インタビュー

【ゾイド】「RMZ-025 ライガーゼロファルコン(ZBF)」企画担当者インタビュー

ZBFから従来デザインまで再現可能なボリューム満点のキット

【RMZ-025 ライガーゼロファルコン(ZBF)】
2027年3月下旬 発売予定
価格:9,900円

 タカラトミーのハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK(ティースパーク)」から1/100スケールアクションプラモデル「RMZ-025 ライガーゼロファルコン(ZBF)」が2027年3月に発売する。価格は9,900円。

 同レーベルが展開する「超可動」「組み立てやすさ」「コレクション性」を高めた1/100スケールのアクションプラモデルシリーズ「REALIZE MODEL(リアライズモデル)」のゾイドシリーズ第25弾として、ライオン型ゾイド「ライガーゼロ」とハヤブサ型ゾイド「ジェットファルコン」が合体した「ライガーゼロファルコン」が立体化。

RMZ-025 ライガーゼロファルコン(ZBF)

 2025年10月17日に公開されたショートムービー「ZOIDS BATTLE FILMS」(ZBF)にて登場したライガーゼロファルコンをイメージしたキットとなっている。「ブレードライガーパンツァー」と共闘し、迫りくる「アイアンコング」、そして「デスザウラー」の敵部隊と激戦を繰り広げた。

 「ライガーゼロファルコン」は背中に備えたバスタークローや前脚に装着されたザンスマッシャークローで格闘戦を得意とする。

【【REALIZE MODEL】 RMZ-025 ライガーゼロファルコン (ZBF) CM】

 今回は本商品の開発を担当しているタカラトミー ホビーキャラクター事業室コレクター事業部の岡 宗志氏にリアライズモデルで立体化された「ライガーゼロファルコン(ZBF)」の魅力を聞いてみた。

「REALIZE MODEL(リアライズモデル)」シリーズ最大級のボリュームで「ライガーゼロファルコン」が立体化

――「RMZ-025 ライガーゼロファルコン(ZBF)」の商品化・開発の経緯をお願いいたします

岡氏:「RMZ-025 ライガーゼロファルコン(ZBF)」は、「RMZ-016 ブレードライガーパンツァー (ZBF)」同様に映像ありきの商品化になりました。

 当然、あの中からブレードライガーパンツァーの次に選ばれるのはライガーゼロ(タイプゼロアーマー)とライガーゼロファルコンのどちらかということになるわけですが、ムービングキットの「ADVANCED Zi(AZ)」やここ20年ほどの各社様から発売されたライガーゼロ系統はいずれもライガーゼロ(タイプゼロアーマー)から発売されており、同時にライガーゼロファルコンのみが当時キット以来商品化がなされていないため、今回の選出になりました。

 リアライズモデルゾイドは最初から納得の直球と驚きの変化球を織り交ぜる配球で展開されているので、今回は直球と見間違えるフォークといったところでしょうか。

――次に造形についてですが、「ZOIDS BATTLE FILMS」準拠のデザインなのでしょうか?

岡氏:厳密にはZBF準拠というわけではありません。実際に映像のデザインでは後ろ足がタイプゼロアーマーとなっており、マグネッサージェットウイングが装着されていない状態になっています。

 劇中で自発的に飛行しないのはこのためと考えられますし、また分解してもジェットファルコンを再現できないことになります。そういう意味では完全なライガーゼロファルコンではないミキシング機体となっておりました。

 今回はZBF劇中に連なるライガーゼロファルコンとしての商品化、造形としております。また、ジェットファルコンの機首がセンサーに、バスタークローがバーサークフューラータイプの可動アーム付きに、そしてザンスマッシャークローが3本爪から4本爪に変わっております。

 この差分は(ZBF)を冠する商品として用意しつつ、さらに、従来デザインに準じた各部パーツも付属し、選択式で組み立てられます。

 劇中の姿に至るまでの戦闘での破損や改修での変遷、経過などをプラモデルとして想像しつつお楽しみいただければと思います。

ZBFをイメージしたデザインの「ライガーゼロファルコン」。劇中のギザギザの造形が入ったバスタークローや4つ爪のザンスマッシャークローが再現されている
当時キットを連想させる「ライガーゼロファルコン」。ブレード状のバスタークローに3本爪のザンスマッシャークロー

――なるほど。ZBFを連想させるデザインに、当時発売されていた「ライガーゼロファルコン」も再現することができるのですね。

岡氏:そうですね。そのため、リアライズ史上最高を更新する商品ボリュームとなってしまっており、今回タイプゼロアーマーは付属していません。

 当然ライガーゼロ(タイプゼロアーマー)は近々の商品化予定ではいますので、その発売の際はミキシングをお楽しみいただければと思います。

――カラーリングも「ライガーゼロ タイプゼロアーマー」などで印象的な明るいホワイトではない、ミリタリーテイストな雰囲気が感じられます。

岡氏:カラーリングに関しましても「RMZ-016 ブレードライガーパンツァー (ZBF)」に合わせて、暗めに設定しています。白い部分をグレーになるなどダークカラーをイメージし、その中でキャノピーのクリアオレンジを蛍光カラー寄りの色合いにして、映像での発光イメージに近づけたりしています。

カラーリングも全体的にダークなイメージに調整されている

――気になるところで、「ライガーゼロファルコン」はライガーゼロとジェットファルコンが合体した形態になりますが、本キットではそれぞれ「ライガーゼロ(素体)」と「ジェットファルコン」にすることは可能でしょうか?

