巨大な152mm榴弾砲に換装した箱形の砲塔、タミヤ「1/35 ソビエト重戦車 KV-2」発売決定

　タミヤはプラモデル「1/35 ソビエト重戦車 KV-2」を発表した。発売日、価格は未定。

　ソビエトKV-2は、1939年12月にソ連軍の次世代の主力重戦車として誕生したKV-1をベースとした重戦車。ディーゼルエンジンやトーションバーサスペンションなど、近代的な装備を多く取り入れている。KV-2は主砲を76.2mm砲から巨大な152mm榴弾砲に換装。内部のスペースを確保するため、砲塔は極めて背の高い箱形となった。200輌余りが1941年6月のドイツ軍侵攻に立ちはだかり、反撃の準備が整うまでの重要な戦力となった。

　プラモデルは箱形のシルエットを再現。巨大な砲塔は装甲表面の荒々しい質感や溶接模様を細部までリアルに表現している。車体各部のハッチは開閉を選んで組み立て可能。履帯は直線部分を一体とした連結式を採用し、上部のたるみも自然に仕上げられる。車外に立つコマンダーの全身像と、ハッチから身をのり出す乗員の半身像をセット。