レビュー

【トランスフォーマー】「Dramatic Capture Series ジェットファイヤーコンバイン」レビュー

重塗装の迫力とドラマチックなセットで映画の名シーンが蘇る

【Dramatic Capture Series ジェットファイヤーコンバイン】
発売元:タカラトミー
8月29日 発売
価格:15,400円
ジャンル:変形玩具

 タカラトミーのハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK(ティースパーク)」は、アクションフィギュア「トランスフォーマー」シリーズより「Dramatic Capture Series ジェットファイヤーコンバイン」を8月に発売した。

 映画『トランスフォーマー/リベンジ』に登場するオートボットの司令官「オプティマスプライム」と元ディセプティコンの「ジェットファイヤー」を「Dramatic Capture Series」で商品化したもので、劇中でのキャラクターの活躍を連想させる組み合わせと製品仕様による豪華なセットで、トランスフォーマーの世界に引き込まれるものとなっている。

オプティマスプライム
ジェットファイヤー
ジェットパワーオプティマスプライム

 映画クライマックスにて太陽を爆発させ、エネルゴンを得ようとするディセプティコンのザ・フォールンとメガトロン。それを阻止するため蘇った瀕死のオプティマスプライムと自身の命と体(パーツ)を託すジェットファイヤー、オートボットたちの助けを得て合体した「ジェットパワーオプティマスプライム」となり、最終決戦に挑む。

 本商品では地球の危機に再び立ち上がるオプティマスと新たなプライムに未来を託すジェットファイヤーのドラマチックなシチュエーションを堪能できるアイテムとなっている。

 本稿では「Dramatic Capture Series ジェットファイヤーコンバイン」の魅力を紹介していく。

抜群の塗装によりドラマチックな存在感を放つ

 本体を見る前にパッケージを見ていこう。パッケージにはスリーブがあり、映画での活躍を彷彿とさせる迫力のイラストが描かれている。エジプトでの決戦をイメージしたものとなっており、サイズも大きく迫力満点。裏面にはシンプルな商品写真が掲載されている。

 スリーブを取るとブループリント風のシックなビークルモードがあり、こちらもメカニカルなカッコよさが伝わってくる。

【パッケージ】

 中は非常にシンプルでブリスターにロボットモードの「オプティマスプライム」、「ジェットファイヤー」、武器のエナジーソード×2、イオンブラスター、ジェットファイヤーの斧、杖が入っている。

 そして、変形(トランスフォーム)手順が記載された取扱説明書が入っている。

フィギュア本体、武器パーツ
取扱説明書

 それでは、「オプティマスプライム」と「ジェットファイヤー」のロボットモードを紹介していく。

 本商品は2019年に発売されたスタジオシリーズの「SS-25 オプティマスプライム」と「SS-26 ジェットファイヤー」を基に劇中イメージを追求した塗装が施された商品となっている。造形そのものは大きな変更点はないものの、目にした時のインパクトは感動の一言だ。

オートボットのリーダー、オプティマスプライム

 「オプティマスプライム」は実写ならではの緻密で密度のある造形に塗装が施され、ファイヤーパターンやメタリックな塗装は「これぞ、オプティマスプライム!」という重厚感と存在感を放っている。サイズもボイジャークラスで遊びやすいサイズ感となっている。

【オプティマスプライム(ロボットモード)】
正面
背面
バストアップ
ビークルモード時のフロントウィンドウなど変形前の造形がしっかりと再現され、ワイパーや頭部なども細かい部分が塗装で表現されている
密度のあるメカ造形も魅力
背中もスマートに纏まっている
腕などのファイヤーパターンは塗装で表現。白縁があることでより存在感あるものに
脚部も力強さが伝わってくる造形
主要武器のイオンブラスター。重厚感あるシルバー塗装に銃口の焼けも表現されている
近接戦闘で使用するエナジーソードはクリアパーツで表現され、頭身の模様も再現されている

