レビュー

「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ビクトリーマグナム/バンガードソニック」先行レビュー

【トミカプレミアムunlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ビクトリーマグナム/バンガードソニック】

開発・発売元:タカラトミー

8月17日 発売予定

価格:各1,430円

全長:約65mm

 タカラトミーのミニカー「トミカ」とタミヤのレーシングホビー「ミニ四駆」とのコラボレーション商品第4弾「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ビクトリーマグナム/バンガードソニック」が8月17日に発売する。

 「バンガードソニック」、「ビクトリーマグナム」はマンガ、アニメ化もされた作品「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の主人公である星馬烈と星馬豪の兄弟が使用する2代目マシンだ。

「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆」よりバンガードソニック(左)とビクトリーマグナム(右)

 今回は一足先に「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 マグナムセイバー/ソニックセイバー」の魅力を紹介していく。

“セイバー”の意志を継ぐVマシン

 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の主人公、星馬烈と星馬豪の兄弟が使用する2代目マシンとなる「バンガードソニック」、「ビクトリーマグナム」。物語では烈と豪はプロトセイバーJBとのレースの中、大神博士の策略によって初代マシンである「ソニックセイバー」と「マグナムセイバー」を失い、悲しみに暮れる。そんな烈と豪のために“セイバー”の生みの親、土屋博士から渡されたのがニューマシン“Vマシン”だ。

 セイバーを失った喪失感に打ちひしがれ、はじめこそメンテナンスもしないままであったり、返却しようとするが、一緒に走ってきた“セイバー”の意志を継ぐマシンとして二人が手を入れ、「バンガードソニック」、「ビクトリーマグナム」が完成した。ミニ四駆ではフロントフェンダーの後部の取り外しや取り外し期のサイドガードが採用され、カスタム要素も増えている。

 「バンガードソニック」は新型のボディカウルに大型のウイングやサイドローラーが追加され、「ソニックセイバー」同様コーナリングを得意としたマシンに仕上がった。

 「ビクトリーマグナム」は新型のボディカウルと空気抵抗を減らした小型ウイングなど「マグナムソニック」同様に直線で真価を発揮するスピード重視マシンとなった。

【【ミニ四駆】公式マシンカタログ〜マグナム編〜【爆走兄弟レッツ&ゴー!!】】
【【タミヤ公式】ミニ四駆マシンカタログ/爆走兄弟レッツ&ゴー!!ソニック編】

 「トミカプレミアム unlimited」ではどのように表現されているのか、見ていこう。

手のひらサイズでVマシンを再現

 最初は「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ビクトリーマグナム」を紹介していく。

 弾丸のごとく直線を走り抜けるマグナムらしい小型のV字のウイングや独立したフロント、リアのフェンダーもしっかり造形されている。また正面から見た時のV字に伸びるボディも美しく表現されている。

ビクトリーマグナム
シャープなボディ造形やボディとシャーシを止めるパーツも再現されている
V字に伸びるボディラインも再現
裏面もシャーシ造形が再現されている

 「マグナムセイバー」から継承されたブルーのカラーリングや「豪」のマークなどが再現され、トミカの手のひらサイズにミニ四駆の造形をぎゅっと詰まっている。

フロントの模様やマークも細かく再現
V字のウイング
フロンローラーは回転アクションを搭載

 「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 マグナムセイバー」と比較してみよう。

 セイバーからVマシンへのボディ形状の変化やコンセプトがトミカサイズでもしっかりとわかる。シャーシ全体を覆うセイバーの丸みのボディからよりシャープに空気を受け流すVマシンのボディがわかる。

 また大きく変化したウイング形状やリア・ローラーの有無など、より直線での加速を重視したカスタムになっているのがわかる。

「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 マグナムセイバー」(左)と「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ビクトリーマグナム」(右)
ボディラインの違いも再現
フロントフェンダー
リアローラーの違いも再現
ウイングもより空気抵抗を減らしたセッティングに

続いて、「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 バンガードソニック」を紹介していこう。

 星馬烈の2代目マシンとして、コーナリング重視に市があっている。豪の「ビクトリーマグナム」同型だが、巨大なウイングやサイドガードを装着し、安定した走りやコースアウトを防ぐカスタムとなっている。

 赤いカラーリングや「烈」のマークなども細かく再現されている。

シャープでありつつ、コーナー重視のバンガードソニック
大型のウイングで存在感ある造形が再現されている
ボディーとシャーシの固定パーツも細かく造形
シャーシのサイドガードは追加パーツらしい造形再現となっている
フロントローラーは回転アクションを搭載
サイドガードのローラも回転可能

 「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ソニックセイバー」と比較してみよう。

 ボディデザインが変更されている。「バンガードソニック」ではよりシャープなボディ形状となり、「ソニックセイバー」にあったリア・ローラーもサイドガードに変わり、コーナーへの進入をより安定化している。

 ウイングの形状もV型で起こした形状でリアのトラクションを稼ぐ角度調整となっており、トミカでもその形状が再現されている。

「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ソニックセイバー」(左)と「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 バンガードソニック」(右)
丸みのあった「ソニックセイバー」のボディーラインからよりダウンフォースを受けやすい「バンガードソニック」のボディーに
ダウンフォースを得る大型のウイングの形状の違いもわかる
リアデザインの変化もわかる

「トミカプレミアム unlimited」で熱いレース!

 「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ビクトリーマグナム/バンガードソニック」でミニ四駆の暑いレースを再現。

バンガードソニックvsビクトリーマグナムのレースだ!
直線では“唸る弾丸”ビクトリーマグナムがぐんぐん加速していく
しかし、バンガードソニックが華麗なコーナリングで逆転!
ビクトリーマグナムvsマグナムセイバーの一騎打ちに
ビクトリーマグナムがじりじりと差を広げていく
一方、コーナーではバンガードソニックvsソニックセイバーが
左右に揺さぶる激しいコーナー争いだ
最後のロングストレート、各マシンがラストスパートをかける
栄光のチェッカーフラッグを受けるのは誰だ!?

 以上、「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 ビクトリーマグナム/バンガードソニック」を一足先に遊んでみた。

 マグナムセイバー、ソニックセイバーに続き、「ミニ四駆」の魅力を最大限に詰め込まれたトミカとなっている。Vマシンのシャープな造形や「バンガードソニック」ではサイドガードなども細かく作りこまれている。

 2台並べるとそれぞれのセッティングの違いがわかり、ディスプレイしても迫力あるシルエットで非常に楽しい。実車とは異なる「ミニ四駆」の魅力が詰め込まれた「トミカ」をぜひ手に取って遊んでほしい。