特別企画

ハッピーセット「トミカ」ひみつのおもちゃ、「日産 GT-R NISMO」ゴールド仕様を早速遊んでみた

【ハッピーセット「トミカ」】

第1弾:4月16日~4月29日

第2弾:4月30日~5月13日

第3弾:5月14日~

価格: 470円(税込)より

 大人も子供も憧れる日本のスポーツカー「GT-R」。「ハコスカ」の愛称で知られる初代「日産 スカイライン GT-R」が1969年に登場して以降、「究極のドライビングプレジャーの追求」をモットーに今や世界を舞台に戦うスーパーカー「日産 GT-R」へと深化している。「日産 GT-R」は2007年に発売され、すでに14年というロングランを続けているモデルではあるが、マイナーチェンジの度にミニカーやプラモデルが次々と生み出され、いまだその人気が衰えることを知らない。

 そうした中で、日本マクドナルドは、全国のマクドナルド各店舗にてハッピーセット「トミカ」を4月16日より期間限定で販売する。価格は470円(税込)より。

 今回のラインナップには、4月14日に開催された「NISSAN GT-R NISMO 2022年モデル & McDonald’s ハッピーセット コラボレーション発表会」の会場にて、先行公開されたばかりの「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデルが「トミカ」となって登場。マクドナルドと日産自動車との夢のコラボレーションが実現されている。

 発表会では「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデルのトミカは、最新モデルより新たに設定されたカラー「NISMOステルスグレー」仕様のものに加え、いわゆるシークレット枠となる「ひみつのおもちゃ」として特別なゴールドカラー仕様のものの、計2種類が登場すると、マクドナルド史上初となる事前公開がなされた。

【【中継】NISSAN GT-R NISMO 2022年モデル & McDonald’s ハッピーセット コラボレーション発表会】
左から、日本マクドナルドの元浜裕貴氏、そして日産自動車の田村宏志氏

 さて、今回ハッピーセット「トミカ」の「ひみつのおもちゃ」のサンプルを手にする機会を得たので、さっそく遊んでみた。体験を通して、従来のハッピーセット「トミカ」シリーズとは一味も二味も違う完成度の高さ、そして遊びの幅の広さに驚かされると共に、ハッピーセットでしか手に入らない「ひみつのおもちゃ」のもつ特別感を味わうことができた。

 ちなみに「ひみつのおもちゃ」と連呼しているが、正式な名称は「ジャンプ道路 & 日産 GT-R NISMO 2022モデル マクドナルド仕様“ゴールド”」。ハッピーセット「トミカ」シリーズを知る人にはお馴染みの、金色のカラーリングが施された特別仕様で、4月30日より販売スタートとなる第2弾「トミカのどうろ」より登場する。

 なお、今回は初公開となるゴールド仕様の「日産 GT-R NISMO」のトミカを中心に取り上げる。それ以外のトミカについては既に別記事にて紹介しているので、そちらも合わせて参照いただきたい。

ハッピーセット「トミカ」ひみつのおもちゃを実際に遊んでみた!

 まずは開封の儀。手のひらよりも一回り大きなパッケージを開けると、中から車体、シール、そして今回のシリーズで初めて付属するスペシャルパーツが現われる。「日産 GT-R NISMO“ゴールド”」に付属するのは「ジャンプ道路」となっており、2つのパーツより構成されている。

 ちなみに、1月8日よりリニューアルされたハッピーセットでは、コラボするおもちゃについて開発方針を変更。遊びや体験を通じて「子どもたちの好奇心を刺激すること」に重きが置かれるようになった。

 そのため、おもちゃ自体のクオリティアップもさることながら、遊ぶまでの組み立て過程を楽しめたり、工夫次第で遊び方をアレンジできたりする仕掛けが用意されている。今回の「トミカ」シリーズでいえば「シール」と「スペシャルパーツ」がその役割を果たしている。

ハッピーセット「トミカ」のパッケージ。ピンセットとはさみは用意しておくと便利
袋の中には車体、シール、スペシャルパーツが封入されている

 ハッピーセットの「トミカ」は、本来のダイキャスト製とは異なりプラスチック製のボディとなっている。これまでのハッピーセットのトミカから見れば、今回の出来はシール貼り付け前の素体でも、実車の特徴を十分に捉えたものとなっているが、同封されている「シール」を貼り付けることで、より一層リアルな車体へと変貌を遂げる。

【シール貼り付け前の状態】

 シールは予想以上に数が多く、かつ細かいものが多い。「日産 GT-R NISMO“ゴールド”」のシール数は21枚となっているが、中にはエンブレムといった、ピンセットを使用しないとうまく貼り付けることができないのではないか、と感じられるほど小さいものもある。そして意外にもシールの粘着力が強く、ほぼ一発勝負のような緊張感をもって貼り付けを行なうこととなる。

シートは手のひらサイズほどだが、シール数はかなり多い
裏面はどこになにを貼るのかの手順書となっている
シールには1つずつ番号が振られている

 ただ殊に今回体験した「GT-R」でいえば、ニスモの特徴であるレッドアクセントをシールによって加えていくことで、通常モデルの「日産 GT-R」が「日産 GT-R NISMO」へと変化していく、チューニング過程を楽しむことができた、また、シールがピシッとくっつく気持ち良さもあり、シール貼りの難しさ、片手間感はそれほど気になるものではなかったという印象だ。

