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BANDAI SPIRITSの「オリジン・オブ・バルキリー」は 腿に回転軸、ファイター形態の脚を固定、45年の時を超え改良を加えられ復活!【TOKYOおもちゃショー】

【TOKYOおもちゃショー2026】
開催期間
ビジネスデー:8月27日、28日
パブリックデー:8月29日、30日
会場:東京ビッグサイト 東京都江東区有明3-11-1
入場料
高校生以上:2,200円(当日チケット)
中学生以下:無料

 「TOKYOおもちゃショー2026」のバンダイブース内のBANDAI SPIRITSコレクターズ事業部コーナーは非常に面白い場所になった。「おもちゃのたましい」という昔風のロゴをプリントしたビニールを貼り、ガラスケースの中に商品を展示するまるで昔のおもちゃ屋のような展示にしたのだ。

 このレイアウトにはコレクターズ事業部の"復活商品"をアピールする狙いがある。「超合金」、「ポピニカ」、「聖闘士聖衣大系」など1970~1980年代の商品に改良を加え最新商品として展開しているのだ。前面には新発売の商品が並べられている。

 今回、会場で「オリジン・オブ・バルキリー」の企画者であるコレクターズ事業部の木村禎成氏に話を聞けた。「オリジン・オブ・バルキリー」はタカトクトイスが1982年に発売した「1/55バトロイドバルキリー」に源流を持ち、アップデートを加え現代に復活させた商品だ。今回は試作品も見せてもらい、説明を聞くことができた。

BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部コーナーは「おもちゃのたましい」という看板を掲げ、懐かしい玩具と、その復活商品を展示

手に持って遊んでほしい! 「オリジン・オブ・バルキリー」の2つの改良ポイント

 「オリジン・オブ・バルキリー」は現在2つの商品が発表されている。「オリジン・オブ・バルキリー VF-1J バルキリー45th Anniv.」は2027年1月発売予定で価格は17,600円。「オリジン・オブ・バルキリー VF-1Sバルキリー ロイ・フォッカースペシャル+スーパーパックセット45th Anniv.」は2027年3月発売予定で価格は19,800円。

「オリジン・オブ・バルキリー VF-1J バルキリー45th Anniv.」は2027年1月発売予定で価格は17,600円
「VF-1Sバルキリー ロイ・フォッカースペシャル+スーパーパックセット45th Anniv.」は2027年3月発売予定で価格は19,800円

 「オリジン・オブ・バルキリー」はタカトクトイスが1982年に発売した「1/55バトロイドバルキリー」を復活させた商品だ。設定画より角張ったフォルムを持ち、一部の変形が設定と異なるが、1982年のアニメ『超時空要塞マクロス』と同時に発売された「1/55バトロイドバルキリー」は劇中同様の三段変形を実現、当時のユーザーに強い衝撃を与えた。

 「1/55バトロイドバルキリー」は劇中のギミックを再現し、フォルムも劇中に近い。当時のフィギュアは商品ならではのディフォルメ体系で表現されることも多く、ギミックも省略されることも多かった。「1/55バトロイドバルキリー」の完成度は当時の玩具としては「オーパーツ」といえる。商品は大ヒットとなり様々なバリエーション展開がなされ、玩具ファンには今も語り草となっている。

 木村氏は「1/55バトロイドバルキリー」を、「当時の大人が欲しくなる玩具」という革命を起きた商品だと語った。本商品の完成度は現代の目で見ても高い。バンダイは2001年にこの商品を20周年記念として新金型で商品化している。「オリジン・オブ・バルキリー」はこの2001年版の金型を活用しての商品だという。

 当時衝撃を受けたバルキリー商品が45年の時を経て発売されるというだけでも魅力的だが、木村氏は「オリジン・オブ・バルキリー」の企画にあたり、現代に復活させるためのアップデートを施した。

 1つが「腿のロール」である。腿部分を新金型を使って新たに設計、バトロイド形態で立っているときの表情付けが楽しめるほか、特にガウォーク形態で脚をハの字にできる。設定画に描かれたガウォークに近いポーズをとれるようにしたのだ。

 ただしガウォークで両方の脚を動かし、ハの字にすると設置が安定しなくなる。木村氏は「脚をハの字にしたガウォークは手に持って"ブンドド"して遊ぶ時だと割り切りました。当時なかった飾る用のスタンドをつけるのはコストが上がってしまい商品も高くなります。手に持って遊んでほしいです」と語った。

試作品では腿の部分が分割され
今回木村氏はテストショットを持ってきて改良部分を教えてくれた
腿のロールは特にガウォーク時のポーズ付けが楽しい
改良によりファイター時に脚がしっかり固定される

 もう1つの改良ポイントも「手に持って遊ぶ」ということを意識している。「ファイター形態の脚の固定」である。オリジナルは金属パーツと肉厚な樹脂を使用しているため各部のパーツが重い。このためファイター時に脚が機体から少しずれて、垂れ下がってしまう。「オリジン・オブ・バルキリー」では機体側に脚を差し込むためのピンを金型に手を加えることで実現、脚を差し込んで固定できるようにした。

 この設計は木村氏が手掛けた「DX超合金 VF-1J 一条輝機」といった商品からのフィードバックだ。「オリジン・オブ・バルキリー」ではファイター形態でディスプレイするとき、そして何より手に持って飛んでいる姿をイメージして動かすとき、脚がぶらりとしてしまうところが気になる。今回の改良で脚の位置が固定され、よりかっちりしたフォルムとなるのだ。さらに頭部形状も改良が加えられている。

 「1/55バトロイドバルキリー」を受け継ぐ「オリジン・オブ・バルキリー」は特に1980年代にバルキリーに憧れた人には特に魅力的な商品だ。もちろんバックボーンを知らない人にもお勧めしたい。玩具史の歴史を変えた"伝説"を手にしてほしい。

【復活商品】
「超合金 秘密戦隊ゴレンジャー」や「超合金 百獣王ゴライオン」といった「超合金」シリーズの商品は、インタビューも掲載予定なので期待してほしい
ポピニカ
装着変身
元祖SDガンダム
聖闘士聖衣大系
【懐かし商品】
これらは当時発売されていた商品を展示している
当時の思い出を語り合う人も多かった