レビュー

タミヤ「1/24 マクラーレン セナ」レビュー

タミヤ「1/24 マクラーレン セナ」HELMET TRIBUTE SHOWCASE

【シャシー・ボディ完成】
ご覧くださいこのスタイリング!全てが組み合わさると「これプラモデル?」って口に出るほどの重量とカチっとした硬さの手触り感は「これ自分で作ったんだ」という満足感をもたらしてくれます

「1/24 マクラーレン セナ」のレビューを終えて

 まず、「マクラーレン・セナ」のあの複雑な形状をよくモデル化しているなぁ、というのが最初の感想でした。スポーツカーシリーズと言えど基本的には一般的な乗用車の形をモデル化することにはタミヤの技術力が遺憾なく発揮されているところでしょうけど今回のクルマはフィンや羽根形状の空力パーツを車外ではなく車内に近い位置に持つ特殊な車ですのでとても設計が大変だったのではないでしょうか。

 それを破綻することなくモデル化しているところに驚きを隠せませんし、仮組したときのあのパッチリと合う感覚が手に伝わってくるところなんて感動すらしてしまいます。もちろん“もうちょっとガイド大きくして欲しい”などの意見が無いわけではないのですが小さいパーツを組み、それを他のパーツと合わせてどんどん大きなパーツに、そしてそれがいつしか「マクラーレン・セナ」を形作っていくところなんて制作のテンションをどんどん上げていってくれました。あまり急ぐと接着剤が乾かないうちに触ってしまってやり直しになることもあったのですが、それだけ組んでいて楽しいキットだったことをお伝えしておきたいと思います。

【イメージ通りに作れた嬉しさ】
組み始めるまでに温めていた制作イメージそのままで目の前に現れる感動!

 今回のレビューをお読みいただければ、いつもガンプラばかり作っている筆者がオリジナルの塗装もしてちょっと難しい組み立てを必要とするプラモデルならではの楽しみを十分に味合わせてくれるタミヤのプラモデルをつくりたくてウズウズするのもわかっていただけたのではないでしょうか。いくつか失敗もありながら、それも含めて「マクラーレン・セナ」はとても楽しいキットでした。

【おまけ:セナのマクラーレンF1】
今回のカラーリングモチーフとなった「マルボロ・マクラーレン」。20年以上前に筆者が作ったものです。カーナンバー1が「マクラーレン・ホンダ MP4/7」。カーナンバー8が「マクラーレン・フォードMP4/8」共にタミヤの「1/20 グランプリコレクション」シリーズの物。だいぶ古いものなので色褪せていますがお許しを。