特別企画

【TAMIYA SHOWCASE】いろいろなRCカーで楽しみたい! クローラーユニットで進む「ランドフリーダー クワッドトラック」

2021年上半期発売予定・価格未定

 静岡や東京、大阪など全国4カ所でタミヤの新商品を紹介する「TAMIYA SHOWCASE」。東京ではタミヤ プラモデルファクトリー 新橋店で、3月12日から3月22日まで開催されている。

 本稿で紹介するのはその展示商品の中でもその迫力で目を引く「ランドフリーダー クワッドトラック」。タイヤの代わりにパワフルなクローラーを装備しており、悪路もガンガン走る。シャフトドライブ4WDのRCツーリングカーのベーシックシャーシである「TT-02シャーシ」をベースにした「TT02FTシャーシ」を使用している。

車輪の代わりのクローラーが特徴的な「ランドフリーダー クワッドトラック」。2021年上半期発売予定・価格未定

 こういったクローラーを装備したトラックは、現実の世界では雪上車、作業車、緊急対応車両などで使用されている。RCカーで何社かがモデル化しているがタミヤでは本商品が初となるという。商品化の経緯は「ユーザーのニーズの高まり」。新型コロナウィルス感染防止の外出自粛の動きの中、“巣ごもり需要”が高まり、RCカーの人気も上がっているという。

 その中で求められたのが「どこでも走れる車」。車輪の代わりのクローラーは通常のRCカーでは走れない場所でも走らせることができる。特に地方なら箱の車が走れる場所はあらゆる所にありそうだ。

 レースだけでなく「走る風景の楽しさ」を求めた商品では「メルセデス・ベンツ ウニモグ 406」も魅力的だ。1963年誕生のレトロなシルエットは、まだ道の多くが舗装されていない場所を走るためのトラックだ。

【ランドフリーダー クワッドトラック】
パワフルなシルエットが特徴的だ

 レースだけでなく「走る風景の楽しさ」を求めた商品では「メルセデス・ベンツ ウニモグ 406」も魅力的だ。1963年誕生のレトロなシルエットは、まだ道の多くが舗装されていない場所を走るためのトラックだ。「ウニモグ 406」はこれまでもRCカーになっているが、今回はシャフトドライブ4WDの「CC-02シャーシ」での新商品となる。発売日・価格は未定。

 加えて「ランドフリーダー」、「ウニモグ」両方に言えるのはシャーシの上に乗る“ボディ”の表現の細かさ。プラモデルを思わせる実車を精密に再現したシルエットは以前はABSのような硬い樹脂でしか表現できなかったが、技術の進歩により耐久度の高いポリカーボネートでも確りしたシルエットを表現可能になった。このボディの表現が、「走る風景の楽しさ」をより強くしてくれるのだ。

【メルセデス・ベンツ ウニモグ 406】
こちらはレトロな雰囲気が楽しい「メルセデス・ベンツ ウニモグ 406」。走る姿をたっぷり見たくなるRCカーだ