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「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」が電撃発表!

最新考察と組みやすさを考えたフレーム、デザイン、ガンプラの未来を提示

【RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0】

8月発売予定

価格:3,850円

 BANDAI SPIRITSはプラモデル「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」を発表した。8月発売予定で、価格は3,850円。

「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」には3つのポイントがある。今回は2つが明らかになった。

 RG(リアルグレード)は「本物であること」を追求し、緻密なパーツ構成や質感表現を実現。モビルスーツを作る楽しみと興奮を1/144スケールに凝縮したブランドだ。2010年よりスタート、その出発点である「RX-78-2 ガンダム」がリニューアルしての登場となる。

 今回のポイントは3つ。「モビルスーツの建造を追体験させるセミモノコック構造をイメージした内部フレーム」、「最新の解像度で描くメカニックデザイン、1/144スケールに1/1のリアリティを凝縮」、「進化したアクションや武装」。今回はまず3つの内2つが明らかになった。

 「モビルスーツの建造を追体験させるセミモノコック構造をイメージした内部フレーム」は、「RX-78-2 ガンダム」は、「ガンダムMk-II」で確立する"ムーバブルフレーム"以前の機体であり、構造体としてしっかりした骨格を持つという概念がまだない。本商品ではその設定を活かし、セミモノコック構造をイメージした設計。外装と一体となって機体の強度を担う一年戦争当時のMS特有の構造で、桁材(フレーム)と内部機器のディテールの表現は、従来の1/144ガンプラとは一線を画す密度感でのものとなるという。

 可動を担う骨格と、外装を明確にわけるわけではなく、加重の一端を外装にも担わせるという思想の元、フレームを設計。従来のRGは骨格の周りに外装を取り付けるという組立手順をとっているが、随所に設定上の「セミモノコック構造」を感じさせるディテールを追加。さらに内部フレームは金属素材の違いとメカニックの陰影を強くすることを目的として2トーンの成形色で構成される。この再現には「スライド金型」という技術が活用される。

 さらにフレームには「白兵戦用MS ガンダム」を再考証した追従可動設計が盛り込まれる。機械だけでなく、兵器として可動部がどのように動いても装甲で保護されるようにしている。外装と内部フレームを1から検討し、複合フレームでの関節が設計されているという。

 また設定上の「フィールドモーター」を意識したデザインや、内部にもメカニカルなディテールを造型することで、本物のMSの内部構造を見ているかのような楽しさを追求、さらに組みやすさも考慮している。

 「最新の解像度で描くメカニックデザイン、1/144スケールに1/1のリアリティを凝縮」では、最新解釈と原点回帰を融合させた外観デザインを追求。外部装甲はエッジの効いたシャープな成形により、ガンダム本来のデザインラインを立体感あふれる造型で再現。表面各所のディテールは白を基調としつつ、大きな面構成の中にグレーのディテールをのぞかせることでより多彩なコントラストを生み、1/144・125mmのプラモデルに、実物大18mの巨大さを感じさせるスケール感を表現している。

 可動はガンプラの大きな魅力だが、「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」では装甲のパネルラインを実際の分割ラインをイメージして設計することでより実在感を増している。このほか頭部の色分けや、コアファイターを収納する構造や設計、コアファイターそのものに可動軸を設けることで、設定、デザイン、機能すべてを成り立たせる挑戦を行っている。

 デザイン、設計、可動とガンプラの未来を提示する「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」。まだまだ隠された情報もありそうで、弊誌としても掘り下げていきたい。