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ペンギンの水陸での生態を模型で再現! タミヤの「楽しい工作シリーズ」の最新アイテム「歩いて泳ぐペンギン工作セット」【#静岡ホビーショー】
2024年5月10日 11:42
- 【第62回 静岡ホビーショー】
- 開催期間:5月8日~12日
- 会場:
- ツインメッセ静岡
- (静岡県静岡市駿河区曲金3-1-10)
- 入場料:無料
静岡ホビーショーのタミヤブースでは、昨年は可愛いアヒル達が泳ぐ様子が見られたが、今年はなんとたくさんのペンギンが歩き、そして泳いでいた。同社の「楽しい工作シリーズ」の最新アイテム、7月発売予定の「歩いて泳ぐペンギン工作セット」だ。
「楽しい工作シリーズ」は、ユーザーの創作意欲や好奇心をサポートする、動く工作の素材としての商品展開で知られているが、近年のラインナップには、作ることでモチーフとなった対象の構造や仕組みを知ることができるアイテムがリリースされている。
この「歩いて泳ぐペンギン工作セット」は、陸上と水中で生活するペンギンの生態を再現。陸上では立って歩き、水上ではおなかを下にしてフリッパー(翼)を羽ばたかせて泳ぐ様子を、水中モーター1個とギアの組み合わせで実現している。
動画を見ていただくとわかる通り、陸上でのよちよち歩きから水に飛び込むと、本物のペンギンと同じように頭を前に向けておなかを下にして泳ぎ始める。実物を目の当たりにすると結構驚かされるギミックで、これは体と頭に浮力を持たせるフロートが入っていて、おなか側にモーターや電池などの重量物があることで、水に入ると自然に泳ぐ体勢になる。頭部は後頭部のちょうつがいによって可動し、頭が浮かんで前を向くという仕組みだ。
商品開発は“実物を見て作る”というタミヤの伝統に則り、実際に水族館や動物園に通ってペンギンを観察し、その動きを再現するために試行錯誤を繰り返してようやく形にできたのだとか。
ペンギンは、泳ぐとき足が舵取りの役目をするそうだが、それを再現するには構造が複雑になってしまうので泣く泣くあきらめ、フリッパーの可動範囲を制限する機構を入れて、それを調整することで旋回を可能とした。歩くときの足の動きをリンクさせた2つのパーツでフリッパーの動きに変換するなど、メカとしてもアイデアにあふれたものとなっている。
ペンギンの造形としての可愛さも再現し、塗装で個性的なペンギンを作ることも推奨している。今年の夏のプールや水辺では、いろいろなペンギンが泳ぐ姿が見られるかもしれない。