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「ガンダムオープンイノベーション」、新たな共創パートナーと「ビーム・サーベル~プラズマ農業プロジェクト」など4つを発表

型汎用操縦機械の実現を目指すプロジェクトも

11月1日 発表

 バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」は、ガンダムの時代背景「宇宙世紀」を現代社会に捉えなおし、人口問題・地球環境問題の解決に向けた新しい発想や技術を募集する企画「ガンダムオープンイノベーション」を2021年度から実施している。

 今回、新たに2社の共創パートナーに参画が決定、さらに社会課題を解決するための4つの公認プロジェクトを発表した。

新たな共創パートナー2社が決定

 「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」では、これまで13社・団体(11プロジェクト)の参画により進めていたが、今回、ものづくりとエンジニアリングのグローバルリーダーとして陸・海・空、そして宇宙という幅広いフィールドをステージに活躍する「三菱重工業」と、人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界を目指すスタートアップ企業の「ispace」の2社が「GOI」の新たな共創パートナーとして参画することとなった。来るべき"現実の宇宙世紀"に向けて、今後は15社で取り組んでいくという。

【ガンダムオープンイノベーション公募概要説明】

発表された4つのプロジェクト

TEAM SPACE LIFEプロジェクト

 宇宙での暮らしを実現する上で重要になる、居住空間の実現(空間)、快適な環境の制御(環境)、サステナブルな資源の循環(資源)という3つの技術について、空間投影と遠隔コミュニケーションの融合、宇宙での健康影響を考慮するための自律分散センサの開発と軌道上での実験、資源循環プラットフォームの整備とデモンストレーションを行なう。

 そして、これらの技術を中心として、人類の宇宙活動が地球と調和した循環型の「宇宙世紀」を実現する。

・参加パートナー:東京理科大学 スペースシステム創造研究センター、高砂熱学工業株式会社、国際医療福祉大学 宇宙医学研究会、株式会社 NTT データ SBC、avatarin 株式会社、大和大学 社会学部 SDG 研究推進室

・協力団体:有人宇宙システム株式会社(JAMSS)、理研計器株式会社

モビルスーツの社会実装に向けた 新しい操縦ロボットのプロトタイピングプロジェクト

 ガンダム作中に登場するロボット「MS(モビルスーツ)」をモチーフに、現代社会に実装可能な大型汎用操縦機械を実現させる。このプロジェクトでは「ガンダムファクトリーヨコハマ(GUNDAM FACTORY YOKOHAMA)」に期間限定で登場した実物大(全長18m)の動くガンダムの制作メンバーが中心となり、ガンダムのIP(Intellectual Property、知的財産)と連携し、2025年、大型汎用操縦機械の通称を「MS」にすることを目指していく。

参加パートナー:株式会社乃村工藝社、アスラテック株式会社、Social Future LLC

グリーンコロニー・プロジェクト

 「宇宙世紀」の実現には、宇宙における住環境や食糧等の各種問題解決が必要不可欠。このプロジェクトでは、宇宙ならではの重力や閉鎖環境等による影響を研究するための実験環境を提供し、人類の宇宙での暮らしを実現する手助けを行なう。

参加パートナー:三菱重工業株式会社、東北大学、自然科学研究機構 核融合科学研究所

ビーム・サーベル~プラズマ農業プロジェクト

 ガンダムに登場する架空の剣「ビーム・サーベル」に着想される科学技術に「プラズマ」があります。従来は真空中でしか維持できなかったプラズマは、近年の技術革命により空気中で維持でき、人や植物が触れても熱くない優しい制御が可能だ。

 これを農業に応用すると、植物成長促進、植物免疫向上、減農薬栽培が期待できる。このプロジェクトでは、プラズマ農業による食糧問題解決に取り組む。

参加パートナー:東北大学、自然科学研究機構 核融合科学研究所