特別企画

【FAガール×ヘキサギア】理想のプラモデルを作るミキシングビルドに挑戦!【後編】

アクティブな冒険者要素を組み込んだ「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」

 「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」の塗装では、アクティブな冒険者感あるイメージで塗装してみた。アクセサリのゴーグルや肌の露出など活発なイメージで色を決めていった。

 下地として肌色部分や髪をガイアノーツの「サーフェイサー エヴォ ホワイト」、腕や足、胸などの衣装やアーマー部分はガイアノーツの「メカサフ HEAVY」で塗装する。また、塗装する前に可動分の軸パーツなどにはマスキングテープで保護をする。

胴体部分を「サーフェイサー エヴォ ホワイト」で塗装。白は隠ぺい力が低いので2、3回と重ね塗りした
大腿部も下地塗装で合わせ目が目立たなくなった
頭部の髪も成形色が映ってしまうので、重ね塗りを行なった
前腕部は「メカサフ HEAVY」で下地塗装
脚部の脛アーマーも「メカサフ HEAVY」で黒で塗装
腰の塗装済みパーツは肌色部分をマスキングで保護をしてから塗装

 下地が完了したところで、上塗りをしていく。

 頭部はガイアノーツの「蛍光ブルー」を施してから、GSI クレオスの「ネイビーブルー」をさらに重ねていく。こちらは髪のメッシュ表現などをするために「蛍光ブルー」を塗った後にマスキングテープで色分け部分を作っていく。

「蛍光ブルー」はクリアカラーのため、こちらも2、3回重ね塗りして色を付けていく
前髪部分はメッシュ表現を入れるためマスキング。「ネイビーブルー」は隠ぺい力があるので、薄く塗り重ねて毛先は残すイメージ

 肌色はGSI クレオスの「ホワイトピーチ」でベースの色を作り、「クリアーペールレッド」で血の通った色合いを入れる。

下地塗装の状態
「ホワイトピーチ」で塗装すると透明感ある肌色となる
「クリアーペールレッド」でお腹のラインなどを塗装するとグラデーションができる
大腿部の下地塗装状態
「ホワイトピーチ」で塗装
「クリアーペールレッド」でおしり周りを塗装したもの(右)。肉感の表現も上がる

 手足のアーマー部分はマスキングテープで色分けを行ないガイアノーツの「スターブライトシルバー」を塗装し、その上から「蛍光ブルー」を塗装する。

 また、パンツ部分はモールドに沿ってマスキングテープでGSI クレオスの「明灰白色」と色分けする。

脚部パーツを「スターブライトシルバー」で塗装。ギラギラとした光の反射が強いシルバーとなっている。この上から「蛍光ブルー」を塗装。2、3回塗り重ねて青色にしていく
腕部パーツも同様にマスキングテープで色分け箇所を作る

 細かい部分は「Ex-ゴールド」で筆塗。脚部、腕部の円形モールドや足先の側面を塗り、情報量を上げる。

 そして、付属の水転写デカールとタンポ印刷無しの表情パーツでオリジナルの表情パーツを作成する。

 表情パーツは肌色パーツ同様に下地に「サーフェイサー エヴォ ホワイト」、上塗りに「ホワイトピーチ」で施す。そして、目元を縦断するようにして「蛍光ブルー」を足した。

 その上から瞳の水転写デカールを張り、ウェザリングマスターでチークを入れ、唇はGSI クレオスの「ココアミルク」を入れる。

表情パーツは「ホワイトピーチ」まで塗装したらマスキングテープで色分け準備をし、「蛍光ブルー」を2、3回重ね塗り
付属の水転写デカールの①を使用。使用するデカールを切り分け、水に浸す。デカールが浮き上がったら、表情パーツに移していく。その際、クレオスの「Mr.マークセッター」を貼る箇所に事前に塗布し、しっかりと貼り付ける。余分な水分は綿棒で拭き取る
タミヤの「ウェザリングマスター《Hセット》」のピーチで頬にチークを入れる。そして、ハイライトとして「サーフェイサー エヴォ ホワイト」、口元は「ココアミルク」で筆塗する

 また、肩のパーツにも水転写デカールを貼り、仕上げにGSI クレオスの「つや消し スーパークリアーⅠⅠⅠ UVカット」でトップコートを施す。

 そして、もう一つアクセサリとしてマフラーを作成。マフラーは市販のティッシュペーパーにGSI クレオス「ハーマンレッド」を塗ったもの。「ティッシュペーパーなので破れやすいのでは?」と思うかもしれないが、塗料が乾燥するとティッシュペーパーと同等の肌触りで首に巻き付ける強度がある。

 また布とは異なり、素材が軽いのもあり表情付けをしやすいメリットもある。

ティッシュペーパーを平たい段ボールに貼り付けて、エアブラシで塗装する。一度では色が出ないので、重ね塗りが必要となる

 完成した「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」は元のカラーよりも落ち着いた色合いとなったが、ゴーグルとマフラーでアクティブな雰囲気が演出できた。

 そして、「ブイトール」と「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」を並べてバディもののようなシーンを楽しむことができる。2体のサイズ差に加え、「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」のマフラーで一層躍動感が増し、シチュエーションの幅が広がった。

 では、完成した2体を合わせてたミキシング形態を次のページで紹介していこう。

【「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」に使用した塗料】
工程使用塗料
下地ガイアノーツ メカサフ HEAVY
下地ガイアノーツ サーフェイサー エヴォ ホワイト
上塗り①GSI クレオス Mr.カラー LASCIVUS ホワイトピーチ(肌パーツ)
上塗り②GSI クレオス Mr.カラー LASCIVUS クリアーペールレッド(肌パーツ)
上塗りガイアノーツ スターブライトシルバー(アーマーパーツ)
上塗りGSI クレオス Mr.カラー ニュートラルグレー(ビキニパーツ)
上塗り①ガイアノーツ 蛍光ブルー(髪、アーマーなど)
上塗り②GSI クレオス Mr.カラー ネイビーブルー(髪パーツ)
上塗りガイアノーツ Ex-ゴールド(ゴーグルなど)
上塗りGSI クレオス Mr.カラー LASCIVUS ココアミルク(口元)
ベースGSI クレオス Mr.カラー ハーマンレッド(マフラー)
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