 可動も十分で、手足も大きく動かすことができる。頭部も左右はもちろん上下にも動かすことができ、見下ろしなどの表現もできる。オプティマスプライムのパワフルなアクションを表現でき、今回付属のエナジーソード2本を取り付ければ、劇中でも印象的なメガトロン、スタースクリーム、グラインダーとの3対1での激戦も再現できる。

腕部、脚部が柔軟に可動
ハイキックポーズを取ることができる
片膝立ちポーズ。サムたちとの会話シーンを彷彿とさせる遊びもできる
ダイソーの「ディスプレイスタンド」を使用したポージング
両腕のエナジーソードを展開
エナジーソードとイオンブラスターを持ったポーズも可能
地面を転がるように戦うオプティマスプライム

 ビークルモードでは大型トラック「ピータービルト379」を基にした姿が再現されている。特徴的なファイヤーパターンの派手なカラーリングが再現され、見ごたえ抜群。

 戦場に駆け付ける力強さやリーダーらしい存在感が伝わる造形となっている。武器も車体に取り付けることができ、車輪も回転し転がして遊ぶこともできる。

【オプティマスプライム(ビークルモード)】
存在感ある大型トラック
背面
特徴的なファイヤーパターン。見ごたえ抜群のカラーリングが再現されている
裏側を見るとロボットモード時の手足が前後に伸びた状態になっているのがわかる
グリルはシルバーで塗装され、オートボットのエンブレムもしっかり再現されている
イオンブラスター、エナジーソードをマウントすることもできる

古のトランスフォーマー、ジェットファイヤー

 「ジェットファイヤー」のロボットモードの第一印象は「大きい」の一言だった。サイズはリーダークラスで、存在感抜群の大きさとなっており、猫背気味の姿勢や顔のひげなども老戦士らしい造形が再現されている。

 顔のひげパーツは軟質素材が使用され、一部シルバーの塗装が施されたことにより金属感が演出されている。

 太ももはジェットエンジンの内部機構がしっかりと造形され、細いパイプなども塗り分けが施され、より立体感あるものになっている。

【ジェットファイヤー(ロボットモード)】
正面
背面
顔の造形も緻密に再現されている
細かい機械造形、配線の塗装で見ごたえ抜群
印象的な杖もハンドパーツに接続して使用することができる
太もものエンジン部分
胴体も色分けが施され、情報量ある造形を引き立てる
外装部分も赤いラインが再現されている
「オプティマスプライム」(左)と比較

 手足も可動し、アクションポーズを取ることが可能。劇中でも印象的な斧を振り回すシーンなど、アグレッシブな動きを表現できる。

杖を振り上げ激昂するジェットファイヤー
斧を手に戦う

 ビークルモードは超音速ジェット機「SR-71ブラックバード」の外観が再現されている。

 独特なシルエットに風を切るシャープな印象が再現されている。手に持った時の満足感はもちろんのこと、ビークルモードの「オプティマスプライム」と並べた時のサイズ差もあり、圧巻のサイズとなっている。また、垂直尾翼のエンブレムもしっかりと再現されている。

 機首の先端やジェットエンジンのインレット・スパイクなど尖ったパーツは軟質パーツが使用され、安全性はもちろん破損も軽減されている。

 ランディングギアは杖パーツを変形させたものと収納されているパーツを展開することで出すことができる。

【ジェットファイヤー(ビークルモード)】
独特なシルエットの「SR-71ブラックバード」の外観が再現されている
一体感ある外装
ジェットノズルも造形されている
垂直尾翼のエンブレム
コックピットの窓も色分けで表現されている
尖っている機首は軟質パーツが採用されている
インレット・スパイクにも軟質パーツが使用されている
全体に細かなモールドが入っている
裏側は複雑にロボットモードのパーツが収納されている
機首のランディングギアは杖パーツとなっている
後部のランディングギア展開
「オプティマスプライム」ビークルモード(左)と比較

