レビュー
ガンプラ「1/144 RX-78F00 HMT ガンダム高機動型」レビュー
2022年8月8日 00:00
組立開始!まずはボディ(胸部・ランドセル)と頭部からスタートします
今回の素体となるF00ガンダムは1/144スケールではありますが、いわゆる“HG”シリーズとは銘打たれてはいません。割り切ったパーツ構成でありながら構造や可動性能はHGクラスに匹敵する程の実力を持っています。高機動型で実現されたプロトタイプガンダムのカラーリングも新鮮で組んでいて楽しさが沸き上がってきます。
頭部は凝った構造になっていて、ツインアイの部分はクリアーパーツで実現されています。V字アンテナの赤い基部も同様にとても小さいパーツになっていますので紛失しないように注意して作業します。ツインアイは左右分割シールで少々難易度が上がりますのでじっくり腰を据えて貼り付けていきましょう。
腕部を組み立て、ボディに組み込む
腕部もクラスを超えたクオリティとなっています。簡易ではありながらももしかしたらHG以上ではないかと感じるメカフレーム構造は組んでいて楽しさを感じられます。ハンドパーツも握りと平手(さらに装備用も)が用意されておりその表情の豊かさはガンダムファクトリー横浜の実機を感じられるようになっています。肩は高機動型用の黒いものが新規で用意されています。
脚部と腰部を組み立てる
脚部も腕部同様、厳選された少ないパーツ数による組み立てやすさと可動を両立させることに成功しています。脚部の大きな特徴はやはり脛とソールをつなぐ部分にあるアンクルガードです。黒で成型されていることと、表面にスリット状のモールドを入れてありプロトタイプガンダムを知るファンは思わずうれしくなると思います。
腰部もプロトタイプガンダム感満載のカラーリングパターンになっています。股関節はスイング機構を持ち、ボールジョイントではないバータイプになっていて力がかかって折れることも少なそうです。フンドシ部の連邦軍Vマークはモールド+シール再現となっています。フロントアーマーは関節部を切り離すことで左右分割可能になっています。左右アーマーはポリパーツ接続でスムーズな可動を実現します。
標準装備と高機動装備を組み立てる
まずは標準装備となるビーム・ライフルとシールドを組み立てます。この組み合わせは素体となる「1/144 RX-78F00 ガンダム」と同じ内容です。ビーム・ライフルは挟み込み方式、シールドは重ね合わせ方式で難しい組み立てはありません。冒頭のパッケージ紹介の所でも感じたことなのですが素体用と高機動用とでシールドのメインパーツがもう1セット分のパーツが残ってしまいます。実にもったいないのでH1ランナーの開いているところにグリップパーツがもう1セットあるとうれしく感じられました。
高機動用装備は上半身にブルーの簡易装着型増加装甲、両脚と背面に補助バーニア、右手にダブル・ビーム・ライフルを装備しています。素体のF00ガンダムを組み立てるときにはこれらの高機動用装備を接続する穴やピンの類は見られませんでしたが、組んでみてかっちりはまってしまう“これぞガンプラ!”の匠の設計を感じられると思います。
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