レビュー
「HG 1/144 ブラックナイトスコードルドラ(グリフィン・アルバレスト専用機)」レビュー
2024年3月22日 00:00
細かな色分けで劇中イメージの姿を再現
ここからは組み立て工程を紹介していこう。
最初は頭部を組み立てていく。側頭部から伸びた兜飾りやフェイス部分など、細かなパーツで構成され、組むだけで劇中に近い色分けがされている。大まかに後頭部、フェイス部分、フェイスガードの3層構造で細かなセンサーにはシールが使用され、密度のある造形と色分けが再現されている。
フェイス部分はカメラアイ用のシールを2種類から選択できる。今回は通常のフェイスシールを使用する。
次に胴体部分には「SEEDアクションシステム」が集約され、肩の引き出しや首の可動、胴体の前屈など可動ポイントが設けられ、それらを外装パーツで挟み込む形となっている。
腕部は手首、前腕、二の腕、肩で構成されている。肘の二重関節に始まり肩にはアーマー部分の可動を備えている。
腰部は股関節の可動基部にアーマーで包む構成。フロントスカートは1パーツとして構成されているが、中央のボール部分から分割することで、左右の独立した可動も可能となっている。
脚部も可動部分と外装パーツで構成されている。脹脛に備わっているスラスターは一つのパーツで2カ所の噴射口が表現され、挟み込むだけで細かなディテール表現を可能としている。
足首や素手部分の騎士らしい重厚感あるデザインやリベットのような意匠もしっかり表現されている。また、シールによって色分けも追及されている。
バックパックはスラスター部分とビームマントを出力するウイングで構成されている。スラスターは噴射口などを細かなパーツ構成で色分けし、シールでさらに情報量を追加している。
ウイング部分は前進翼を彷彿とさせつつ、独自の可動を持っている。また、ビームマントの装着はパーツを挟み込むことでできる。
武装はビームライフル、大剣、シールドの3種類。ビームライフルはモナカ構造のシンプルな作りで、サイト部分はシールで色分け。
大剣も柄と刀身で構成されており、ビームエフェクトも簡単に取り付けることができる。さらに、バックパックにマウントできるジョイントパーツも付いている。
シールドは大きめのパーツで構成され、色分けもしっかり再現されている。
最後に各パーツを組み合わせることで「HG 1/144 ブラックナイトスコードルドラ(グリフィン・アルバレスト専用機)」が完成する。
(C)創通・サンライズ