特別企画
ハッピーセット「くまのがっこう」を一足先に遊んでみた!
これが令和のハッピーセット。自分だけの物語を紡ぐペーパークラフトたち
2021年5月14日 12:00
- 【ハッピーセット】
- 第1弾:5月21日~5月27日
- 第2弾:5月28日~6月3日
- 第3弾:6月4日~
- 価格: 470円(税込)より
日本マクドナルドは、全国のマクドナルド店舗にて、ハッピーセット「トムとジェリー」と「くまのがっこう」を5月21日より期間限定で発売する。ハッピーセットの価格は470円(税込)より。一部店舗では価格が異なる場合がある。各おもちゃは数量限定で、なくなり次第終了となる。
5月21日より新たなハッピーセット「トムとジェリー」と「くまのがっこう」が販売開始となる。それぞれ第1弾は5月21日より5月27日まで、第2弾は5月28日より6月3日まで展開され、種類は各弾3種類の合計6種類。6月4日より開始される第3弾では全種類のおもちゃが提供される。今回、ハッピーセットのおもちゃサンプルを一足先に体験する機会を得ることができたので、各おもちゃのフォトレポートをお届けする。
本稿では、ハッピーセット「くまのがっこう」を取り上げる。バンダイキャラクター研究所(キャラ研)が展開する絵本「くまのがっこう」。素朴で温かみのある原作絵本の世界観をそのままに、主人公・ジャッキーにまつわる様々なシーンを組み立て、ごっこ遊びや着せ替えが楽しめるペーパークラフトのおもちゃ6種類が登場する。特徴的なのは、環境配慮の取り組みの一環として本体からパッケージまで全てがプラスチック不使用で作られているという点。ハッピーセットのおもちゃといえばプラスチック製玩具という従来のイメージを覆す、令和の新たなハッピーセットとして注目される。
なお、同時展開されるハッピーセット「トムとジェリー」に関しては、別稿にて紹介しているのでそちらも合わせて参照して頂きたい。
ハッピーセットに新時代到来! 全てが紙でできた「くまのがっこう」
「くまのがっこう」は、2002年にバンダイキャラクター研究所が展開するレーベル「PICT.BOOK」にて発表された絵本シリーズ。作者はあいはら ひろゆき氏(文)、あだち なみ氏(絵)。11ひきの優しいお兄ちゃんくまのこたちと、いたずらで、きかんぼうなくまの女の子である主人公・ジャッキーが繰り広げる、なんでもないけれど温かみのある毎日の暮らしを描いたミリオンセラーシリーズとなっている。美しい色彩で描かれた絵は日本国内にとどまらず、海外でも子供から大人まで幅広く愛されている。
ハッピーセット「くまのがっこう」では、原作絵本の世界観をペーパークラフトのおもちゃとして再現。第1弾・第2弾あわせて、合計6種類のアイテムが展開される。第1弾では「ジャッキーのパンづくり」、「ジャッキーのおみせやさん」、「ジャッキーのパーティー」の3種類。第2弾では「ジャッキーのおりょうり」、「ジャッキーのよーい、どん!」、「ジャッキーりょうこうへいく」の3種類。どのペーパークラフトもごっこ遊びや着せ替えが可能で、絵本型の舞台と人形や洋服、小物などがセットに。そして自分が思い浮かべた物語を紡いでいく「動かす絵本」として楽しむことができる。
今回のハッピーセットの特色としては、おもちゃ本体からパッケージに至るまで、全ての要素がプラスチックを使用せずに作られているということ。プラスチックのおもちゃというイメージが強かった従来のハッピーセットのおもちゃとは異なり、近年話題となっているプラスチックの削減(“リデュース”)を体現するものとなっている。マクドナルドでは、今後はプラスチックを使用しないおもちゃでも楽しんでもらえるような、商品の研究開発に注力していくという。
実際に作ってみよう:「ジャッキーのおみせやさん」を例に
ペーパークラフトである今回のハッピーセット「くまのがっこう」は従来のハッピーセットのおもちゃとは異なり、封を開けたからといってすぐに遊べるというわけではない。まずは各パーツを組み立て、絵本のテーマとなる場面を作る「工作遊び」を通して想像力を膨らませ、工作が終わったらその物語のつづきを紡いでいく「ごっこ遊び」が楽しめるという構成となっている。
セットにはベースとなるブックカード、各パーツになる組み立てカード、自分なりのデコレーションができるシールが含まれている。ここでは「ジャッキーのおみせやさん」を使って、実際にペーパークラフトを作ってみたい。
「ジャッキーのおみせやさん」はお店のディスプレイやカウンターなどが描かれたセットで、お店屋さんごっこができるペーパークラフトとなっている。開けるのが惜しいぐらい可愛いデザインのパッケージの封を開けると、中からブックカード1枚、組み立てカード6枚、シール1枚が出てくる。作業としては説明書に従って、各パーツを差し込んだり、山折り・谷折りしたりするだけ。のりやカッターなどの道具は必要としない。ただ紙素材なので、手を切らないようにだけ注意したいところ。
説明書は意外にも抽象的。簡単そうに見えて複雑な手順も用意されているので、大人といっしょに試行錯誤しながら組み立てるのもよし。ブックカードを開けば完成イメージが掲載されているので、それを参考にして制作するのもいいだろう。工作遊びが楽しめる一方でかなりの集中力が必要になるので、おうち時間に時を忘れて楽しむのにピッタリなおもちゃにもなっている。
いろいろ試行錯誤しながら組み立てること、およそ30分ほどで完成となる。ごっこ遊びも含めれば1時間以上は楽しめる。確かにところどころ差し込みずらい箇所もあったが、工作に夢中になっている間に紙素材だけでできているとは思えない、しっかりと作り込まれたお店を完成させることができた。どのパーツを使うか豊富な選択肢が用意され、自分だけのアレンジができる点がなにより面白く、この戸棚にはこのフルーツを乗せようといった、単純に作るだけのペーパークラフトとは異なる体験が味わえる。