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トミカ新車インプレッション」8月はトミカ新車「ダイハツ ハイゼット」&「ホンダ シティ ターボⅡ」が登場!

60年前から日本の暮らしを支えてきたクルマと37年前に大ヒットしたクルマがトミカに!

【トミカ No.30 ダイハツ ハイゼット(通常仕様/初回特別仕様)】

8月20日 発売予定

価格:各550円(税込)

【トミカプレミアム 35 ホンダ シティ ターボⅡ(通常仕様/発売記念仕様)】

8月20日 発売予定

価格:各880円(税込

 毎月第3土曜日に発売されるトミカ新車インプレッションをお届けするこの連載企画、今回は2022年8月の新車から定番トミカ「No.30 ダイハツ ハイゼット」とトミカプレミアム「35 ホンダ シティ ターボⅡ」を取り上げていきたいと思います。「ダイハツ ハイゼット」は1960年の初代登場からおよそ60年を超えて日本の暮らしを支えてきた軽規格の貨物車両です。「ホンダ シティ ターボⅡ」はCMでも一躍有名となり大人気となった「ホンダ シティ(ターボ)」を過激にパワーアップさせたこちらも日本を代表するコンパクトカーです。

 「ダイハツ ハイゼット」は田んぼのあぜ道から下町の路地などいたるところを走り回れる取り回しの良い軽貨物車で街中でもよく見かけるクルマです。荷物に限らず日々の買い物でもその有用性はまさに「相棒」ともいえる存在です。さらにトヨタ「ピクシス」、スバル「サンバー」としてOEM供給も行なわれるなど、その基本的なクルマとしての素性がよいことがとてもよくわかります。世代を重ねた最新型の11代目がトミカとなりました。同時発売予定の「No.107 スバル サンバー ひまわり」も兄弟車と知ると楽しさが膨らみます。

【2022年8月の定番トミカの新車】
No.30 ダイハツ ハイゼット
No.107 スバル サンバー ひまわり

 「ホンダ シティ ターボⅡ」は「ホンダ・ホンダ・ホンダ・ホンダ、シティ!」というCMソングが懐かしい「ホンダ シティ」のターボバージョンを過激にパワーアップさせ、より強烈に走りを楽しむクルマとして1983年に登場しました。シティは1,470mmもある全高から「トールボーイ」とも呼ばれ、735kgの重量と110馬力の高出力エンジンで強烈なキャラクターをもつ性能は大型化されたフェンダーやボンネットのバルジ(パネルの一部を膨らませること)など「ブルドッグ」という愛称がぴったりの迫力のスタイリングで登場、それを見事にトミカプレミアム化されました。

【2022年8月のトミカプレミアムの新車】
35 ホンダ シティ ターボⅡ

 タカラトミーが展開するトミカは“子供の手のひらに収まるサイズのミニカー”というコンセプトを掲げ1970年に誕生しました。ボディの素材にはダイキャストを使用し、手に取った時のずっしり感と実車同様焼き付け方式による美しくも強固な塗装が施されたトミカは手の中で格別の存在感を放つ存在として50年を超える歴史を積み重ねて2021年末には累計販売台数は7億台を超えました。

 軽く押すだけでするするっとよく走る走行性能やクルマによってはサスペンションやドアの開閉等のギミックも持っています。手ごろな価格でもあることからファンも多く、物心つく前から触れている方も多いのではないでしょうか。

【それぞれの車種に特別仕様が!】
ダイハツ ハイゼット:左が初回特別仕様、右が通常仕様
ホンダ シティ ターボⅡ:左が通常仕様、右が発売記念仕様

 8月の新車の特徴は双方とも日本で知らない人はいないとさえ思わせてくれるほどのともに大人気の車種です。もちろんその方向性はまったく違うものです、方や人の暮らしを長年支え、方や人生を楽しいものにしてくれる。どちらも“相棒”と呼べるクルマたちがトミカになりました。

【クルマがない人生なんて……考えられない!】
暮らしと楽しみを満たしてくれるクルマたち

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ニッポンにはハイゼットがある。「No.30 ダイハツ ハイゼット」が登場!

