特別企画

美しく優美な姿を再現! 「SiXTH グリフィス(新生鷹の団)」会場で試作品を展示【threezero 2023】

【threezero in Tokyo 2023】

会期:4月29日~4月30日

時間:10時~19時まで(最終入場18時30分)

会場:
アキバCOギャラリー
東京都千代田区外神田3-16-12 アキバCOビル 1F

 threezeroでファンから特に評価の高い商品の1つとしてアニメ/コミック「ベルセルク」の「SiXTH ガッツ」がある。限定版などいくつかバージョンが出ているアクションフィギュアで、1/6スケール、30cmを超える大サイズのフィギュアシリーズだ。

 コミックからそのまま現れたような迫力のある筆使いを活かした塗装。特に「SiXTH ガッツ(狂戦士の甲冑)限定版」は血まみれのガッツを再現、鎧にべったりとこびりついた血や、剣に跳ね飛んだ血しぶきなどを細かく表現している。

シリーズ商品を一堂に展示

 このフィギュアは可動やプレイバリューも考えられており、きちんと大剣「ドラゴンころし」を構えたポーズを取ることができる上に、素顔パーツやカブトパーツを複数用意、様々な姿を再現できる「ベルセルク」ファンにはたまらないアイテムとなっている。

 今回、会場ではシリーズ最新作「SiXTH グリフィス(新生鷹の団)」の発表が行われた。展示はこれまでの関連商品と並び立つ形になっており、塗装やギミックを大きく期待させるものとなっていた。主人公ガッツの“標的”であるグリフィスは、ぜひガッツと並べたいキャラクターだ。

 グリフィスは戦場で名を知られる傭兵団「鷹の団」の団長としてガッツの前に現れる。自分の国を持ちたいというグリフィスはその美しい姿を白銀の鎧に包み鷹の団を率いて戦場を駆ける。グリフィスはガッツに対して強い執着心を抱くようになるが、ガッツはグリフィスと対等な存在になることを目指し、鷹の団を離れる。

 動揺したグリフィスはミッドランド国で王女シャルロットを拐かしてしまい、捕らえられ凄まじい拷問を受ける。廃人同然となったグリフィスだが、自分を救出してくれたガッツと鷹の団を生け贄に捧げ、絶対的な超越者ゴッドハンドの1人フェムトとなる。グリフィスは新しい肉体を得て「新生・鷹の団」を結成。超自然的な存在・使徒のみならずその圧倒的なカリスマで多数の人民を従え、この世界に新しい秩序を打ち立てるために活動していく……。

「SiXTH グリフィス(新生鷹の団)」は今回無彩色の試作品を展示
カブトの下もきちんと造型されている。素顔パーツにも期待したい

 グリフィスは「ベルセルク」におけるもう1人の主人公と言える存在である。「SiXTH グリフィス(新生鷹の団)」は圧倒的なカリスマで多くの人民や超自然的存在の上に君臨する神々しいグリフィスの姿を再現したフィギュアとなる。

 フィギュアはマントとヘルメットをかぶった姿だが、ヘルメットの下の顔もしっかりと造型されている。ガッツ同様ヘルメットを外した素顔パーツが付属するのか、今回はまだ未発表とのことだ。

 鎧には鷹をイメージした意匠が見られ、ゴッドハンドのフェムトのイメージも感じさせる。マントは表と裏で違う布を縫い合わせた豪華で優美なイメージを持つ物となりそうだ。細身の体を包む鎧は関節で分割され、可動も大いに期待できそうである。布で覆った素体の上に鎧パーツをかぶせることで、フィギュアとして自然な関節表現を意識している。

鎧には鷹の意匠があちこちに
可動範囲も期待できそうだ。細身の剣の造型も注目
優美なマントの表現

 そしてやはり期待がかかるのは塗装表現だろう。ガッツは血まみれだが、グリフィスはどのように表現されるか。ガッツと対をなすような美しく清廉な、その冷酷な内面が一層印象的になるような塗装表現とはどのようなものになるのか? 今回、あえて無塗装の試作品だからこそ期待は多いに高まる。

 また、ガッツのフィギュアに関しても非常に人気が高いだけに再販も希望したいところだ。今後の情報を待ちたい。

狂戦士の鎧を纏ったガッツの姿
血まみれ姿の限定版は特に塗装の力の入りようが凄まじい
剣にもべったりと血の塗装が
関連商品も魅力的だ。再販も期待したい