特別企画

【ちょい組み】ガンプラ「HG ペイルライダー」限定カラー版を作る

新作「GUNDAM EVOLUTION」にも登場。レアもの機体をチェック

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2016年11月

価格:3,780円(税込)

ジャンル:プラモデル

 ガンダムゲームの新作として「GUNDAM EVOLUTION」が発表されました。本タイトルは「ガンダム」シリーズ本格FPSとして2021年8月8日と9日にクローズドベータテストが実施される予定となっています。

 今回は「GUNDAM EVOLUTION」に登場する機体の中から筆者の大好きなモビルスーツである「RX-80PR ペイルライダー」のガンプラを【ちょい組み】していきます。初出がプレイステーション3向けのゲームで、アニメなどの映像作品には未登場のため知る人ぞ知るモビルスーツですが、これまでに数種類のプラモデル化がなされています。今回組み立てるのは、その中でも少しレアもの。「ガンプラEXPOエキスポ ワールドツアージャパン 2016 WINTER」で販売された「ガンプラEXPO限定 HG 1/144 ペイルライダー(陸戦重装仕様)HADES MODE エクストラフィニッシュVer.」です。

新作FPS「GUNDAM EVOLUTION」
「ペイルライダー」はクローズドベータテストで使用可能な12種類のプレイアブル機体の1つに選ばれた

一般販売されていない魅惑のキット「ガンプラEXPO限定 HG 1/144 ペイルライダー(陸戦重装仕様)HADES MODE エクストラフィニッシュVer.」をちょい組み

 今回制作するペイルライダーは2014年発売のPS3用ゲームソフト「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」に登場するモビルスーツです。特殊装置「HADES」を搭載した本機体は驚異的な性能を見せ、その技術は後の「強化人間」につながっていく重要な機体です。2021年現在、ゲーム・小説での出演のみでアニメ等の映像作品には登場していないため、初めて見たという人も多いはず。HGシリーズのガンプラとして、複数回にわたって商品化されている人気の高いモビルスーツとなります。

ペイルライダーはPS3用「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」パッケージイラストで中央に大きく描かれました。

 2020年以降に発売・再販されたキットだけを数えてもペイルライダーの派生機がこれだけプラモデル化しています。

 しかし、これら派生機も含めてペイルライダーのキットは一般販売されたことがなく、ゲームの特典やプレミアムバンダイの通販限定で販売されてきました。筆者が所有していた「ガンプラEXPO限定 HG 1/144 ペイルライダー(陸戦重装仕様)HADES MODE エクストラフィニッシュVer.」は、「ガンプラEXPOエキスポ ワールドツアージャパン 2016 WINTER」のイベント会場にて購入したものです。今日までの約5年間積みプラとして保管していたキットとなります。

「ガンプラEXPOエキスポ ワールドツアージャパン 2016 WINTER」のポスタービジュアル。ペイルライダーのほか「鉄血のオルフェンズ」系を中心に多くの限定キットが登場しました。
5年間自宅の積みプラとなっていたペイルライダー。ついに組み立てる時が来ました。

 これまで作る機会がなかなかなかったので、今回の「GUNDAM EVOLUTION」への参戦がいいきっかけと思い制作することとしました。また、本キットは表面がメッキ調となっているエクストラフィニッシュVer.となっていますので塗装等は行わず素組みで仕上げます。

合わせ目も目立たず素組でも十分カッコイイ!ペイルライダーを組み立てる

 ペイルライダーを組み立てていきます。ペイルライダーのランナー数は選択式のパーツを含めて9枚。HGシリーズとしてはちょうどいいボリューム感のキットとなっています。

Aランナーは主に外装部となっており、設定色よりは濃いコバルトブルーの成型色となっています。
Bランナーはつま先や胴体部となり、ネイビーブルーの成型色です。
Cランナーは主に関節に使用され、綺麗なメタルブラックとなっています。
Dランナーはクリアグリーンとクリアレッドの2種類が入っており、通常時とHADES MODE発動時の選択式となっています。
Eランナーは武器とシールドになっており、Cランナーよりも濃い黒色で成型されています。
Fランナーは180mmキャノンやミサイルポッドを構成しBランナーと同じ色になります。
ポリキャップとビームサーベルは多くのHGキットに採用されている仕様です。

 説明書の順番に沿って組み立てを行なっていきます。最初に組み立てるのは胴体部です。この時期に発売されたガンプラと比較すると腰の可動部が新型になっていなかったり、少し可動範囲が狭い仕様となっています。

 次にバックパックを組み立てます。バックパックはシンプルなデザインとなっています。もし、このキットが一般販売されていていれば改造パーツとしても重宝できそうです。

 胴体部とバックパックを合体させます。この際に背部武装用のジョイントも取り付けます。こういった追加武装用のジョイントは別の武装を取り付けたりもできるので、オリジナル機体を作成する際にも使えそうです。

 頭部を制作していきます。頭部は通常モードとHADES発動モードを選択式で制作することができます。今回はHADES MODE エクストラフィニッシュVer.ということもあり、HADES発動モードにて制作していきます。ペイルライダーはガンダムタイプのヘッドでありながら、バイザーがあるのでジム系のような雰囲気もありカッコいいですね。

 次は腕パーツを作っていきます。腕パーツは通常のモビルスーツと違い腕部にビーム砲といった追加装備がついているのがカッコいいです。

 脚部はジム系のモビルスーツの脚部に追加スラスターを装備した仕様でボリュームがあります。さすがカスタム機といった感じがします。

 続いて腰部です。1年戦争期のモビルスーツとしては珍しく、腰部にビームサーベルを搭載しています。こういった通常では見られない仕様も良いですね。

 以上でモビルスーツ本体は完成です。全体はブルーですが部位によって異なる色合いの成形色を採用しているため、素組み状態でもかなりカッコいいですね。