【No.30 ダイハツ ハイゼット:初回特別仕様 / 通常仕様】

  • 価格:各550円(税込)
  • 1/55スケール
  • ギミック:サスペンション/後部ドア開閉

 2022年8月発売の定番トミカの目玉のひとつが「No.30 ダイハツ ハイゼット」。“HIJET(ハイゼット)”は1960年にダイハツから誕生した軽規格の貨物車です。車名は高性能を意味する“HI”と超小型を意味する“MIDGET(ミゼット)”を組み合わせて“ミゼットをより高機能に”ということから“ハイゼット”とされ、誕生から60年以上の長きにわたって後継車種がリリースされ続けているダイハツを代表するクルマです。

 ハイゼットにはバリエーションとして今回のトミカのモデルとなったカーゴ(バン)の他、トラック、デッキバン(※スライドドアより後ろ半分の上部をトラックのような荷台にしたもの)があり、主に貨物輸送車両として街中で見かけない日はないのでは?といってもいいクルマです。

 今回トミカ化されたハイゼットカーゴは17年ぶりにフルモデルチェンジされた11代目となります。ダイハツが掲げる「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」という3つの価値にこだわった“DNGA(Daihatsu New Global Architecture)”の新アーキテクチャで作られたプラットフォーム上に四角いボディでさらに積載能力を高めており、“SMART ASSIST(スマートアシスト)”という先進安全技術を装備し着実に進化を続けてきました。

【No.30 ダイハツ ハイゼット】
左の初回特別仕様がレッド、右の通常仕様がシルバー
ホイールは一般車用シルバーメッキのディッシュタイプ

 それではトミカになった「ダイハツ ハイゼット」を見ていきましょう。カラーリングは通常仕様が「シルバー」初回特別仕様は「レッド」となっています。シルバーは実車での「ライトシルバーメタリック」、レッドは実車での設定はありませんが「トニコオレンジメタリック」が近似色と思われます。

【No.30 ダイハツ ハイゼット:パッケージング】
通常仕様のシルバー
初回特別仕様のレッド

 定番トミカシリーズのヘッドライトはシルバーの塗装で表現されることが多いのですが今回の「ダイハツ ハイゼット」ではクリアーパーツ仕様になっています。アクションはサスペンションと後部ドア開閉となっていて、ドアは大きく上にはねあげることができます。ハイゼットのようなカーゴタイプのトミカではよく採用される後部ドア開閉アクションはやはり触って動かしてより楽しいものとなっています。

【No.30 ダイハツ ハイゼット:パッケージング】
積載能力の高さを示すスクエアボディはイメージ通り
サイドからもスクエアボディを感じられます
後部ドアのウインドウは塗装で表現
後部ドアのヒンジが見えます
底面にはサスペンションのモールドがあります。マフラーのタイコの配置も確認できます

 タイヤのホイールはトミカの一般車に使われるディッシュ型で5つの台形の穴が開いているシルバーメッキのものです。車内はハンドルやシートも再現されています。後部ドアを閉めるとドアヒンジが車内後部を占領してしまいますが、ドアを開くと荷室の広さが強調されます。ウデに覚えのある方はダンボールのミニチュアを詰め込んでみると面白いと思います。

【No.30 ダイハツ ハイゼット:ディテールとアクション】
クリアーパーツのヘッドライトがうれしい!
カタマリ感がかわいくもあります
後部ドアオープン!そろって開けるとこちらもかわいい
ボディ下部前後のバンパーでの塗分けの違いがあります
リアバンパーのランプは塗装で再現
街ですれ違ったり……
営業所の駐車場にならんでいたり……
フロントグリルも塗装で再現、フロントの「ダイハツ(D)」ロゴはタンポ印刷
リアの「HIJET CARGO」ロゴもタンポ印刷
2台そろって後部ドアを開けるととてもかわいい
車内も再現!2列シートと荷室が確認できます
荷室がとても広い!
車内も細かく再現
サスペンションによるリアルな車体表現も搭載

 「ダイハツ ハイゼット」のよくある日常を表現してみました。使用したのは今回のトミカとトミカタウン(別売)からパーツを組み合わせています。

【走行シーンを表現】
丁字路にある横断歩道近辺でよくありそうなシチュエーション
信号待ちをしているところから発進してすれ違います