特別企画
【年末特別企画】2021年総括!年末年始はこれを作ってほしい「ガンプラ」5選
#Twitterトレンド大賞 に「ガンダム」がランクイン!メイングッズ「ガンプラ」をご紹介
2021年12月31日 00:00
2021年年末、コロナが落ち着いたかと思いきやオミクロン株とかいう新型登場でいまだ不透明な世の中が続きそうですが皆様いかがお過ごしでしょうか。やはりまだまだ在宅がベースで仕事や勉学などをされている方も多く、世間的には“在宅でできる楽しいこと”に注目が集まっているのは確かなようです。
本誌で筆者が多く担当させていただいている「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」も2021年は多数の商品が発売されました。ガンダム42年、ガンプラ41年の歴史を超えていくなかで2022年も多数の映像作品が公開を予定されています。ガンプラもそれに合わせて多数……どころか無数といっていいくらい展開されるのではないかと想像され、期待が膨らむばかりです。
本誌でも「年末年始はこのガンプラを作りたい! 作ってほしい!」という思いを込めて2021年を総括してみたいと思います。筆者が実際に作って「楽しい」「すごい」「かっこいい」「すばらしい」等感じたガンプラを5つ紹介させていただきます。進化を続けるガンプラはいつ作ってもすばらしいものです。組立説明書通りに素組みで作ってもカラフルで見栄えもよく、ガシガシ動かしてもかっこいいプラモデルってすばらしいと思います。
ガンプラを複数組み合わせて映像の場面を再現するだけで楽しさ倍増、ミキシングビルドといって別の種類のパーツを組み合わせてもおもしろい! スミ入れしてトップコートするだけでクオリティがアップして、部分塗装でさらに一段。全塗装で大満足、さらにはジオラマまで到達すると充実感ハンパなくなると思います。世の中がまだまだ大変なときですしここは年末年始にちょっと深くガンプラと向き合ってみるのもいいのではないでしょうか。それでは早速見ていきましょう!
「RG 1/144 Hi-νガンダム」
- 発売日:2021年9月11日
- 価格:4,950円(税込)
それでは2021年、筆者が実際に作ってシビれたガンプラを紹介していきたいと思います。ナンバー1はこちら!「RG 1/144 Hi-νガンダム」です。筆者がどうこう言わなくても世間的にもとても高評価で、2021年を代表するガンプラといって差支えない完成度を誇ります。RG(リアルグレード)というハイディテール・フルアクションというこれまで大型モデルでしか無しえなかった仕様を1/144スケールに落とし込むというシリーズで再現された小説版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」に登場するガンダムです。
作ってみて、いやもう楽しくってしょうがなかったのを覚えています。特徴的なスタイリングは現在の基準でブラッシュアップされ、組みあがるととてもかっこよく、設定ではフィンファンネルはグラデーション塗装されているところをカラーパーツで置き換えることで誰にでもイメージ通りの「Hi-νガンダム」に仕上げられます。この作例はメーカー様からのサンプル品で作られたものでして現在筆者の手元にはありません。先日ホビーオンラインショップでの抽選販売受付が行われていましたが、「RG Hi-ν」ロス中の筆者も応募しました。もう一度作ってもいい、ぜひ手元に残しておきたいと思えるキットです。
「RG 1/144 ジオング」
- 発売日:2021年1月23日
- 価格:6,050円(税込)
続いてもRGシリーズから「RG 1/144 ジオング」を紹介します。RGシリーズも2010年07月に「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム」が初登場してからすでに11年が経過し、年月を経ることで進化を遂げてきました。ファーストガンダムから続々とキット化されているのですが、ラスボスこと「ジオング」がラインナップに加わることになりました。
ジオングはご存じの方も多いと思いますが、脚のない機体で物語終盤での登場ということもあって結構あっさりしたデザインとなっているのが特徴です。RG化にあたりハイディテール化はもちろん腰部スカートにも分割線が入り、それだけではなく大きく可動するように設計されました。完成して可動させてみると設定ののっぺりした印象はふっとび、いたるところに配置されたディテール表現や各部可動によって見え隠れする装甲内部や面が持つ情報量でこれまでのジオング像を一変させてしまいました。
「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]」
- 発売日:2021年10月1日
- 価格:2,420円(税込)
次に「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]」です。こちらはプレミアムバンダイ、もしくはガンダムベースでの販売品となりますが、実は最新のHGUCシリーズのRX-78ガンダムとなります。HGUCシリーズとしてはNo.191にあたる「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」(REVIVE版)があるのですが、こちらに独特のカラーリングを再現するための新規金型のパーツを追加・再構築することで実現しています。