岡氏:もちろん、素体状態の「ライガーゼロ」と「ジェットファルコン」それぞれの状態にすることができます。「ジェットファルコン」につきましても、ZBFでは頭部がセンサーユニットになるなど形状が異なっていますが、こちらも従来デザインのものでも組むことができるので、当時のキットデザインも再現できます。

「ライガーゼロ(素体)」
「ジェットファルコン」
当時キットデザインの「ジェットファルコン」にすることもできる。頭部もキャノピーデザインのものに組み立てることが可能

――「ジェットファルコン」がゾイドブロックスシリーズで発売された商品ですので、その中核となっているキューブパーツのジョイントブロックの仕様はどのようになっていますか?

岡氏:ジョイントブロックは4mm径になっていますが、「ライガーゼロファルコン」状態ではライガーゼロ素体に、中間パーツを使用して、そこにブロックスを取り付けて合体状態を再現するようになっています。

 大きさもかなりありますので、「ジェットファルコン」単体でも存在感のあるものになっています。

――確かに「ジェットファルコン」単体でも成立するくらい大きいですよね。一方で、「ライガーゼロ」に乗せる部分でもありますので、重量は心配になります。

岡氏:「ジェットファルコン」は大きいユニットになりますが、ここはしっかりと支えられるようにして、遊びやすいように開発を進めております。

 その点では「RMZ-016 ブレードライガーパンツァー (ZBF)」も重装備を背負った状態でも、しっかりと立たせる脚部の保持力を持たせられたので、その経験を踏まえながら調整しております。

大きな背中のユニットを背負った状態でもしっかりとアクションを取ることができる

――可動について教えてください。まず、「ライガーゼロ(素体)」の可動で新規に採用した機構などはありますか?

岡氏:ライガーゼロ素体については基本的にブレードライガー同様の可動機構で、ポリキャップも一部流用しております。そこに追加する形で、足首はブレードライガーやトリニティライガーから1軸増えた3軸での可動になっております。

 これによって左右に振ることができ、足を広げた際の姿勢をより自然に取ることができます。

前脚の足首は3軸可動になり、どっしりと構えたポーズなどをより自然に取ることができる

――次に「ジェットファルコン」ですが、バスタークローの可動はどのようになっていますか?

岡氏:バスタークローは、従来デザインのものは、ポンプギミックはありませんが、クローの開閉や基部の可動は継承しております。

 ZOIDS BATTLE FILMS版はバーサークフューラーのバスタークローとして多数の可動軸を備えたアームでの接続になっていますので、劇中で多数のアイアンコングを貫いたあのアクションがお楽しみいただけるかと思います。

従来デザインのバスタークローは、当時キットを彷彿とさせる開閉可動を備えている
ZBFでのバスタークローを振り回すアクションも再現できる

――「RMZ-025 ライガーゼロファルコン(ZBF)」を開発する中で特にこだわったポイントなどを教えてください。

岡氏:先の話と重なりますが、本商品の仕様で一番譲れなかった部分はやはり、ちゃんとジェットファルコンになることですね。

  ZBF映像のままのデザインだと、分離して「ジェットファルコン」にすることができず、後ろ足がタイプゼロアーマーの状態で商品化され、追ってゾイドフューザーズ版などできちんとジェットファルコンに出来るライガーゼロファルコンが商品化されるという流れになってしまうのは、ユーザーの皆様もそうかと思いますが、まず私が許せなかったです(笑)

 なので、ZBF劇中の完全再現ではないですが、しっかりと「ライガーゼロファルコン」としてデザインや遊びの幅を持たせつつ、映像のイメージを可能な限り再現することにこだわりました。

【ZOIDS BATTLE FILMS】

――「RMZ-025 ライガーゼロファルコン(ZBF)」が商品化され、今後のリアライズモデルのラインナップも気になります。

岡氏:本商品の展開から当然期待されるもの、というのがその含む要素の多さに伴って数多あるかと思います。

 元の2種のカラーのライガーゼロファルコンにはじまりライガーゼロ各種、ゾイドブロックス、バーサークフューラー、そしてまだリアライズのラインナップに出てきていない『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』とゾイドフューザーズの機体……。

 現在発表している「RMZ-026 グスタフ ムンベイ仕様」、「ディバイソン トーマ仕様」、「ブレードライガーAB バン仕様」、そしてその後まだ公開していない予想外になるであろう複数のアイテムと静岡ホビーショーで先行公開した「バイオヴォルケーノ」、もちろんその先のアイテムも粛々と進行しております。

 余談になりますが昨年の「ブレードライガーパンツァー (ZBF)」と「ライガーゼロファルコン (ZBF)」の商品化発表により皆様の中にライガーゼロ系の商品化とゾイドフューザーズの商品化の見込みが立ったであろうこと。その上で「じゃあゾイドジェネシスは?」となるであろうこと。実はこれが静岡ホビーショー直前での「RMZ-022 ムラサメライガー」の商品化に繋がっていまして、全てのゾイドのリアライズモデル化というビジョンの継続とラインナップの幅の拡がりを意図したものになっておりました。

――最後にユーザー様へのメッセージをお願いいたします。

岡氏:「RMZ-014 レッドホーン」以降毎月1点以上の展開が今後も続く予定になっておりますので、引き続きのお付き合いや今からのご購入もぜひよろしくお願いいたします。

――ありがとうございました。