特別企画

【無限邂逅メガロマリア】漆黒の武者姿にドレスアップ。作例「プリンシパル/夜香蘭」を作ってみた

冷たい黒に赤の光を宿した「プリンシパル/夜香蘭」

 完成した「プリンシパル/夜香蘭」は、筆者が想像していた以上に黒一色という印象となった。偏光パール部分は光沢仕上げ、黒部分は半光沢仕上げで質感の違いがでて、見ごたえのある姿となった。

 全体が黒となっているので、ゴールドや蛍光レッドが映え、光沢ある質感もマッチしている。また、腰の日本刀や肩の大袖、額のパーツ、そして両腰のパーツで和風感が演出できた。

 背面も長い髪やラジエートフィンで存在感ある後ろ姿が完成した。

元の「プリンシパル」のライトな雰囲気から一気にダークな印象に
ウィッグが長いので後ろ姿も存在感抜群
フェイスパーツも瞳のパーツにも蛍光塗料を流し込んでいるため、強い目力に鋭い口元、飛び出した角とまるで鬼のよう
大袖は部分塗装をしつつ半光沢仕上げ
手首のパーツの指先にも蛍光塗料を筆塗。手首のアーマーもパイルによってボリューミー
骨子部分はゴールドで有機的ながら金属感ある仕上がり
ラジエートフィンはシルバーが目立ち、機械的に映る
ウィッグも髪の毛らしい繊細な流れを表現できた
足も光沢仕上げで美しい脚線美を強調

 可動も柔軟で様々なアクション表現が可能。

 「プリンシパル/夜香蘭」では日本刀による斬撃や抜刀の表現が楽しい。腰の入った抜刀や刀を振るう力強さはもちろん、疾走感ある滑らかなポーズも決まる。

腰だめの抜刀姿勢
蹴り上げのアクションも可能
刀を抑えて駆け出す動きもできる
パイルによる近接戦アクション
柔軟な可動で刀の構えも自由自在
ウィッグも角度を変えれば風になびくようなディスプレイができる
ラジエートフィンを展開し、リミッター解除的な演出も
座った姿勢も取ることができる

 そして、各部に施した蛍光塗料によるブラックライトの反応で、暗がりの中で浮かび上がる怪しくも惹かれる演出となる。

 各所の発光反応で通常とは違うエネルギーが迸るような表現ができた。フェイスパーツも感情的な色合いや視線もはっきりとして、威圧感のある雰囲気となっている。

ブラックライトを当てると蛍光レッドが反応
表情もよりくっきりと現れる

 最後に「創彩少女庭園」シリーズと合わせた撮影したものも紹介。筆者が想定したのは変身ヒーロー。主人公が「プリンシパル/夜香蘭」に変身、あるいは一部分だけ力を開放するなどブンドドの幅も広がる。

右腕と刀だけを顕現させた状態
「プリンシパル/夜香蘭」への‟変身”シーンをイメージ

 以上、「プリンシパル」のドレスアップ企画をお送りしてきた。

 すらっとしたスタイルのいい「プリンシパル」を活かしつつ、和風のドレスアップができた。人間とメカの中間という造形で塗装によって硬質なアーマー、服のような柔らさと質感の違いを出すことで、他にはない個性も出すことができる。また、布系の素材も馴染み、幅広い可動を妨げず相性もいい印象だ。

 今回は人間よりの作例だったが、箇所にある3mmの軸受けを利用して武装を盛り込むことも可能だ。可動の広さもあって、装備した武装を扱うアクション表現も楽しめる。