レビュー
「アルカナディア ソフィエラ」レビュー
2024年10月11日 00:00
細かなパーツ分けと造形でイメージに近い完成品に
最初は頭部の組み立て工程を見ていこう。
構成としては大きく分けて後頭部、フェイスパーツ、前髪の3つに分けられ、フェイスパーツの付け替えがしやすい構造となっている。ヘアスタイルのツインテールに関しても細かくパーツ分けされ、毛先の細かな表現はもちろん結び目に合わせて髪の流れや分け目もしっかり表現されている。前髪パーツは角のパーツと通常の髪型の2種類が用意されている。
また、「アルカナディア」シリーズの特徴である耳パーツの付け替えも可能となっている。
次は胴体パーツ。こちらは大きく分けて胸部と腹部で構成されている。首や肩、股関節の可動を持ちつつ、胸と腹部はボールジョイントと複数の可動軸で柔軟に動かすことができる。
スカートパーツは細かなパーツ分けで色分けと可動を両立。また、腰のベルト造形や花のアクセサリも細かく造形されている。
腕部は二の腕、前腕、手首と基本のフォーマットとなっている。
フリルやレースの造形が非常に細かく、二の腕の白のレース部分に合わせてパーツが造形されており、黒のフリルパーツは波打ったパーツと通常のリングパーツを挟む形で表現され、後述する「ウィライズモード」でのパーツ差し替えを可能としている。
脚部は太もも、下腿部、足先で構成されている。二―ソックスタイプの色分けも表現され、膝の2重関節や太もも内部の関節、足先の可動と細かな表情付けもできる。
また、太もものベルト部分はパーツ分けされ、人肌の柔らかさや肉感も感じられる造形美となっている。
専用の台座は根元、中間、先端の3つの可動軸を有したデザインとなっている。
ここまで組み立ててきたパーツを合わせることで「ソフィエラ」のノーマルモードが完成する。
次は武装形態である「ウィライズモード」にしていこう。こちらのモードはノーマルモードの「ソフィエラ」からパーツを差し替えることで再現することができる。
頭部、胸部、腕部、脚部の差し替えパーツ、背部の羽にもなるソード、尻尾、武器を組み立てていく。武装形態ともあって、各部のボリュームがアップし、印象もがらりと変わる。「ノーマルモード」のドレス風の衣装から手足は鎧の重厚感あるデザインとなる。
これですべての組み立て作業が完了した。「ノーマルモード」と「ウィライズモード」と作りごたえ抜群で、パーツ一つ一つの造形も非常に緻密で素組の状態でも情報密度の高さが感じられる。
次のページでは「ソフィエラ」のポージングを紹介していこう。
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※画像は試作品です。実際の商品とは多少異なる場合がございます。