レビュー

「30MS SIS-N00 ソウレイ[カラーB]」レビュー

鬼の力が宿った鎧をまとうアーマーモード。刀を振ったポーズを決めよう!

 ソウレイのアーマーモードは左右の肩に取り付けるアーマーのみとシンプルだが、特に右肩はかなりゴツく、存在感のあるものとなっている。合計で3つのアーマーには全て鬼の面を思わせるディテールがあるのも特徴だ。右肩のアーマーは鬼(般若?)の面そのもので、顎の部分が可動する仕様。鬼の面の裏側にはジョイント付きのアームが備えられ、背中側にもアーマーが装備される。一方、左肩は日本式甲冑の大袖のような段になった構造で、装着すると和の雰囲気が強まる。

右肩のアーマーから組み立て。顎の部分は可動する
2本の角パーツを取り付ける
ジョイントパーツを組み立て
鬼の面の裏にジョイントパーツを取り付け
背中側のアーマーを組み立てる
ジョイントで両者を接続する
左肩のアーマーを組み立てる
完成すると葉っぱのようなディテールが浮かび上がる
両肩のアーマーが完成

 それぞれは両腕のリングをジョイント付きのものに交換して装備する仕組み。これにより若干重心が高くなるので、派手なポーズを付けたいときは別売りの「アクションベース」を用意したいところ。

アーマーモード時は上腕のリングを交換
それぞれにアーマーを取り付ける
右肩のアーマー。ジョイントの先のアーマーは背中側に位置するようセットする。写真は別売りの「アクションベース6」と、ソウレイに付属のジョイントパーツを使用している
左肩アーマー。尖ったほうを前に向ける

 武器は日本刀スタイルの剣……というより形は日本刀そのもの。鍔や柄にはパーツ両面にモールドが施されていることに注目。刀身と柄のパーツで鍔を挟み込む設計なので、分解して鍔のない状態でも成立する。刀身と柄は3mmジョイントで繋がっているので、同径のジョイントがあるカスタマイズパーツを繋げることもできるだろう。

刀は3パーツ+エフェクトパーツ。鍔は付けなくても組み立てられる
ソウレイのアーマーモードが完成。刀のエフェクトは好みで取り付けよう

 デザインが新しいスタイルになったといって、可動面で劣るところはまったく見あたらない。ただし右肩の鬼の面が大型なので、ソウレイの髪に干渉することもある。ポーズを付けるときは一度アーマーや頭部を取り外してから行うといい。

素体の可動範囲は30MS準拠なのでよく動き、武器の刀は格好いいポーズがバッチリ決まる

 そしてこの右肩の鬼の面、上部に専用のジョイントがあり、シスターの前髪を外すことでマスクとして顔に取り付けることも可能だ。ソウレイに取り付ければ“鬼神覚醒”的なイメージで楽しめるはず。また鬼の面の裏にあるアームのジョイントも3mmなので、これを別の場所に取り付けるカスタマイズ例もあるだろう。

鬼の面を取り付けるときは、前髪パーツを外す
ちょうど口の中に顔が見えるような設計となっている
鬼の力を発揮するソウレイ、といったイメージだろうか。この写真では背中側のアーマーはジョイントを外し右肩に取り付けている

 30MSシリーズに新しい風を起こすソウレイ。彼女に続き、Anmi氏デザインのシスターは6月に「30MS SIS-Y00 シュレミ[カラーB]」の発売が決定していて、こちらもまたソウレイ以上に新しい設計技術を導入したアイテムとなりそうだ。かわいさと格好良さ、そして作りやすさを追求する30MSシリーズの進化には今後も注目していただきたい。

30MS公式サイトの「30MS SIS-Y00 シュレミ[カラーB]」紹介ページより。より和装のルックスで、アーマーモードがどんな姿になるかも気になるところ