追加され11種類にもなったハンドパーツが表情豊かなポージングを可能にさせ、ふくらはぎへのバーニア追加などブラッシュアップも図られているなどイベント限定バージョンにもかかわらず新規金型を投入するなど実に力の入ったキットとなっています。バズーカがありませんので上記のREVIVE版とニコイチして究極のHGUCガンダムを再現しても楽しそうですし、ノーマルカラーでの一般発売も期待しています。
「HGUC 1/144 Ξガンダム」
- 発売日:2021年4月24日
- 価格:6,600円(税込)
2021年のガンダムトピックスとしてかかせないのが映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」です。観客動員100万人を超え、興行収入22億円突破の大ヒットを記録しました。同作から「HGUC 1/144 Ξガンダム」を紹介します。特筆すべきはその大きさで、RX-78ガンダムが18mに対してクスィーは頭長高26mとなっていて、全体の体積で見るととんでもない巨大なモビルスーツです。発売されたキットでもその大きさは遺憾なく再現され、宇宙世紀0079年から0105年にいたるまでのモビルスーツの恐竜的進化をその手に感じられます。
もとは33年前、立体化を考えずに小説用としてデザインされた機体を現代のフォーマットで再構築、モビルスーツとしてのスタイリングを堪能できるとともに組み立てると細部の構造を把握できて“答え合わせ”のような感覚も味わえます。記事では「ペーネロペー」とセットになった限定品「HGUC 1/144 ΞガンダムVSペーネロペー ファンネル・ミサイル エフェクトセット」(サンプル品)を組まさせていただきましたが両機とエフェクトが巨大どころではなくどうやって撮影するかとても大変だったのを思いだしました。
HG 1/144 ザクII
- 発売日:2021年12月4日
- 価格:1,760円(税込)
先にお断りです。ここで紹介させていただく「HG 1/144 シャア専用ザクII」の写真は2020年のものになりますが「HG 1/144 ザクII」の発売日が2021年12月ということと、2022年初夏に公開決定となった「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の一報を受けこちらを紹介させていただきます。「ククルス・ドアンの島」はTV版「機動戦士ガンダム」の第16話のストーリーで、これがガンダムORIGINベースでどのように描かれるのかがとても楽しみな作品になりそうです。古参ファンの筆者としては拍手喝采と期待をもって公開を待ちたいと思っています。
特報映像には実に40年ぶりに劇場に立つ「RX-78-2 ガンダム」と「ガンペリー」の姿が確認できます。ガンダムが出てくるとなればドアンの「ザク」も登場するはずで、今や伝説回ともいえるあの“ザクファイト”が見れるのではないか!?と期待せずにはいられません!奇しくも2021年12月には「HG 1/144 ザクII」が発売されましたので、その前に登場していた「HG 1/144 シャア専用ザクII」をご覧いただきたいと思います。緑の量産型ザクの作例がなくて申し訳ない限りです。もっとも劇場版ドアンのザクも発売してほしいと思っているのですが……その際は「このキットにはククルス・ドアンは付属していません」という一文がパッケージに表記があるでしょうか!?
筆者が注目する2022年のガンプラ
一部を除き2021年に登場したガンプラはいかがだったでしょうか。シリーズが宇宙世紀物ばかりになってしまって恐縮です。2022年はガンダム映像作品が“とても”たくさん用意されているようです。発表されているだけでも先ほどの「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」TVシリーズ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」、ハリウッドの実写版「ガンダム」といったビッグタイトル目白押し!ファンとすればこんなに嬉しいことはない状態となっています。
さらには劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ サン・オブ・ブライト」、劇場版「Gのレコンギスタ IV」、劇場版「機動戦士ガンダムSEED」なども今後予定されています。ガンダムのメイングッズたる「ガンプラ」はもちろんそれらの作品とリンクしたキットが発売されると思いますし、過去キットのリニューアルも予定されています。
上記はほんの一部にしかすぎません。ドアンのザク他がどこに来るのか(勝手に出ると期待しています)も楽しみとして増えてきました。ENTRYGRADEモデルが2種類、特に「νガンダム」は現在建造中の福岡の「実物大νガンダム」に合わせてのことではないかと思います。ロングレンジ・フィンファンネル装備の現地限定モデルなんかも発売されないかと期待しているところです。
満を持してのMG「ドム」、「リックドム」のリニューアル、ついにRG化される「ゴッドガンダム」も今回紹介した「RG 1/144 Hi-νガンダム」他で培われた可動性能をもってすればすばらしいキットになるのではないかと思います。ガンダム・ガンプラファンは2022年が楽しみでしようがありません。それではガンプラを作りながら良いお年をお迎えください!
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