特別企画
【FAガール×ヘキサギア】理想のプラモデルを作るミキシングビルドに挑戦!【後編】
2023年4月19日 00:00
赤の外装が一気に存在感を引き上げるミキシング形態
「ブイトール」と「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」を合わせたミキシング形態を見ていこう。
塗装前は白の外装で巨大感やインパクトを放っていた。一方で全体的な色合いが明るいため、金属の重みを感じさせる箇所が少なく感じていた。
塗装後は赤い外装で一気に引き締まった印象となり、シルバーとゴールドで金属感ある表現と重々しさが感じられる仕上がりとなった。
アクションポーズもメリハリがつき、一挙手一投足のイメージがより鮮明になった。「ブイトール」の可動の広さはミキシング状態でもで大いに発揮。腕の動きはもちろん、脚部は「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」に装着した状態でもしっかりと動く。特に膝関節の位置はミキシング状態でも違和感のないもので、ポージングも自然な形になる。なお、ポージングの際は自立が困難のため、コトブキヤの「ニューフライングベース」を使用している。
そして、頭部のボート型の装備「イグジットスライダー」を展開すれば、簡易的な飛行能力を発動させる表現もできる。
また、塗装の際に使用した「蛍光ブルー」はブラックライトを当てることで発光する。これによってエネルギーの出力アップを視覚的に表現してみた。「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」をエネルギー炉のようにして、外装となる「ブイトール」へ伝達し、個々の状態では出しきれなかったパワーを発揮するイメージだ。
「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」は頭部をはじめ各所の発光がうまく機能したが、「ブイトール」は塗装の回数が少なくうまく発光させることができなかった。クリアーカラーなので、重ね塗りでしっかりと色を付ける必要があるようだ。
塗装を加えて、よりオンリーワンのキャラクターに仕上げることができた。しかし、塗料に対する知識不足で色の個性を潰してしまった部分もあり、実際に使ってみないとわからない部分も見えるものとなった。
しかし、今回のミキシング企画では、「この2つを合わせればカッコいいのでは?」というキットの外観に加えて、「この2体が合わさることで生まれる設定・物語」を色やオリジナルパーツで補強することができた。それぞれのキットのコンセプトを色によって引き出し、蛍光塗料で筆者が思い描く設定を視覚で表現。
それぞれ別のブランドキットながら繋がりを作り出せるのも、ミキシングならではの遊び方だ。
© KOTOBUKIYA