取り付ける十字の形で支えて接地面積を広げたり、ウェポンアームユニットを振り上げた際には真下から金属製の支柱で支えるようにしています。その形状を踏まえた上で、Komaさんに台座をデザイン頂いたりのデザインのキャッチボールもありました。また、台座のカラーリングは広瀬さんや重田さんのご提案もあり、劇中の運用艦「エターナル」をイメージしたピンクをあしらっています。
また、「METAL BUILD ミーティア」と台座支柱の接続部分は、右に1つ、左に1つ、センターで角度調整ができます。こちらは根元に大型のダイキャストパーツを使用していまして、保持力を持たせつつ左右に向けることができます。これによって飛行機モデルのような傾斜のかかったディスプレイが楽しめます。
――続いて可動とギミックについてお伺いします。まず何と言ってもウェポンユニットが動かせることに驚きました。
洲崎氏:そうですね。ウェポンアームユニットは設定画ではボールジョイントの様な機構で繋がっているように見えるのですが、それだと強度が不足するので、多軸のアームデザインになっています。
これによって垂直にアームユニットを振り上げたり、水平に展開することができます。垂直に上げる際は付け根部分にジョイントパーツを付けて、金属支柱で台座とつないで支えるようになっています。
――MSの手首パーツで保持するグリップパーツはどのようになっていますか?
洲崎氏:グリップの構造としてはウェポンアームユニットに固定する形ではなく、脱着ができるようになっています。設定どおりウェポンアームユニットとMSの腕を繋ぐ機構では、扱いが非常に難しくなってしまい。
今回アクション性を持たせるために、グリップ自体を外せるようにしてMS側で持たせて、双方のポージングが決まってから再度差し込む方法を取っています。
――各部のミサイルハッチの開閉も可能でしょうか?
洲崎氏:もちろん劇中同様に各部のミサイル発射管のハッチを開けることができます。スタビライザー部分はスライドギミックを搭載し、引っ張ることで下段から上段へ順次ハッチが連動して開くようになっています。その他の部分は手動で開くようになっています。
開発段階では連動ギミックやスイッチ操作などのアイデアもありましたが、本体の重さや遊びやすさを考えて、過度にギミックを盛り込まない形を意識しました。
また、ウェポンアームユニットの先端の砲身上部のカバーを上前方にスライド展開することができます。「METAL BUILD」シリーズでは、大きな砲身に何かしらのギミックを入れていたこともあり、今回は斜めにずらす形で展開し、先端のシルエットを変え、砲撃状態を表現できるように意識しました。
これでビームソードの展開と砲撃の状態のシルエットの違いが楽しめればと思います。
――また、『機動戦士ガンダムSEED』でも印象的なプロヴィデンスガンダムとの戦いで見られた、アームユニットが破壊された状態などを再現することはできますか?
洲崎氏:アニメ本編では切り落とされていましたが、「METAL BUILD ミーティア」では、オリジナルギミックとして、ウェポンアームユニットを取り外すことで、それに近い状態を再現することができます。
取り外した後は連結アームを畳み、本体側の一部を展開して中に収納することができます。接続部はカバーパーツを取り付けることができます。
また、同様に、METAL BUILDならではのオリジナルギミックとして「METAL BUILDエールストライクガンダム」や「METAL BUILDフォースインパルスガンダム」とも連結できる様にしています。
――「METAL BUILD ミーティア」ですが「METAL BUILD フリーダムガンダム」など、合体に対応している商品はどれくらいありますか? また接続方法はどのようになっていますか?
洲崎氏:対応商品は「METAL BUILD フリーダムガンダム」、「METAL BUILD ジャスティスガンダム」はもちろん、「METAL BUILD ストライクフリーダムガンダム」、「METAL BUILD ガンダムアストレイ」にも対応しています。
また、先ほども少しお話したMETAL BUILDオリジナルとして「METAL BUILD ストライクガンダム」や「METAL BUILD フォースインパルスガンダム」とも合体できます。
また、「METAL BUILD ストライクガンダム」はエールストライカー、「METAL BUILD フォースインパルスガンダム」もフォースシルエットを付けた状態でも合体できます。METAL BUILDではオルタナティブストライクも含めて、玩具ならではの遊びを盛り込んでいこうという考えのもと、遊びごたえのある仕様にしました。今回もお客様にある程度自由に楽しんで頂ければと思います。
洲崎氏:接続方法はMS本体側の股間部にある台座の接続ジョイントを利用した、各ジョイントパーツを使用します。
機構としては、「METAL BUILD ミーティア」が大きな台座のようになる機構になっています。
洲崎氏:また、エールストライカーやフォースシルエットを装着した状態では、下部がスペースを取りますので内側のダイキャストパーツが左右に開いてスラスターを入れるスペースを確保できるようになっています。
「METAL BUILD ジャスティスガンダム」や「METAL BUILDエールストライクガンダム」の場合はファトゥム-00等の後端のスペースを確保するために、スタビライザーの位置をクランク機構で後ろに下げることができるようになっています。
――「METAL BUILD ミーティア」の全体を通してのこだわりポイントを教えてください。
洲崎氏:こだわりポイントはたくさんありますが、何度も議論を重ねて取り組んだこともあり、このMETAL BUILDならではのフォルムは是非ご覧頂きたいです。2023年に開発が始まって、重田さん、坂本さん、Komaさん、広瀬さんたちと協議を重ねて、スピード感のあるフォルム、巨大感を演出できるディテール、そして何より、MSが主役であり続けるバランスのフォルムにまとめることができたのは、とても嬉しいです。
また、坂本さん、Komaさん、広瀬さんと一緒に開発していく中で、METAL BUILD SEEDシリーズの現時点での集大成にふさわしい、例えば、「METAL BUILD ストライクガンダム」と飾っても一体感のあるデザイン、そして、玩具ならではの遊びやすさや、METAL BUILDらしい高級感を追求できたと思います。
――一方で苦労したポイントはありますか?
洲崎氏:こだわりポイントと重なりますが、試作を何度も作り直した事もあり、「ミーティア」のフォルムを捉えるのに苦労した印象はあります。
また、これは特に社内スタッフとの試行錯誤ですが、巨大なウェポンアームユニットの保持力や操作性、扱いやすさへの議論は「METAL BUILD」シリーズの中でも、かなり重たい内容ではあったので、色々なスタッフの知恵と努力に支えられて、発売までたどり着けた感覚です。途中、台座の支柱が本体の重さに耐えられず歪んでしまうといったこともあり、各部位に形状を追加して補強したり、補助支柱にも金属棒を使用したりと検討を重ねました。
洲崎氏:また、成形色の採用に関しても悩みました。
すべて塗装したものになると、とても動かして遊べない、触れられないという結論に至り、手元で遊ぶガンダムフィギュア以上に、強度や耐久性、取り回しやすさといったところはかなり議論を重ねましたね。
――最後にユーザーへのメッセージをお願いいたします。
洲崎氏:今年は「METAL BUILD」シリーズ15周年ということもあり、「METAL BUILD Hi-νガンダム [METAL BUILD EXPO]」をはじめご好評いただき、スタッフ一同、お客様のご支援に感謝しております。
今回、15周年のある意味トリを飾る商品として「METAL BUILD ミーティア」が商品化されます。「METAL BUILD ガンダムSEED」シリーズを遊んでいるお客様に、現時点での一つの集大成として楽しんでいただければ幸いです。
――ありがとうございました。
(C)サンライズ
※画像は試作品を使用しています。実際の製品とは異なる場合がございます。ご了承ください。
※「METAL BUILD ミーティア」以外の商品は付属しません。
















































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