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【おもちゃ見本市】カワダ、スタイリッシュなボードゲーム「ジュエルハント」、「Otrio」を発売。アイディアの面白さをデザインに活かす楽しさ
2022年9月8日 16:48
- 【ジュエルハント】
- 8月発売予定
- 価格:2,200円(税込)
- 【Otrio】
- 8月発売予定
- 価格:2,200円(税込)
「ナノブロック」などで知られるカワダは、ボードゲームの販売でも大きな存在感のあるメーカーだ。特にこの数年はボードゲームが非常に好評だという。本稿ではカワダがこの夏に発売した注目のボードゲームを紹介したい。
運と戦略どちらも重要な「ジュエルハント」
「ジュエルハント」は、いくつかあるトレイに自分のジュエルを置きトレイを取り合うゲーム。8月発売で、価格は2,200円(税込)。本商品はボードゲーム製作会社の企画を商品化したもの。今回のものはリニューアル版となる。
持ち込まれたゲーム企画に対して、どう商品化していくか? 特に今回のリニューアルに当たり、真っ黒なトレイに、クリスタルに輝くジュエル。ジュエルはプラスチックだが本物の宝石のような豪華な輝きがある。「ジュエルハント」の名前にふさわしい、豪華な雰囲気を持たせて商品化するのは、カワダの優れた製作ノウハウの見せ所だという。
大きさの違う8つのトレイ、2人のプレーヤーは交代でジュエルを置いていき、多くのジュエルを置いたプレーヤーがトレイをゲットできる。より多くのトレイを確保したプレーヤーの勝ちだ。トレイは大きさが様々、ジュエルも複数のパーツが連結したものが多く、どうトレイに置き確保するか、考えさせられる。
さらに駆け引きに深みをもたらすのが「カード」の存在。普通にトレイにジュエルがおける「ハント」以外に、「一回休み」や相手のジュエルを動かせる「トリック」、一番ポイントの高いトレイを交換する「取引」など運も大きく影響する。駆け引きと運が重要になるゲームだ。
いかにコマを置くか? 先を見通す駆け引きが求められる「Otrio」
「Otrio(オートリオ)」はアメリカ生まれの3目並べ。7月発売で、価格は3,080円(税込)。こちらもスタイリッシュにリニューアルされたものだが、パッケージも含めオリジナルの英語版そのままのデザインとのこと。カワダはローカライズと販売を行なっている。
基本ルールは○×などで行う3目並べだ。しかし1つの○が「外枠」、「中枠」、「中心点」と3つのコマで構成されているところがポイントとなる。同じパーツを3つ、もしくは外、中、芯で並べたら勝ちとなる。相手の並びを妨害しつつ自分の並びを成功させる先読み、ブラフ、下準備と、一瞬でも気の抜けないかなり高い緊張感と集中力を必要とするゲームだ。
盤には4色のコマがあり、最大4人でプレイできる。多人数のプレイはさらにカオスだ。お互いが足を引っ張りながら、なんとか勝ちの形に持って行くためコマを選び配置する。千日手になりそうな盤面からいかに勝ちを引っ張り出すか、白熱しそうである。