レビュー
ガンプラ「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.Ka」レビュー
2023年4月28日 00:00
完成!「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.Ka」
ここまで「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.Ka」の組み立てははいかがだったでしょうか。MG(マスターグレード)シリーズとしては3作目となるゼータガンダム。特に前作“Ver.2.0”からはなんと18年ぶりとなりますが着実に進化を遂げていることが感じられたのではないでしょうか。
特に胴体部、脚部の可動性能は目を見張るものがありました。複雑な可動性能は保持力が低下しやすいという相反する特性を持っているものですが、ロック機構を持たせたり抜けにくくしたり、素材そのもので適度な抵抗を作り出していたりとこれまで培ってきたガンプラの技術が惜しみなく投入されています。
そして“Ver.2.0”でもだいぶアニメ設定に近づいたスタイルではありましたが、“Ver.Ka”ではさらに近づいた印象です。それはデザインだけではなく機構においてもアニメ設定を実現させていました。MGですのでパーツ数は充実しており、ちょっとだけ細かいパーツや組み順を考慮する必要もありますがそこだけ気を付ければこれだけハイスペックなゼータガンダムが組めます!
MG 1/100 ゼータガンダム Ver.Kaのレビューを終えて
本来であれば2023年2月の発売予定でしたが諸般の事情によって4月の発売となったので、待ち遠しい期間は延びましたが、いよいよ新しいMGゼータを組める日がやってきました!筆者も「GUNDAM NEXT FUTURE -TOKYO BASE-」で発表・展示されたサンプルをまじまじと眺めながら“すごいな!”とか“どういう設計なんだろう?”と想いながらレビューできる日を楽しみにしていました。
実際組んでみるとなんと組みやすいことかと驚くばかり。“Ver.Ka”ならではのエッジの効いた設計で細かいパーツや組み順を考慮する必要があったりもしますが、新設計となったゼータを組みながら感じられる設計陣との対話を楽しめる様はとてもワクワクさせてくれるものがありました。“こういう構造にすればゼータを再現できる”という、自分で組んだからこそわかる発見がいくつもあったのも楽しい体験だったと思います。
ゼータのPG(パーフェクトグレード:1/60スケール)は「PG 1/60 MSZ-006 ゼータガンダム」として2000年に発売していますが、“Ver.Ka”版ゼータのここまでの完成度を見せつけられると、PGでの新世代のゼータも見てみたくなってくるというもの……PGを超える“PG UNLEASHED”での登場を期待したいところですね。大きくなると重くなってガンプラとして破綻しちゃうところもありますが、できることが増えることも事実。そこを突破する技術が高まることを期待しながら今回のレビューは終了となります。あはは……あぁ大きい!PGはもっと大きくってバァーって動くもんな!
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