レビュー
タミヤ「1/24 マクラーレン セナ」レビュー
2021年4月9日 00:00
塗装前にパーツを組み立てておく
前述の通り、今回の「1/24 マクラーレン セナ」のパーツ構成をみていて“あれ?”と思ったことがありました。これまでのタミヤのスポーツカーシリーズとはちょっと違う……というか組み立て方法が斬新に感じました。ガラスを表現するクリアーパーツは接着することがなくなったり、抜きが難しい形状のパーツの分割はさらにエッジを効かせて設計されています。ガンプラとは違い、スケールモデルならではの接続ガイドや接触面積の少ない中での接着などなかなかハードルの高い作業が要求されるのは確かですが組んでみるとこれが不思議なくらいピッタリ・カッチリ合います。
カウルを乗せるためのボディは部位によってツヤの違う黒色で塗装するように指定されていますが、成形品の時点でツヤの違いが表現されています。アンダーボディですし、カウルの接着のベースともなりますから塗装しなくてもいいかもしれませんね。他のランナー上のパーツを見ていっても表に出る部位、隠れてしまう部位によってツヤが違うので眺めていくだけでも楽しいです。
マクラーレン セナが持つとても複雑な形状から一発で成形できない部位が多いようで、先に組み立てておく方がよいパーツが多数存在します。同じ色で塗装するものに関しては先に組んでおきましょう。
接続ガイドの少ないスケールモデルは“仮組”がとても大切ですね。接着前にパーツ同士を合わせてみてどことどこが合わさるのかを確認しておきましょう。接着剤がはみ出すと汚くなりその除去処理も必要になってしまうので必要最低限で接着ができる部分を見極めておきます。