特別企画
トミカ歴代名車コレクション 004「ダイハツ ミゼット」005「いすゞ ボンネットバス」
2023年8月8日 00:00
レトロさ満載の乗合自動車「いすゞ ボンネットバス」
- 発売日:2023年7月25日
- 価格:1,969円(税込)
- スケール:1/110(全長約76㎜)
- アクション:サスペンション
【いすゞ ボンネットバス】
なんともレトロなスタイル!ボンネットバスはいすゞ自動車が1947年から1970年に製造・販売していた乗合自動車(バス)で、実際の名称は“いすゞ・BX(いすゞ・ビーエックス)”といいます。
現在のバスは運転席がエンジンの上にある“キャブオーバー”と言われるスタイルですが、ボンネットバスは運転席の前にぼこんとエンジンルームが飛び出しているスタイルです。日本の昭和中期を描いた映像作品に登場することでその存在を知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その特徴的なボディは金産自動車工業というメーカーによるもので、同社は戦後に航空機製造の技術を生かしてバスボディの製造を開始しました。その後帝国自動車工業と合併し日野車体工業株式会社になっていきます。戦後の技術をもってクルマ作りをするメーカーはいくつもあり、有名なところではスバル(富士重工業)も同様に航空機メーカーの“中島飛行機”が源流です。とても歴史を感じさせるストーリーですね。
それでは「いすゞ ボンネットバス」のトミカ歴代名車コレクション版を見ていきましょう。特徴的なフロントエンジンバスのエンジンルームが飛び出していてとても愛嬌があるボディを見事に再現しています。トミカの中でもバリエーションが多い車種でもありコレクターにもうれしいこの歴代名車コレクションでしか手に入れられないネイビーとオフホワイトによるツートンのカラーリングが特徴です。
トミカは各部形状からBX341型がモチーフとなっているようです。現代のバスはフロントからリアにかけてフラットなラインで構成されますが、エンジンフードを持つこのタイプはボンネットの部分から運転席にかけてゆるやかなアールを描いて客席の方へフラットに伸びていきます。ガラスを表現する内部のクリアーパーツもそのアールを細かく表現しています。左側通行のバスだけにボディの左側にのみ乗降ドアがあり、左右に存在する多数の窓もばっちり再現しています。
ホイールはトミカ一般車向けの台形5穴のクロームメッキ版です。そして歴代名車コレクションシリーズ共通のポイントは“クロームメッキ化”されたシャーシがメッキバンパーにもなっていてとても印象がいいです。ナンバーフレームまでも表現されていてその中には“BUS”の刻印がされていて楽しいアレンジとなっています。
このトミカのアクションはサスペンションです。一般的なトミカの中ではロングボディな車種でタイヤの前後ホイールベースはロングで左右トレッドは狭くなっています。そのキャラクターもあってボディを押すと前後どちらかのサスペンションが動くイメージです。一般的なトミカなら前後同時に沈むのでホイールベースの違いを楽しむことができます。
トミカの世界で遊んでみよう!
トミカタウンやトミカワールドは手軽にトミカが走る情景を作り出すことができるシリーズです。
毎月発売されるトミカや歴代名車コレクションと組み合わせて自分だけの特別な情景や街をつくってみましょう!
次のラインナップはこちら!
2023年8月発売予定のラインナップは006「マツダ コスモ スポーツ」と007「ブルーバード SSS クーペ」です。どちらも1967年頃に登場したスポーツカーで、日本の高度成長期を象徴するかのような2車種です。コスモスポーツはロータリーエンジンのデビュー、ブルーバードはサファリラリー優勝と日本のクルマの素晴らしさを見せつけたクルマでもあります。
(C) TOMY 「トミカ」は株式会社タカラトミーの登録商標です。