構造を理解するとハマる変形・合体

 今回筆者は実写映画のトランスフォーマー玩具に初めて触れ、ロボットモードからビークルモードへ変形させた。

 「オプティマスプライム」と「ジェットファイヤー」の変形は最初難しいと感じた。外装パーツの位置の変更や腕パーツ、脚パーツの手首、二の腕、大腿部の回転位置など、「直感的にこのパーツがビークルモードのこの部分になる」と見えてこなかった。

 しかし、ビークルモードの完成が近づくにつれて、「この部位の回転によってここに収納できる」などビークルモードでは見えない部分の位置がわかり、その緻密な設計に驚き、完成した時の達成感も格別だ。

 そうした見えなかった部分がわかってくると変形もスムーズに感じられるだろう。

 なお、「オプティマスプライム」はファイヤパターンなどの塗装が多く施されているので、変形の際にパーツの擦れや爪でひっかいてしまわないよう、注意したい。

 そして、「ジェットパワーオプティマスプライム」への合体は「ジェットファイヤー」を分解して、「オプティマスプライム」に纏わせる構造となっている。脚部と上半身を分離する際は、接合部のロックがあるので取り外しには注意が必要だ。

【「Dramatic Capture Series ジェットファイヤーコンバイン」トランスフォームを紹介】

さぁ、出動だ! ジェットパワーオプティマスプライム

 「オプティマスプライム」と「ジェットファイヤー」が合体して、完成した「ジェットパワーオプティマスプライム」は劇中さながらのカッコよさが再現されている。

 「オプティマスプライム」を中核に脚部、肩部のアーマー追加とジェットパックが追加され、よりヒロイックな印象となっている。カラーリングも「オプティマスプライム」の青の成型色が暗めに設定され、「ジェットファイヤー」の黒ともマッチしており、スクリーンで見た色合いに近いイメージとなっている。

 巨大なキャノンも迫力満点。手に持たせることができ、立たせているだけでも圧倒的な存在感を放つ。

【ジェットパワーオプティマスプライム】
正面
背面
ジェットパックなどのパーツ追加で情報密度も倍増
武器の巨大なキャノン
脚部はオプティマスプライムの足裏が脛のアーマーになり、裏面が黒の成型色のためまとまりのあるカラーリングとなっている

 可動は「オプティマスプライム」を中心としているため、アクションポーズを取ることができる。足首は「ジェットファイヤー」のものになるので足首の左右調整が苦手なものの、しっかりと「ジェットパワーオプティマスプライム」の巨体を支え、どっしりとしたポーズを取ることが可能。

 巨大なキャノンはディスプレイスタンドなどを使用することで、射撃ポーズも楽しむことができる。

ダイソーのディスプレイスタンドを使用してキャノンを構えることができる
エナジーソードを付けたアクションポーズ

 以上、「Dramatic Capture Series ジェットファイヤーコンバイン」のレビューをお送りしてきた。

 映画の重厚感とカラーリングを追求した塗装で、スクリーンで見た時の迫力を手元で感じられるものとなっている。造形も実写映画ならではのメカディテールが再現され、それぞれのビークルモードの意匠を感じつつ、ロボット生命体らしい力強さも表現されている。

 「オプティマスプライム」はファイヤーパターンをはじめ、塗装によってより映画のイメージに近いデザインとなり、広い可動によってアクションも堪能できる。

 「ジェットファイヤー」はリーダークラスの満足感あるサイズやエンジンなど精密な造形が光る立体化となっている。ビークルモードのシルエットも「こうなるのか!」と驚きと感動、そして合体するギミックとトランスフォーマーならではの魅力が詰まっている。

 それぞれの変形手順に関しても練習を重ねればスムーズにできそうな印象だが、塗装の擦れだけは注意して行ないたいところだ。

 そして、「ジェットパワーオプティマスプライム」の映画のイメージがしっかりと再現され、合体させた時の満足感は格別。個人的に「買ってよかった」と心底思った。

 Dramatic Capture Seriesも実写映画だけでなく、アニメ作品のキャラクターも展開されているので、今後の商品展開にも期待したい。