 また、シールを貼る順番はそこまで気にする必要はない。手順を飛ばしたからといって失敗になるわけではないので、自分の好きなように仕上げていくのもいいだろう。

まずはフロントガラス。粘着力が強いので失敗に注意!
リアスポイラーにはマクドナルドの文字が!
2022年モデルで初となるホイール部のレッドリム加飾
シールを貼るべき場所には窪みなどの目印がある
サイドシルプロテクターは細いので破かないよう、曲がらないよう注意!
フロントバンパーにあるカナードも白い線で再現
今回最大の難所「エンブレム」。あまりにも小さい!
クルマの印象が決まるので、丁寧に貼りたいところ
最後のシールはリアの2カ所
青白く光るチタン合金マフラーも再現
そしてGT-Rのアイコン「丸型4灯テールランプ」を貼り付け

 シール貼りに夢中になっていると、最後に「GT-R」の魂ともいうべき「丸型4灯テールランプ」の部分を貼り付けて完成となる。ここまで所要時間は約20分ほど。いつものトミカより一回り大きく、かつ精巧な完成度の「日産 GT-R NISMO」が目の前に現われる。

 さすが本家・日産自動車の協力のもと制作されたという今回の「GT-R」のトミカ。発表会で披露されたゴールドラッピングの実車をそのまま再現できており、あまり出来のよさに「ハッピーセットのトミカもここまできたか」と思わずにはいられなかった。

 もちろんトミカとしての要素もしっかり表現されている。例えば、プルバック式ではないのでトミカらしく「手転がし」をしてみれば、カラカラという音と共に指先に車軸の回転がダイレクトに伝わってくる。さらに車体を裏返し底部を確認すれば、トミカではお馴染みの、トミカのロゴと車体名、メインマフラー等が刻印されている。

 それでは、「日産 GT-R NISMO“ゴールド”」のトミカが完成したところでもっと遊んでみようと思う。

 まずは完成した車体を眺めてみる。今回のトミカにおいて、こだわり抜かれて再現されたというカラーリング。ゴールドカラーは発表会で披露されたピカピカな実車よりもソリッドな印象。光が当たるとグラマラスな輝きを放ち、また違った印象を与えてくれる。

 そして「GT-R NISMO」といえば専用のカーボン製エアロパーツの数々。大型のリアスポイラーには「ひみつのおもちゃ」だけの特別仕様となる「McDonald’s」のロゴが配されており、また、フロントフェンダーやフロントバンパーにあるカナード状のフィンもシールにて再現されている。さらに目を引く赤のアクセントカラー、ニスモレッドアクセントもきちんと表現されることで、車体のカッコよさが一層際立っている。

戦隊ロボのような、質実剛健なフォルムがGT-Rの魅力
存在感ある巨大なカーボンルーフ
ホイール付近の黒い部分がフロントフェンダー
リアスポイラーには「McDonald’s」のロゴ

 次に、スペシャルパーツ「ジャンプ道路」と、シークレットではない「カーブ道路&日産 GT-R」に封入される「日産 GT-R NISMO 2022モデル」NISMOステルスグレーカラー仕様のトミカも使って遊んでみた。

 スペシャルパーツ同士は複数あれば組み合わせることが可能で、単なるジャンプ台にしか見えない「ジャンプ道路」も「カーブ道路」と組み合わせることで、レーストラックのような場面を作り出すことができる。

 いろいろなシチュエーションを自分で作り出して、それをクルマと共に写真に収めるといった遊び方をすれば、世界のレースシーンで戦う、また違ったGT-Rの持つ魅力、カッコよさに気付かされる。

 ちなみに、通常販売されているトミカとのサイズも比較してみた。

 比較に使用したのは「日産 GT-R NISMO 2020モデル」のもの。やはりハッピーセット「トミカ」の方が一回り大きいものの、素材感の点ではダイキャスト製の本家「トミカ」に軍配かもという印象。ただどちらも甲乙つけがたく、オリジナルの車体の魅力がよく引き出されている。

 強いて言うなら、サスペンションが搭載されていない点が、ハッピーセット「トミカ」唯一のマイナスポイントなのかもしれない。

右はトミカNo.78「日産 GT-R NISMO 2020モデル」
サスペンションはさすがに搭載されていなかった

 トミカシリーズでは歴代の「日産 スカイライン GT-R」、そして「日産 GT-R」がすでに立体化され販売されている。スケール感は異なるものの、歴代「スカイライン GT-R」との夢の共演という形で、敢えてそのトミカたちと一緒にならべてみて「GT-R」の歴史を体感してみるのもまたおもしろい。どんな時代であっても、とにかく「GT-R」はカッコいいクルマなのだ。

左からトミカプレミアム「34 日産 スカイライン GT-R(KPGC10)」、トミカプレミアム「26 日産 スカイライン GT-R(BNR32)」
初代GT-Rと最新モデルが夢の共演!ということも

 2022年からの施行が噂される自動車に対する騒音規制「フェーズ3」や迫りくるカーボンニュートラルの波に対し、「GT-R」のような、内燃機関のみで走るピュア・スポーツカーの多くが姿を消すともいわれる中、電動化など誰もが憧れたスポーツカーの有り様は変わりつつあるという。

 “技術の日産”を支える「匠」たちによって生み出されてきたプレミアム・スポーツカー「GT-R」。このクルマのミニカーを持つことで、これまでの日産のヘリテージが味わえると共に、いつかこんなクルマに乗ってみたいという特別な思いが再び思い起こされた。

 ハッピーセット「トミカ」は、いよいよ4月16日より販売開始となる。子供だけでなく大人も楽しめるトミカ、そして誰もが憧れるスーパーカー「日産 GT-R」を通して、再びクルマのもつ魅力を感じてみてはいかがだろうか。