レビュー
「無限邂逅メガロマリア ペリドット」レビュー
2025年1月23日 00:00
柔軟な可動でアグレッシブなアクションを表現
完成した「ペリドット」は、ナースアーマーにサイケデリックな配色に思わず息をのむデザインとなっている。
「ルビーアイ」のカラーバリエーションキットで造形の変化はほとんどないが、ブラックのボディに怪しく走るライムグリーンのアクセントが毒々しさやドロドロしたキャラクター性が感じられるものとなっている。
メスや注射器、カプセルもどこか恐怖や不安を拡大したような巨大化や怪しげなカラーリングで、「ペリドット」の怪しさがさらに強化されている。
また、名前の元と思われる宝石ペリドットは暗い場所でも美しく輝くもので、本キットのアクセントカラーにも表れている。また、石言葉には「幸福」などの意味もあり、そこから違ったキャラクターを考えるのも面白いだろう。
「無限邂逅メガロマリア」の魅力の一つである可動は、一挙手一投足の表現力の高さは健在。腰回りのアーマーの可動によって開脚や前屈、片膝立ちも表現できる。
また大きく腕を広げる動きはもちろん、肩口の引き出しによって肩を寄せる動きもでき、柔らかいポージングの表現が可能となっている。
可動域の広さもあって、アクションポーズのバリエーションは豊富で様々なシチュエーションを表現できる。可愛らしい女性的な柔らかいポーズや、ゾンビのようなぎこちなさを感じさせるポーズができる。
そして、「スカルペル」、「インジェクター」などを使用したスピード感あるアクションもでき、多彩な動きを表現できる。
以上、「ペリドット」のレビューをお送りしてきた。
パーツ数も抑えられ、成型色でイメージに近いカラーリングが再現され、組み立てやすいキットとなっている。
「ルビーアイ」のカラーバリエーションだが、どこか暗闇のような恐ろしさと怪しげなアクセントカラーで連想されるキャラクター性は大きく異なる印象を受けた。
造形やカラーリングのインパクトはもちろんだが、幅広い可動域によって様々ポージングができ、「こんな子なのかも?」と想像を膨らませながらポーズを取らせるのが楽しい。
個人的には「スカルペル」、「インジェクター」によるアクションが印象的で、幅広い戦闘スタイルを表現できる。
2025年も新たなアナザーがキット化され、「無限邂逅メガロマリア」の展開も注目してほしい。
(C) KOTOBUKIYA
※画像は試作品です。実際の商品とは多少異なる場合がございます。