レビュー
ガンプラ「1/144 RX-78F00 HMT ガンダム高機動型」レビュー
「ガンダムファクトリー横浜」長期メンテ完了!動くガンダム立像ベースの高機動型が新登場
2022年8月8日 00:00
- 【1/144 RX-78F00 HMT ガンダム高機動型】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2022年7月16日(「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」限定商品)
- 価格:2,530円(税込)
- ジャンル:プラモデル
- 全高:約125mm
今回レビューするのは横浜・山下ふ頭にある「ガンダムファクトリー横浜」の新アイテム「1/144 RX-78F00 HMT ガンダム高機動型」です。同施設は2022年5月9日から長期メンテナンスを実施していましたが、7月16日に再オープン。このガンプラは再オープン記念アイテムとして、ガンダムファクトリー横浜にある「実物大・動くガンダム」をベースに“高機動型オプション”を装備したものとなっています。2022年初めからスタートした動くガンダムの新演出「F00 /AI Awakening!」開始と同時に「高機動型」の情報が現地に掲出されていましたがそれをキット化したものとなります。
このようなバリエーションが展開されるのは「動くガンダム」がただ“ガンダムの全身が動く”だけではなく、企画段階から壮大なバックストーリーも設定されていたからだということがよくわかりますね。戦後横浜で発見されたパーツを集め組み上げられた「RX-78F00 ガンダム」(以下、F00ガンダム)は実機の稼働やマグネットコーティング、ミノフスキーフライトのテストを精力的に行い、その際金髪で青い瞳のF00ガンダムのテストパイロットにサイコフレームに封じ込められていたらしいアムロの声が聞こえてくる……などファンにとって見ごたえたっぷりの演出が盛り込まれています。
今回の高機動型ですが、名称に“HMT”と付けられています。これは“HIGH MOBILITY TYPE(ハイ・モビリティ・タイプ)”の頭文字をとって“ハイマット”とも呼称されます。長期メンテナンスを終えた「動くガンダム」自体がこの高機動型の形になっているわけではありません。ですが実機を実際に見ることで高機動型の追加装備が装着された姿を想像できるものとなっています。現地で実機を見て、このガンプラを組みイメージをもとに再度ガンダムファクトリー横浜へ行く……というなんとも贅沢な体験も可能になります。
キットの特徴ですが、素体となるF00ガンダムはガンダムファクトリー横浜スタート時から販売されている「1/144 RX-78F00 ガンダム」と同じものですが、これに“高機動型”装備のパーツを追加したものになっています。特徴的な白黒のカラーリングは“MSV(モビルスーツバリエーション)”で設定された「RX-78-1 プロトタイプガンダム」を彷彿とさせます。さらに足首のアンクルガードはスリットの入ったものになっていて古参ファンも“そうくるか!”と歓喜の仕様です。
それでは組み進めていきたいと思います。筆者個人的にも約2か月の長期メンテナンスは“長いなぁ”と寂しい思いをしていたのですが、この高機動型の発表で落ちていたテンションも沸騰!再オープン当日にさっそく入手してきました。他のお客さんたちも待ちかねていたのでしょう、たくさん購入されていたので注目度の高さを身を持って体感してきました。まずはF00ガンダム本体を組み上げて、追加装備を装着する流れになります。ぜひ最後までお読みいただければと思います。では、「F00ガンダム HMT 高機動型」いきまーす!
▼F00ガンダムの高機動化プランがガンプラに!
▼HGシリーズなみの組みやすさで高いディテールと可動性能を実現!
▼高機動型の稼働実験を開始!
「1/144 RX-78F00 HMT ガンダム高機動型」のパッケージ内容をチェック!
それではパッケージの内容をチェックしていきましょう。パッケージはバーニア全開で飛ぶF00ガンダム高機動型が描かれ、いかに高機動であるかをアピールしています。ランナーを見ていくと、素体のF00ガンダム自体がカラフルなこともあって多色成形ランナー1枚とフレームの黒、外装の白、といった構成にさらに多色成形ランナーが1枚と高機動型用装備の黒いランナーの全6枚と可動関節用のポリパーツ、ビーム・サーベル、ホイルシール、テトロンシール、組立説明書で構成されているとても豪華な仕様となっています。
高機動型用のGランナーはさらにカラフルな構成となっています。全体をざっと見ると素体F00ガンダム側と高機動型用にもシールドの表裏と連邦軍の十字のパーツがあります。素体側のこれらのパーツは使われません。グリップのパーツが1セットしかないため高機動型用のシールドパーツだけを組むことになるのですがちょっともったいないですね。色はともかくグリップパーツをボーナスパーツとして用意できればプレイバリューも増えたかと思います。
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