特別企画

【FAガール×ヘキサギア】理想のプラモデルを作るミキシングビルドに挑戦!【後編】

赤の外装が一気に存在感を引き上げるミキシング形態

 「ブイトール」と「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」を合わせたミキシング形態を見ていこう。

 塗装前は白の外装で巨大感やインパクトを放っていた。一方で全体的な色合いが明るいため、金属の重みを感じさせる箇所が少なく感じていた。

塗装前ミキシング

 塗装後は赤い外装で一気に引き締まった印象となり、シルバーとゴールドで金属感ある表現と重々しさが感じられる仕上がりとなった。

赤い外装と黒の少女。違った色ながら纏まった雰囲気に
背面も赤い装甲とプリズムブルーブラックのフレームが重厚感を醸し出す
色分けによって情報量も段違い

 アクションポーズもメリハリがつき、一挙手一投足のイメージがより鮮明になった。「ブイトール」の可動の広さはミキシング状態でもで大いに発揮。腕の動きはもちろん、脚部は「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」に装着した状態でもしっかりと動く。特に膝関節の位置はミキシング状態でも違和感のないもので、ポージングも自然な形になる。なお、ポージングの際は自立が困難のため、コトブキヤの「ニューフライングベース」を使用している。

 そして、頭部のボート型の装備「イグジットスライダー」を展開すれば、簡易的な飛行能力を発動させる表現もできる。

抜刀ポーズもしっかりと決まる
頭部の「イグジットスライダー」を展開すれば迫力ある後ろ姿に
「イグジットスライダー」の組み換えでシールド状態に
「イグジットスライダー」を両腕に装備した状態
脚部だけのミキシング。「荷電式超大型戦術刀」を振り回すアクションも映える

 また、塗装の際に使用した「蛍光ブルー」はブラックライトを当てることで発光する。これによってエネルギーの出力アップを視覚的に表現してみた。「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」をエネルギー炉のようにして、外装となる「ブイトール」へ伝達し、個々の状態では出しきれなかったパワーを発揮するイメージだ。

 「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」は頭部をはじめ各所の発光がうまく機能したが、「ブイトール」は塗装の回数が少なくうまく発光させることができなかった。クリアーカラーなので、重ね塗りでしっかりと色を付ける必要があるようだ。

ブラックライトを当てると「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」のアーマーや髪が強く反応している。「ブイトール」は足先やマニピュレーターがわずかに反応している
オリジナルの表情パーツでは顔にも発光ラインが入って、出力の違いを表現
「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」単体にブラックライトを当てた状態

 塗装を加えて、よりオンリーワンのキャラクターに仕上げることができた。しかし、塗料に対する知識不足で色の個性を潰してしまった部分もあり、実際に使ってみないとわからない部分も見えるものとなった。

 しかし、今回のミキシング企画では、「この2つを合わせればカッコいいのでは?」というキットの外観に加えて、「この2体が合わさることで生まれる設定・物語」を色やオリジナルパーツで補強することができた。それぞれのキットのコンセプトを色によって引き出し、蛍光塗料で筆者が思い描く設定を視覚で表現。

 それぞれ別のブランドキットながら繋がりを作り出せるのも、ミキシングならではの遊び方だ。

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